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2025.09.09 櫻井 英明

役に立つこともある

週末は台風15号襲来の中、名古屋で名証IRへ。
いつもは新幹線が止まったらどうしようと考えるのですが、今回はむしろ「何も考えない」。
8時半にのぞみに乗ったら予定通りに名古屋に到着。
LAHDさんのブースセミナーをなんなくこなせました。
いろいろな投資家さんがおられました。
「父が毎日三重TVでストボを見ていて、株式投資が生きがいになってます。
おかげさまで父は元気で過ごしてます。
本当に役に立ってくれていてありがとうございます」。
修羅場の株式市場を相手に仕事をしていて「役に立っている」という思考はありませんでしたからとても新鮮。
目が不自由な若い女性が、たぶんご夫婦でお見えになっていました。
{三重TVでの声をいつも楽しみにしています」。
現場で聞く声にはやはりいろいろなものがあります。

その後広島に向かおうとしたら名古屋駅では新幹線が運転中止中。
3時間近く遅延していて自動販売機で特急券や指定券は発売中止。
「特急券は社内で買います」といって広島までの乗車券だけ買ってホームに。
西日が強く暑いホームにつくと「次ののぞみは掛川−浜松間を走行中」とのアナウンス。
30分ほど待っていたらのぞみがやってきて乗車。
さすがに座れませんでしたが新大阪の隣のホームで博多行に接続。
こちらはガラガラで無事広島に到着できました。
もっとも少し後の電車に東京から乗ってきたスタッフさんは結局8時間かけてやってきたそうです。
しかも博多行が新大阪止まりになって新大阪から広島までは超満員だったとの話。
ある「ストボのスタッフさんは結局名古屋に泊まる羽目に。
少しのタイミングの差が天と地の差になるという印象。
「いちいち反応しない。相場の動くまま」というのは現実でも役に立つ思いでした。

これも先週のこと。
数十名のIR担当者が集まったミーティングで質問したことは「なぜ上場しているのか」。
「知名度向上、採用のため、資金調達のため」。
答えはもろもろありました。
しかし核心を突く回答はなかなか見つかりません。
むしろ、株式投資など全く関係ない人の「上昇してないとその会社の株を買えないし、ファンにもなれない」。
この方が素直です。
もぅひとつの質問は「御社を一つの単語で表現すると・・・」。
これも結構難しいもの。
実はIRになんでもかんでも詰め込もうとするから余計わかりにくくなるようです。
A3用紙1枚にまとめるのは官僚の得意技ですが、IRにまで持ち込まなくても良いでしょう。
もっとも説明資料の枚数の多さは否定できません。
「政府の資料を使って自社のと関連付けるのもアリという話が役立った」という声もありました。

株式市場は不可解な動きな散見される場所。
雇用統計の数字が悪く、米景気の悪化は歴然としているのに、利下げの可能性拡大に期待して株価は上昇。
自民党の総裁が辞任すると日本は不安定になるのに、政治刷新に期待して株価は上昇しました。
根本はマネーが行き場を探して彷徨っているからという理由。
だが上げ潮の時はどんな理由でも株を買う傾向にあります。
格言は「上げ相場の悪材料は買い、下げ相場の好材料は売り」。
理屈ではなく体で感じないと相場の先行きはそれこそ不透明ばかり。
でも不透明だからこそ株価が成立するとのも相場の真理。
常識の対極に相場の行方があると言っても良いでしょう。

以下は今朝の場況。

「主要3指数は揃って反発」

週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反発。
ナスダック総合が半導体大手ブロードコムへの買いで過去最高値を更新。
ブロードコムは3.2%高。
時価総額は1兆6000億ドルに達し、米上場企業で7位。
インターネット証券大手ロビンフッド・マーケッツが16%高。
広告プラットフォームを手掛けるアップラビンが12%高。
両社は22日からS&P500構成銘柄に採用される予定。
衛星通信会社エコスターが20%高。
無線周波数帯のライセンスをスペースXに約170億ドルで売却することで合意した。
8月のニューヨーク連銀消費者調査で雇用市場に対する楽観的な見方が著しく後退。
失業した場合に新たな職に就けるとの見通しの平均は44.9%。
2013年6月以来の低水準。
前月は50.7%だった。
向こう1年以内に失業するとの見通しの平均は14.5%。
1年先インフレ期待は3.2%と前月の3.1%から比較的安定して推移。
3年先と5年先のインフレ期待は それぞれ3%、2.9%と横ばい。
10年国債利回りは4.039%。
5年国債利回りは3.560%
2年国債利回りは3.488%。
30年国債利回りは4.691%。
ドル円は147円台半ば。
WTI原油先物10月限は前日比0.39ドル高の1バレル=62.26ドル。
金先物12月限は前日比24.1ドル高の1オンス=3677.4ドル。
過去最高値を更新。
SKEW指数は153.96→148.16→148.82。
恐怖と欲望指数は53→52。
昨年7月4日が78、昨年10月18日が75(4月8日が3、2023年10月5日が20)。
4月8日の3がボトム。

