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2022.10.04 櫻井 英明

「リ」

日経平均の9月月中平均は27418.98円。
TOPIXの月中平均は1922.22ポイント。
「ドキドキハラハラ(ちむどんどん)から、
『舞い上がれ〜』にNHK朝の連続テレビ小説も変わります」と市場関係者。
そして直近の火曜が4連勝、水曜が5連敗。

日経1面では「リスキリングに1兆円」の見出し。
一瞬「リスキング」著見間違えたがスキルに「リ」を付けただけのこと。
日本語にすれば「再教育」。
広告面では「日経リスキリングサミット」の広告。
符号はあっているようです。
それにして「リ」が好きな社会になってきました。
でも「リ」では過去を上回れる気がしません。
単に戻るだけで良いのかという疑問も残ります。
興味深いのは「リオープン」という言葉。
経済再開という意味で使われているのでしょう。。
しかし証券市場では「国債を発行する際、既発債と同じ利率、元利払い期日を設定し、同一の回号を付すこと。
その国債を既発債と同一銘柄として取り扱うための方式。
同一銘柄の国債の発行量を増やすことで、市場の流動性向上が期待できる。
2001年3月から導入された」。
言葉の意味は厳密に使うと会話が成り立たなくなるかも知れません。
逆にこの曖昧模糊さが良いのかも・・・。

「カッコよい」と思うのが企業の会社説明書。
アルファベットとカタカナに彩られ美しい体裁のものばかり。
ただ、それで本当にその会社の内容が伝わるのでしょうか。
そしてどこを向いた会社説明なのでしょう。
これは昔からの疑問。
CAGRは「年間平均成長率」ですしFYは「会計年度」。
そしてサブスクリプションは「チャリンチャリンビジネス」。
SEOは「検索エンジンからサイトに訪れる人を増やすこと」。
これだけでもわかりやすくなります。
しかも新規上場企業は、まず会社を知ってもらうことが重要ですが余計にわかりにくいことが多いもの。
そもそも新規公開のスケジュール自体が矛盾を抱えている気がします。
上場前に機関投資家を回って説明。
上場後は1社ごとに面談を繰り返すシステム。
ここに海外投資家などが参入してくるとさらにありがたがる傾向。
取引の7割が海外投資家ですし機関投資家の購入株数は確かに多いもの。
この作業を否定はしません。
しかし、時価総額100億円にも満たない銘柄を機関投資家が買うかというとこれは疑問。
今現在ではなく、いずれ来る将来に備えてという行動にしかなりません。
ただこれが習慣になってしまうから会社説明書も「カッコよく」なってしまいます。
そして個人投資家はどこか遠い存在です。
ここは矛盾でしょう。
統合説明書にしてもやたらと「ESG」とが「SDGs」のオンパレ─ド。
個人投資家が知りたいのは何をしていてどんな業績でどこへ向かっているのかという点。
ココでしょう。
でもこれを知ろうとしてもカッコよい言葉で彩られて本質がなかなか見えてきません。
体裁の良い資料を好むのは他人の資金をサラーリーマンチックに運用している機関投資家。
稟議を通すためには体裁が求められるという理由です。
しかし自分の大切な資金を個人投資家さんにとって必要なのは体裁ではなく中身。
これが理解されていませんから説明書はますます立派になり体裁が良くなっていきます。
上場インタビューの時には「やさしい言葉で語ってください」と良く申し上げます。
先日ある企業のトップが「最近悩んでいます。当社の事業はそれこそアルファベットとカタカナ。
機関投資家を回ってきましたが、これで伝わっているのだろうかと」。
これは本音でしょう。
上場直後に「すぐには買ってくれない」機関投資家を相手にし、一番買ってくれるはずの個人を向いていない傾向。
機関投資家と海外投資家が格好良いという担当者の思い込みも事態を難しくする。
「クレヨンで説明できる銘柄に投資する」。
伝説のファンドマネージャーのピーターリンチ氏の言葉が染みてきます。

