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2022.06.02 中嶋 健吉

新しい家族(2)

新しい家族(子犬)を迎え7か月が経過しました。 予想していたとは言え、生活のパターンの変化に驚いていいます。  週日は早朝起床で寝不足は週末に取り戻すのが我が家のリズムでしたが、その週末の楽しみが無くなったことがまず一番でしょうか。  次いで外食が出来なくなり、買い物もその間どちらかかが家、もしくは車の中で子犬を見守ることになります。 ただこうした不自由さも、すっかり家族の一員の座を獲得し、陽気に振舞う愛犬を前にすれば些細なことかもしれません。 人見知り,犬見知りもせず誰とでも仲良く出来るクレバーな子犬ですが、どうしても亡くなった愛犬との比較が出てしまうのも仕方ないところです。 前の愛犬は「ああだった、こうだった」と次第に神格化されていくようです。 しかしこれも新しい家族の効用かもしれません。

我が家に迎えるに当たって、最大の不安材料は車に強いかどうかでした。 つまり車酔いするか否かです。 前の愛犬とは車でヨーロッパの国々を回り、日本に帰っても「ペット同伴可能な宿」を使い、関東から東北の竜飛岬辺りまで車で旅したものです。 それでもヨーロッパとの比較で、愛犬同伴の不便さを実感したものです。 ヨーロッパ大陸でホテルを予約するに当たり、犬同伴で断られたことは有りません。 レストランも一部の高級店を除いて愛犬はフリーパスです、反対に小さな子供お断りが目立ちます。 それほど各愛犬が躾けられているということです。 かって紹介したかと思いますが、スイスから愛犬を伴いパリ時代の友人を訪ねた折、近いということでパリ日航ホテルに泊まりました。 翌日チェックアウトの際、日本からの団体ツアー客と一緒になったのですが、愛犬同伴の宿泊に信じられないと大変な驚き様でした。 確かにその当時の日本では考えられなかったことですが、今もさほど変わっていないのは残念です。 確かに犬嫌い、犬アレルギーの方いる為難しい面があるのでしょうが、ペット同伴の部屋を限定すれば可能かと思うのですが。 幸いに新しい愛犬は出好き、散歩好き、したがって車好きでした。 まだ泊りの遠出は有りませんが、亡くなった愛犬が好んだ場所、養老渓谷、奥多摩の檜野原村の払沢の滝には、同じ喜びの反応を示し妻も大満足です。  それにしても妻の接し方は「溺愛とはこういうものか」と思わされます。