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2022.01.11 櫻井 英明

ジブリなんて関係ない

大発会の鈴木俊一財務大臣、金融担当大臣のあいさつ。
久々の大発会実況担当だったのでじっくりと聞きました。
感じたのは「資本市場は日本経済の礎」ということ。
新しい資本主義にとって資本市場は必要不可欠。
自立的な経済成長のためにも資本市場は必要不可欠。
脱炭素にしても市場の応援が必要だということ。
そして官民一体となっての経済対策進行も求められています。
その途中にあるのは「Beyondコロナ」。
原稿を見ながらの演説でしたが、何か違いを感じたのは気のせいではないでしょう。
たぶん静かなブレインの変化という地殻変動が起こっているはず。
池田内閣における下村治氏のようなブレないブレインの登場があるべきです。
政商的がマントを纏ったような学術的政策ではなく、本来の学者の理論と政策が欲しいところ。
そういう意味では旧態依然とした政府諮問機関も淘汰の流れ。
新たなものが作られ始めている印象です。

隠れ蓑的に表目上を飾ってきたESGやSDGs。
「今だけ・金だけ・自分だけ」の米国的発想を浄化させたような気もしてきます。
脱炭素も再生エネルギーもその本質は「自分だけ」。
「持続的」の言葉で美化されるから興味深いもの。
学者さんの口車に乗っていれば安心というのが全く逆。
カネの匂いに敏感が学者さんの唱える説を簡単に信じてしまう傾向。
ここに市場と投資家の弱さがあるのでしょう。

重要なのは大所高所の視点に煙を巻かれないこと。
曖昧模糊とした国家規模でものごとを論じることを好きな人は多いです。
しかし所詮対抗案のない曖昧模糊とした言葉の遊びみたいなもの。
床屋さんを待ちながら経済や政治を論じた「床屋政談」みたいなもの。
時間と言葉の無駄に付き合わず、具体を求めていく姿勢が欲しくなってきます。
「今、何が起きているのか」。
「その結果何が起きるのか」。
「だったらどう対応すれば良いのか」。
「必要、未来、強さ」の「ヒミツの法則」同様に常に考えたいことです。
そして「わかったつもり」を排除してトコトン「現場を想像し、本質を理解すること」。
これが寅年のテーマと考えています。
そして・・・。
「主人公は変遷しても相場は永遠に続くもの」。
ファウストのように悪魔的に真理を求め続ける存在が相場でもあります。

《大発会ストップ高銘柄》

1439 東証JQS  安江工務店
1789 東証JQS  ETSホールディングス
3189 東証JQS  ANAP
4667 東証JQS  アイサンテクノロジー
4888 マザーズ  ステラファーマ
5704 マザーズ JMC
5817 東証2部  JMACS
5922 東証2部  那須電機鉄工
6265 東証JQS  コンバム
7254 東証2部  ユニバンス
7369 マザーズ  メイホーホールディングス

東京・豊洲市場(江東区)で初競り。
注目の生のホンマグロでは211キロの青森・大間産がキロ当たり最大値の8万円で落札。
1本で1688万円。
昨年12月30日に大間港「第38大運丸」が釣り上げた大物。
競り落としたのは昨年同様に仲卸のやま幸(ゆき)とミシュラン星印「おのでら」でした。

山形県天童市で「サクランボ」の初競りで500グラムの佐藤錦が100万円。
昨年も500グラムが過去最高の100万円でした。
1粒当たり「14706円」。
東京の大田市場では2021年の100万円を上回る500グラムに120万円。
キロ当たりに換算すると240万円。
マグロの初競りはキロ8万円だったからサクランボの勝ちという格好。
因みにズワイガニの最高品質ブランド「五輝星(いつきぼし)」は50万円。
それでもキロ当たりではマグロやさくらんぼよりも高価。
2020年の過去最高値(500万円)の10分の1でした。