以下は今朝の場況。

「反発」

週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って2%の反発。
9月は月間下落幅が20年3月以来の大きさ。
9月末までの3四半期連続で下落。
OPECプラス」が大幅減産を検討しているという報道を受け原油市場が上昇
石油大手エクソンモービルとシェブロンはともに5%超上昇した。
アップル、マイクロソフト、アルファベットなど主要ハイテク株が上昇。
一方、年7ー9月期の世界の電気自動車の販売台数が市場予想に届かなかったテスラは大幅安。
ISM製造業総合指数は50.9。
2020年5月以来2年4カ月ぶりの低水準となった。
8月の52.8からは1.9ポイント低下。
「先行指標となる新規受注指数が大きく低下したのが響いた。
将来的な需要減に企業が対応していることを反映している」との見方だ。
市場予想は52.3だった。
8月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.7%減少。
住宅ローン金利の上昇が一戸建て住宅への支出を圧迫。
2021年2月以来の大幅な落ち込みとなった。
市場予想は0.3%減。
7月も0.6%減少していた。
前年同月比では8.5%増加した。
期間30年の住宅ローン固定金利は先週6.70%と07年7月以来の高水準。
製造業の減速が示され国債利回りは低下。
クワーテング英財務相が所得税の最高税率を引き下げる計画を撤回したことも一因。
10年国債利回りは3.642%。
2年国債利回りは4.113%。
英ポンドが対ドルで急伸。
円は一時対ドルで9月22日以来初めて145円を上抜けた。
ドル円は114円台半ば。
WTI原油先物11月限は前日比4.14ドル(5.21%)上昇し、1バレル=83.63ドル。
SKEW指数は121.54→121.59→121.38。
恐怖と欲望指数は15→23。

週明けのNYダウは765ドル(2.6%)高の29490ドルと3日ぶりに反発。
高値29647ドル、安値28855ドル。
サイコロは3勝9敗。
騰落レシオ(25日)は64.32(前日54.45)。
NASDAQは239ポイント(1.51%)高の10815ポイントと3日ぶりに反発。
高値10875ポイント、安値10577ポイント。
サイコロは3勝9敗。
騰落レシオ(25日)は73.48(前日66.99)。
S&P500は92ポイント(2.58%)高の3678ポ゚イントと3日ぶりに反発。
高値3698ポイント、安値3604ポイント。
サイコロ4勝8敗。
騰落レシオ(25日)は67.31(前日57.17)。
ダウ輸送株指数は406ポイント(3.37%)高の12464ポイントと3日ぶりに反発。
SOX指数は3.76%高の233ポイントと3日ぶりに反発。
VIX指数は30.10と低下。
225先物CME円建ては大証日中比365円高の26595円。
ドル建ては大証日中比375円高の26605円。
ドル円は144.53円。
一時145.17円まで上昇した。
10年国債利回りは3.642%。
2年国債利回りは4.113%。

「プライム市場の騰落レシオは78.15」

週明けの日経平均は寄り付き159円安。
一時300円超の下落で安値は25621円。
6月20日安値25520円までは届かなかった。
その後600円近く戻して終値は278円(△1.07%)高の26215円と反発。
日足は2日ぶりに陽線。
TOPIXは11.64ポイント(△0.63%)高の1847ポイントと反発。
日銀は6月17日以来72日間ETFを買っていない。
プライム市場指数は5.97ポイント(△0.63%)高の950.61と反発。
東証マザーズ指数は0.87%高の701.37と反発。
プライム市場の売買代金は2兆9122億円(前日は3兆8587億円)。
値上がり893銘柄(前日248銘柄)。
値下がり883柄(前日1551銘柄)。
新高値5銘柄(前日32銘柄)。
新安値175銘柄(前日102銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは78.15(前日80.76)と低下。
NTレシオは14.19倍(前日14.13倍)。
サイコロは5勝7敗で41.66%。
下向きの25日線(27496円)からは▲4.66%(前日▲5.98%)。
12日連続で下回った。
下向きの75日線は27396円。
8日連続で下回った。
下向きの200日線(27339円)からは▲4.11%(前日▲5.17%)。
8日連続で下回った。
下向きの5日線は26264円。
12日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.479%(前日▲9.745%)
買い方▲12.957%(前日▲13.845%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.976%(前日▲5.155%)。
買い方▲30.182% (前日▲30.880%。2月24日が40.739%)。
空売り比率は46.6%(前日47.4%。12日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は9.8%(前日10.3%)。
日経VIは26.22(前日26.33)。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.18倍(前日11.95倍)。
3月8日の11.96倍以来の11倍台からは脱した。
前期基準では12.77倍。
EPSは2152円(前日2170円)。
225のPBRは1.11倍(前日1.09倍)。
3月8日の1.10倍を2日ぶりに上回った。
過去最低は2020年3月の0.81倍。
BPSは23617円(前日23795円)。
10年国債利回りは0,240%。
プライム市場の予想PERは12.98倍。
前期基準では13.62倍。
PBRは1.13倍。
日経平均の予想益回りは8.21%。
同配当利回りは2.38%。
プライム市場の予想益回りは7.70%。
配当り利回り加重平均は2.48%。
プライム市場の単純平均は3円高の2339円。
プライム市場の売買単価は2538円(前日2538円)。
プライム市場の時価総額は672兆円(前日664兆円)。
ドル建て日経平均は181.01(前日179.47)と反発。
12日連続で200ドル割れ。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比365円高の26595円。
高値26705円、安値25595円。
大証先物夜間取引終値は日中比370円高の26600円。
気学では「後場不時高を見る日。悪目あらば買い向かえ」。
水曜は「案外弱気日なり。戻り売り方針良し」。
木曜は「高下しても結局安き日」。
金曜は「下げ続けて来た時は小底入れとなる日」。
ボリンジャーのマイナス1σが26722円。
マイナス2σが25948円。
マイナス3σが25174円。
水星の逆行は10月2日に終わった。
かつてのアノマリー的には「投資の日は上げの特異日」。
そして「変化日」。
火曜は過去4連勝中。

