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2023.05.16 櫻井 英明

明日は今日の中にある

NTTが6月30日を基準日として1株を25分割します。
12日終値が4108円だから25分割すると1株104.3円。
売買は100株単位。
購入最低金額は41万8000円→1万430円という計算になります。
3月末の同社の株主は約66万人。
でも60歳以上の高齢者が多いため分割で若い人が投資しやすくするというのが目的のひとつ。
悪いことではありません。
市場参加への壁は低くなります。
ただ格言は「買いにくい株は高く、買いやすい株は安い」。
この格言をひっくり返す動きになるかどうか。
一つの試金石となることでしょう。
証券会社にしてみれば手間ばかり増加。
薄利多売にならざるを得ないでしょう。
でも米国のように小額投資が増えて常識になってほしいという気がします。

先日伺ったある経営トップの言葉。

経営で考えている3つのことがあります。
(1)他人の真似ではなく世の中にないことを生み出す
(2)世界に必要なものを提供する
(3)人々から感謝され喜ばれること

簡単ですが相当難しいこと。
それでもこれに向かって半世紀以上戦ってきたといいます。
今更SDGsなど言われなくたって行ってきたということ。
その先にあるのは日本が世界のけん引車になることとも。
そして「経営と投資は一緒です。
この3つのことを考えることです」。
素晴らしいのはバフェットさんだけではありません。
現実に日本にも存在しています。

「明日は今日の中にある」。
水曜後場の実況をしながらふと脳裏に浮かびました。
今日発表された決算や今日起こった事件が明日の活字や映像となるのは自明の理。
だから明日の材料は今日のうちに発表済みということ。
また、「相場はニュースを食べて成長する」という言葉もあります。
実際は「ニュースは相場によって優先順位と解釈が変わる」というのも現実。
だからいたずらにスケジュールを追うのは徒労でもあります。
実はニュースへの熟慮が重視されなければならないのでしょう。

昨日は「持たざるリスク」などと言っていたのに今日は「CPIを控えてのポジション調整」。
そして機関投資家にしか関係ない「持たないリスク」。
個人投資家にはほとんど遭遇しない「ポジション調整」。
刹那的な解釈の横行。
「船株は売るべきか持っているべきか」。
この答えを出してあげることの方がよほど役に立ちそうです。

以下は今朝の場況。

「SOX指数は79ポイント(2.68%)高」

週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反発。
NYダウは6日ぶりに反発。
イエレン米財務長官が債務上限問題を巡る交渉について「進展している」との認識を示したことを好感。
市場の過度な警戒が和らぎ、主力株の一部に買いが入った。
ただ一時140ドル超下落した場面もあった。
メタ・プラットフォームズが2%超上上昇。
ウエスタンデジタルが11.26%急騰。
日本のキオクシアホールディングスとの合併協議が加速したたことを好感。
パイプライン運営のワンオークが9.06%下落。
一方、連邦債務の上限引き上げを巡る交渉は継続。
ニューヨーク連銀製造業景況感指数は42.6ポイント低下しマイナス31.8に悪化。
市場予想のマイナス3.75も大幅に下回った。
「景気指標の内容が悪ければ誰もがリセッション(景気後退)について懸念し始める」という見方だ。
FF金利先物市場では、年末までに約0.70%の利下げが決定されるとの見方。
10年国債利回りは3.507%。
2年国債利回りは4.010%。
ドル円は136円台前半。
WTI原油先物6月限は前日比1.07ドル(1.53%)高の1バレル=71.11ドル
SKEW指数は138.18→140.26→138.57。
前日は昨年4月22日以来の140ポイント台だった。
恐怖と欲望指数は579→59(3月15日が22)。