《マグロ値の初競り値の推移》

2001年 2020万円(202キロ、キロ10万円)
2002年 280万円(215キロ、キロ1.3万円)
2003年 638万円(228キロ、キロ2.8万円)
2004年 393万円(151キロ、キロ2.6万円)
2005年 585万円(234キロ、キロ2.5万円)   
2006年 469万円(293キロ、キロ1.6万円)
2007年 413万円(207キロ、キロ2万円)
2008年 607万円(276キロ、キロ2.2万円)
2009年 960万円(128キロ、キロ7.5万円)久兵衛
2010年 1628万円(233キロ、キロ7万円) 久兵衛
2011年 3249万円(342キロ、キロ9.5円)久兵衛
2012年 5649万円(269キロ、キロ21万円)喜代村
2013年 1億5540万円(222キロ、キロ70万円)喜代村
2014年 736万円(230キロ、キロ3.2万円)喜代村
2015年 435万円(180キロ、キロ2.4万円)喜代村
2016年 1400万円(200キロ、キロ7万円)喜代村
2017年 7420万円(212キロ、キロ35万円)喜代村
2018年 3645万円(405キロ、キロ9万円)おのでら
2019年 3億3360万円(278キロ、キロ120万円)喜代村(すしざんまい)
2020年 1億9320万円(276キロ、キロ70万円)喜代村(すしざんまい)
2021年 2084万円(208キロ、キロ10万円)やま幸(おのでら)
2022年 1688万円(211キロ キロ8万円) やま幸(おのでら)

TOPIXコア30は14年3か月ぶりの高値水準を回復しました。
以下はTOPIXコア30の構成銘柄。

3382 セブン&アイ・ホールディングス
4063 信越化学工業
4452 花王
4502 武田薬品工業
4503 アステラス製薬
4568 第一三共
6098 リクルートホールディングス
6273 SMC
6367 ダイキン工業
6501 日立製作所
6594 日本電産
6758 ソニーグループ
6861 キーエンス
6954 ファナック
6981 村田製作所
7203 トヨタ自動車
7267 本田技研工業
7741 HOYA
7974 任天堂
8001 伊藤忠商事
8031 三井物産
8035 東京エレクトロン
8058 三菱商事
8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ
8316 三井住友フィナンシャルグループ
8411 みずほフィナンシャルグループ
8766 東京海上ホールディングス
9432 日本電信電話
9433 KDDI
9984 ソフトバンクグループ

報道を見ても・・・。
先日の日経朝刊トップは「インターネット通信の安全を支える暗号方式が初めて大きく変わる」。
米国立標準研究所(NIST)は月内にも新たな方式を選定。
2024年までに企画を固める。
候補はNTT(9432)などが関与する4方式。

あるいはソニーG(6759)。
電気自動車(EV)事業に参入する検討に入った。
新会社「ソニーモビリティ」を設立。

一方でトヨタ(7203)。
米国での新車販売でGMを抜いて初のトップに立った。
しかも車のOSの自社規格を開発の方向。

大きな流れに見えないフリして、些末にこだわってはいけないようです。

週末の金曜ロードショーは「千と千尋の神隠し」。
今週金曜は「紅の豚」。
スタジオジブリが続きます。
21日は大泉・小栗の「新釈三國志」。
さすがスタジオジブリのアノマリーは消えました。

以下は今朝の場況。

「NASADQは反発」

週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
NYダウとS&P500は続落ながら日中安値からは大きく戻す展開。
NASDAQ総合は一時2%超下落。
前回高値から10%以上下落し200移動平均線を割り込んだ。
ただ引け際にプラ転し5日ぶりに小幅反発。
「下落幅を大きく縮小したのは一部の投資家が安値拾いの買いを入れたから」との解釈。
「グロース(成長)株からバリュー株への資産再配分を行ってきた市場の大手プレーヤー。
テクノロジー銘柄にしか興味のない個人投資家の間での綱引きだ」という見方もある。
小型のラッセル2000指数は0.40%安。
ゴールドマン・サックスは「FRBは今年4回利上げ」と予想。
3月、6月、9月の3回の予想に12月を追加し計4回とした。
JPモルガン・チェースのダイモンCEOのコメント。
「米経済は高インフレを引き起こしている。
FRBは今年4回以上の利上げを実施する必要があるかもしれない」。
10年債利回りは7日連続で上昇。
18年4月(8営業日連続)以来の長さ。
先週1週間の上昇は週間の上昇として19年9月以来最大だった。
FRBの利上げペースの見通しが引き上げられたことからドルは主要通貨に対し上昇。
11月の卸売在庫(確定値)は市場予想の1.2%に対し1.4%。
ニューヨーク連銀月次調査で消費者の1年先のインフレ期待中央値が6.0%、3年先は4.0%。
10年国債利回りは1.755%。
一時1.8%台まで上昇した。
2年国債利回りは0.898%。
ドル円は115円台前半。
WTI原油2月物は0.67ドル(0.85%)安の1バレル=78.23ドル。
ビットコインは1.3%安の4万1346.71ドル。
SKEW指数は140.77→139.14→139.24。
恐怖と欲望指数は53→49。