《今日のポイント10月4日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って2%の反発。
   10年国債利回りは3.642%。
   2年国債利回りは4.113%。
   ドル円は144円台半ば。
   SKEW指数は121.54→121.59→121.38。
   恐怖と欲望指数は15→23。

(2)ダウ輸送株指数は406ポイント(3.37%)高の12464ポイントと3日ぶりに反発。
   SOX指数は3.76%高の233ポイントと3日ぶりに反発。
   VIX指数は30.10と低下。
   225先物CME円建ては大証日中比365円高の26595円。

(3)プライム市場の売買代金は2兆9122億円(前日は3兆8587億円)。
   値上がり893銘柄(前日248銘柄)。
   値下がり883柄(前日1551銘柄)。
   新高値5銘柄(前日32銘柄)。
   新安値175銘柄(前日102銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは78.15(前日80.76)と低下。
   NTレシオは14.19倍(前日14.13倍)。
   サイコロは5勝7敗で41.66%。

(4)下向きの25日線(27496円)からは▲4.66%(前日▲5.98%)。
   12日連続で下回った。
   下向きの75日線は27396円。
   8日連続で下回った。
   下向きの200日線(27339円)からは▲4.11%(前日▲5.17%)。
   8日連続で下回った。
   下向きの5日線は26264円。
   12日連続で下回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.479%(前日▲9.745%)
   買い方▲12.957%(前日▲13.845%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.976%(前日▲5.155%)。
   買い方▲30.182% (前日▲30.880%。2月24日が40.739%)。

(6)空売り比率は46.6%(前日47.4%。12日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は9.8%(前日10.3%)。
   日経VIは26.22(前日26.33)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.18倍(前日11.95倍)。
   3月8日の11.96倍以来の11倍台からは脱した。
   前期基準では12.77倍。
   EPSは2152円(前日2170円)。
   225のPBRは1.11倍(前日1.09倍)。
   3月8日の1.10倍を2日ぶりに上回った。
   過去最低は2020年3月の0.81倍。
   BPSは23617円(前日23795円)。
   10年国債利回りは0,240%。

(8)プライム市場の単純平均は3円高の2339円。
   プライム市場の売買単価は2538円(前日2538円)。
   プライム市場の時価総額は672兆円(前日664兆円)。
   ドル建て日経平均は181.01(前日179.47)と反発。
   12日連続で200ドル割れ。

(9)ボリンジャーのマイナス1σが26722円。
   マイナス2σが25948円。
   マイナス3σが25174円。
   水星の逆行は10月2日に終わった。
   かつてのアノマリー的には「投資の日は上げの特異日」。
   そして「変化日」。
   火曜は過去4連勝中。

今年の曜日別勝敗(10月3日まで)

月曜18勝17敗
火曜21勝17敗
水曜18勝19敗
木曜21勝16敗
金曜19勝16敗
(櫻井)。