週明けのNYダウは47ドル(0.14%)高の33348ドルと6日ぶりに反発。
高値33400ドル、安値33161ドル。
サイコロは3勝9敗。
騰落レシオは92.54%(前日92.54%)。
NASDAQは80ポイント(0.66%)高の12365ポイントと反発。
高値12376ポイント、安値12263ポイント。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは92.50%(前日91.52%)。
S&P500は12ポイント(0.30%)高の4136ポイントと3日ぶりに反発。
高値4141ポイント、安値4110ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは100.82%(前日101.24%)。
ダウ輸送株指数は63ポイント(0.46%)高の13846ポイントと6日ぶりに反発。
SOX指数は79ポイント(2.68%)高の3052ポイントと3日ぶりに反発。
VIX指数は17.12と上昇。
NYSE出来高は8.44億株(前日8.23株)。
3市場合算出来高は90.6億株(前日93.3億株、直近20日平均は111億株)。
シカゴ225先物円建ては大証日中比200円高の29870円。
ドル建ては大証日中比210円高の29880円。
ドル円は136.11円。
10年国債利回りは3.507%。
2年国債利回りは4.010%。

「新高値銘柄359銘柄で9日連続3ケタ。」

週明けの日経平均は寄り付き159円高。
終値は238円(△0.81%)高の29626円と3日続伸。
2021年11月以来1年半ぶりの高値水準。
4月28日は28459円→28499円にマド。
5月1日は28879円→29016円にマドで2空。
15日は29426円→29476円にマド。
日足は3日連続で陽線。
5月オプションSQ値は29235円28銭なので2勝。。
TOPIXは18.46ポイント(△0.24%)高の2114ポイントと続伸。
TOPIXは21年9月以来の高値。
21年9月14日終値が2118ポイント。
あと4ポイントでコロナ後高値を上抜く。
TOPIXコア30は1035ポイント。
2007年10月以来15年ぶりの高値を更新。
プライム市場指数は9.51ポイント(△0.88%)高の1088.20と続伸。
東証マザーズ指数は1.80ポイント(△1.80%)高の749.50と反発。
プライム市場の売買代金は3兆1715億円(前日は3兆9568億円)。
値上がり1166銘柄(前日1031銘柄)。
値下がり620銘柄(前日737銘柄)。
新高値359銘柄(前日246銘柄)。
9日連続で3ケタ。
2月24日→3月9日までの10日以来の記録。
新安値45銘柄(前日49銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは139.34(前日125.48)。
NTレシオは14.01倍(前日14.02倍)。
2日連続で14倍台。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
TOPIXは7勝5敗で58.33%。
マザーズ指数は6勝6敗で50.00%。
上向きの25日線(28598円)からは△3.59%(前日△3.02%)。
22日連続で上回った。
上向きの75日線は27938円。
35日連続で上回った。
上向きの200日線(27636円)からは△7.20%(前日△6.39%)。
33日連続で上回った。
上向きの5日線は29301円。
9日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.555(前日▲12.006%)
買い方▲8.110%(前日▲8.309%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.713%(前日▲8.229%)。
買い方▲22.810% (前日▲22.777%)。
空売り比率は40.1%(前日40.6%、41日連続で40%超)
空売り規制なしの銘柄の比率6.4%(前日7.0%)。
日経VIは16.09(前日15.78)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄のPERは14.51倍(前日14.49倍)。
前期基準では13.84倍。
EPSは2041円(前日2027円)。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.24倍(前日1.25倍)。
BPSは23701円(前日23700円)。
10年国債利回りは0.405%(前日0.380%)。
日経平均の予想益回りは6.89%。
予想配当り利回りは2.10%。
プライム市場の予想PERは15.10倍。
前期基準では14.62倍。
PBRは1.23倍。
プライム市場の予想益回りは6.61%。
配当利回り加重平均は2.38%。
プライム市場の単純平均は15円高の2513円。
プライム市場の売買単価は2189円(前日2377円)。
プライム市場の時価総額は757兆円(前日751兆円)。
ドル建て日経平均は217.57(前日218.13)と3日ぶりに反落。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比200円高の29870円。
高値29905円、安値29475円。
大証先物夜間取引終値は大証日中190円高の29860円。
気学では「相場の分岐をみる日。足取りにつくが良い」。
水曜は「波乱激しく人気に逆行して動く日」。
木曜は「買い方針。大相場のスタートとなる」。
金曜は「吹き値売りの日、但し安値にあれば小戻しする」。
ボリンジャーのプラス1σが29156円。
プラス2σが29714円。
プラス3σが30273円。
週足ボリンジャーのプラス2σが29810円。
4月21日の週からプラス2σでバンドウオーク中。
プラス3σが30566円。
月足陽線基準は29123円。
15日に水星は順行に戻った。
アノマリー的には「株安の日」そして「変化日」。
水曜は「上げの特異日」。