週明けのNYダウは162ドル(0.45%)安の36068ドルと4日続落。
高値36175ドル、安値35639ドル。
NASDAQは6ポイント(0.05%)高の14942ポイントと5日ぶりに反発。
高値14953ポイント、安値1430ポイント。
S&P500は6ポイント(0.14%)安の4670ポイントと5日続落。
高値は4707ポイント、安値は4662ポイント。
ダウ輸送株指数は250ポイント(1.54%)安の16018ポイントと続落。
SOX指数は0.24%高の3805ポイントと反発。
VIX指数は19.40と上昇。
3市場の売買高は121.5億株(前日102.1億株、過去20日平均は105.5億株)。
225先物CME円建ては大証日中比265円安の28185円。
ドル建ては大証日中比220円安の28230円。
ドル円は115.20円。
10年国債利回りは1.755%。
一時1.8%台まで上昇した。
2年国債利回りは0.898%。

「10年国債利回りは0.130%」

週末の日経平均は寄り付き224円高。
一時300円超上昇。
終値は9円(▲0.03%)安の28478円と小幅続落。
日中値幅は500円を超えた。
日足は2日連続で陰線。
ファーストリテが11日続落で一時2020年8月以来およそ1年4カ月ぶりの6万円割れ。
PERはなお35倍台。
TOPIXは0.07%安と反落。
東証マザーズ指数は0.14%高と5日ぶりに反発。
4日続落での下落率は12%。
上昇率0.12%ながら長い下ヒゲ。
日経ジャスダック平均は0.22%安と3日続落。
新興市場の昨年来安値は148銘柄。
東証1部(129銘柄)よりも多い。
東証1部の売買代金は3兆128億円(前日3兆1334億円)。
値上がり853銘柄(前日138銘柄)。
値下がり1218銘柄(前日2012銘柄)。
新高値24銘柄(前日20銘柄)。
新安値129銘柄(前日91銘柄)。
騰落レシオは104.84(前日108.833)。
NTレシオは14.27倍(前日14.27倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
上向きの25日線(28599円)からは▲0.42%(前日▲0.31%)。
2日連続で下回った。
下向きの75日線は28937円。
2日連続で下回った。
下向きの200日線(28814円)からは▲1.17%(前日▲1.16%)。
2日連続で上回った。
下向きの5日線(28878円)から▲1.38%。
2日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.803%(前日▲13.356%)。
買い方▲10.514% (前日▲10.632%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△6.589%(前日△6.684%)。
昨年4月21日が△6.830%。
買い方▲30.666% (前日▲30.719%)。
昨年12月17日が▲30.994%。
空売り比率は47.8%(前日45.8%、7日連続で40%台)。
空売り規制なしの比率は9.4%(前日9.7%)。
日経VIは20.13(前日21.00)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.96倍(前日13.94倍)。
2日連続13倍台。
前期基準では19.28倍。
EPSは2040円(前日2043円)。
225のPBRは1.28倍。
BPSは22248円(前日22431円)
日経平均の益回りは7.16%。
10年国債利回りは0.130%。
東証1部全銘柄だと予想PERは13.96倍。
前期基準では18.93倍。
PBRは1.29倍。
東証1部単純平均株価は8円安の2334円。
東証1部売買単価は2337円(前日2487円)。
東証1部時価総額は735兆円(前日736兆円)。
ドル建て日経平均は245.70(前日245.82)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比265円安の28185円。
高値28560円、安値27860円。
週末の大証先物夜間取引終値は日中比40円安の28410円。
気学では「前週来の波動について駆け引きせよ」。
水曜は「人気に逆行して前後場歩調を変える日」。
木曜は「目先転換注意日」。
金曜は「前日来の仕成りに変化を見せることあり」。
ボリンジャーのプラス1σが28990円。
プラス2σが29381円。
マイナス1σが28207円。
マイナス2σが27816円。
一目均衡の雲の上限が28958円。
下限が28738円。
2日連続で雲の下。
勝手雲の上限は28576円。
下限が29329円。
7日連続で勝手雲の上。
RSIが42.96(前日60.29)。
RCIが63.19(前日77.24)。
アノマリー的には「天赦日、一粒万倍日」。