《今日のポイント5月16日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反発。
   NYダウは6日ぶりに反発。
   10年国債利回りは3.507%。
   2年国債利回りは4.010%。
   ドル円は136円台前半。
   SKEW指数は138.18→140.26→138.57。
   前日は昨年4月22日以来の140ポイント台だった。
   恐怖と欲望指数は579→59(3月15日が22)。

(2)ダウ輸送株指数は63ポイント(0.46%)高の13846ポイントと6日ぶりに反発。
   SOX指数は79ポイント(2.68%)高の3052ポイントと3日ぶりに反発。
   VIX指数は17.12と上昇。
   NYSE出来高は8.44億株(前日8.23株)。
   3市場合算出来高は90.6億株(前日93.3億株、直近20日平均は111億株)。
   シカゴ225先物円建ては大証日中比200円高の29870円。

(3)プライム市場の売買代金は3兆1715億円(前日は3兆9568億円)。
   値上がり1166銘柄(前日1031銘柄)。
   値下がり620銘柄(前日737銘柄)。
   新高値359銘柄(前日246銘柄)。
   9日連続で3ケタ。
   2月24日→3月9日までの10日以来の記録。
   新安値45銘柄(前日49銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは139.34(前日125.48)。
   NTレシオは14.01倍(前日14.02倍)。
   2日連続で14倍台。
   サイコロは9勝3敗で75.00%。
   
(4)上向きの25日線(28598円)からは△3.59%(前日△3.02%)。
   22日連続で上回った。
   上向きの75日線は27938円。
   35日連続で上回った。
   上向きの200日線(27636円)からは△7.20%(前日△6.39%)。
   33日連続で上回った。
   上向きの5日線は29301円。
   9日連続で上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.555(前日▲12.006%)
   買い方▲8.110%(前日▲8.309%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.713%(前日▲8.229%)。
   買い方▲22.810% (前日▲22.777%)。

(6)空売り比率は40.1%(前日40.6%、41日連続で40%超)
   空売り規制なしの銘柄の比率6.4%(前日7.0%)。
   日経VIは16.09(前日15.78)。
   2月16日の安値は14.63。

(7)日経平均採用銘柄のPERは14.51倍(前日14.49倍)。
   EPSは2041円(前日2027円)。
   11月15日の過去最高準は2238円。
   225のPBRは1.24倍(前日1.25倍)。
   BPSは23701円(前日23700円)。
   10年国債利回りは0.405%(前日0.380%)。

(8)プライム市場の単純平均は15円高の2513円。
   プライム市場の時価総額は757兆円(前日751兆円)。
   ドル建て日経平均は217.57(前日218.13)と3日ぶりに反落。

(9)ボリンジャーのプラス1σが29156円。
   プラス2σが29714円。
   プラス3σが30273円。
   週足ボリンジャーのプラス2σが29810円。
   4月21日の週からプラス2σでバンドウオーク中。
   プラス3σが30566円。
   月足陽線基準は29123円。
   15日に水星は順行に戻った。
   アノマリー的には「株安の日」そして「変化日」。
   水曜は「上げの特異日」。

今年の曜日別勝敗(5月15日まで)

月曜12勝6敗
火曜13勝4敗
水曜10勝8敗
木曜9勝8敗
金曜13勝5敗
(櫻井)