東証投資主体別売買動向(年間)2021年、
海外投資家4年ぶり買い越し(3432億円)
個人10年ぶり買い越し(2811億円)

《今日のポイント1月11日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
   NYダウとS&P500は続落ながら日中安値からは大きく戻す展開。
   NASDAQ総合は引け際にプラ転し5日ぶりに小幅反発。
   10年国債利回りは1.755%。
   一時1.8%台まで上昇した。
   2年国債利回りは0.898%。
   ドル円は115円台前半。
   SKEW指数は140.77→139.14→139.24。
   恐怖と欲望指数は53→49。

(2)ダウ輸送株指数は250ポイント(1.54%)安の16018ポイントと続落。
   SOX指数は0.24%高の3805ポイントと反発。
   VIX指数は19.40と上昇。
   3市場の売買高は121.5億株(前日102.1億株、過去20日平均は105.5億株)。
   225先物CME円建ては大証日中比265円安の28185円。

(3)東証1部の売買代金は3兆128億円(前日3兆1334億円)。
   新高値24銘柄(前日20銘柄)。
   新安値129銘柄(前日91銘柄)。
   騰落レシオは104.84(前日108.833)。
   NTレシオは14.27倍(前日14.27倍)。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。

(4)上向きの25日線(28599円)からは▲0.42%(前日▲0.31%)。
   2日連続で下回った。
   下向きの75日線は28937円。
   2日連続で下回った。
   下向きの200日線(28814円)からは▲1.17%(前日▲1.16%)。
   2日連続で上回った。
   下向きの5日線(28878円)から▲1.38%。
   2日連続で下回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.803%(前日▲13.356%)。
   買い方▲10.514% (前日▲10.632%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△6.589%(前日△6.684%)。
   昨年4月21日が△6.830%。
   買い方▲30.666% (前日▲30.719%)。
   昨年12月17日が▲30.994%。

(6)空売り比率は47.8%(前日45.8%、7日連続で40%台)。
   空売り規制なしの比率は9.4%(前日9.7%)。
   日経VIは20.13(前日21.00)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.96倍(前日13.94倍)。
   EPSは2040円(前日2043円)。
   BPSは22248円(前日22431円)
   日経平均の益回りは7.16%。
   10年国債利回りは0.130%。

(8)東証1部単純平均株価は8円安の2334円。
   東証1部時価総額は735兆円(前日736兆円)。
   ドル建て日経平均は245.70(前日245.82)。

(9)ボリンジャーのプラス1σが28990円。
   プラス2σが29381円。
   マイナス1σが28207円。
   マイナス2σが27816円。
   一目均衡の雲の上限が28958円。
   下限が28738円。
   2日連続で雲の下。
   勝手雲の上限は28576円。
   下限が29329円。
   7日連続で勝手雲の上。
   RSIが42.96(前日60.29)。
   RCIが63.19(前日77.24)。
   アノマリー的には「天赦日、一粒万倍日」。

今年の曜日別勝敗(1月7日まで)

月曜0勝0敗
火曜1勝0敗
水曜1勝0敗
木曜0勝1敗
金曜0勝1敗(櫻井)。