週明けのNYダウは114ドル(0.25%)高の45514ドルと反発。
高値45542ドル、安値45277ドル。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは114.70(前日112.25)。
NASDAQは98ポイント(0.45%)高の21798ポイントと反発。
高値21885ポイント、安値21776ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは107.73(前日102.42)。
S&P500は13ポイント(0.21%)高の6495ポイントと3日ぶりに反落。
高値6532ポイント、安値6443ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは113.16(前日109.57)。
NYSEの騰落レシオは129.65(前日123.36)。
週明けのダウ輸送株指数は3ポイント(0.02%)安の15723ポイントと続落。
SOX指数は48ポイント(0.84%)高の5809ポイントと3日続伸。
VIX指数は15.11(前日15.18)。
NYSEの売買高は12.07億株(前日11.79億株)。
3市場の合算売買高は162億株(前日169.5億株、過去20日平均は161億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比310円高の43970円。
ドル建ては大証日中比315円高の439750円。
ドル円は147.51円。
10年国債利回り4.039%。
2年国債利回りは3.488%。

「225もトピも2空」

週明けの日経平均は寄り付き433円高。
終値は625円(△1.45%)高の43643円と3日続伸。
高値43838円。
安値43343円。
日足は3日連続で陽線。
終値ベースの史上最高値は43714円。
ザラバベースの史上最高値は43876円。
6月24日は38368円→38665円にマド。
6月26日は38944円→39056円にマド。
7月24日は41342円→41554円にマド。
8月5日は40332円→40421円にマド。
8月8日は41164円→41248円にマド。
8月12日は42033→42083円にマド。
9月1日は42611円→42455円にマド。
9月5日は42698円→42783円にマド。
9月8日は43220円→43343円にマドで2空。
日経平均は79日連続で一目均衡の雲の上。
上限は40817円。
下限は39460円。
TOPIXは32.89ポイント(△1.06%)高の3138ポイントと3日続伸。
8月18日の終値3120ポイントを上回って史上最高値更新。
9月8日のザラバ高値は3146ポイント。
25日線(3064ポイント)を52日連続で上回った。
75日線(2902ポイント)を87日連続で上回った。
200線(2775ポイント)を86日連続で上回った。
日足は3日連続で陽線。
こちらも2空。
TOPIXコア30指数は3日続伸。
プライム市場指数は16.95ポイント(△1.06%)高の1615.51ポイントと3日続伸。
東証グロース250指数は7.74ポイント(△1.01%)高の774.37と3日続伸。
25日移動平均線からの乖離は▲0.55%(前日▲1.48%)。
プライム市場の売買代金は4兆4990億円(前日4兆5584億円)。
売買高は19.47億株(前日19.61億株)。
値上がり1258銘柄(前日1087銘柄)。
値下がり289銘柄(前日469銘柄)。
新高値337銘柄(前日252銘柄)。
新安値0銘柄(前日2銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは132.36(前日132.59)。
直近安値は83.34(24年11月13日)。
直近高値は155.21(25年8月13日)。
20年3月16日が40.12。
東証グロース市場の騰落レシオは101.86(前日132.59)。
NTレシオは13.91倍(前日13.85倍)。
20年12月30日が12.90倍。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
TOPIXは7勝5敗で58.33%。
東証グロース市場指数は5勝7敗で41.66%。
上向きの25日線(42435円)から△2.85%(前日△1.65%)。
3日連続で上回った。
上向きの75日線は40261円。
85日連続で上回った。
上向きの200日線(40261円)から△12.78%(前日△11.23%)
51日連続で上回った。
上向きの5日線は42698円。
3日連続で上回った。
13週線は41324円。
26週線は38946円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲23.095%(前日▲22.491%)。
買い方▲1.008%(前日▲2.136%)。
東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲9.329%(前日▲6.443%)。
買い方▲9.368%(前日▲10.284%)。
空売り比率は36.8%(前日38.0%、3日連続で0%割れ)。
空売り規制なし銘柄の比率は8.0%(前日9.4%)。
3日連続で2ケタ。
3月14日が15.2%。
3月7日が10.6%、
2月20日が11.5%、1月6日が12.2%。
日経VIは25.07(前日24.32)。
日経平均採用銘柄のPERは17.96倍(前日17.77倍)。
EPSは2430円(前日2420円)。
直近ピークは2月13日2564円、10月15日2514円、3月4日2488円。
直近ボトムは5月16日2186円。
前期基準では16.83倍。
前期基準のEPSは2593円(前日2583円)。
225のPBRは1.59倍(前日1.57倍)。
BPSは27449円(前日27400円)。
日経平均の予益回りは5.57%。
予想配当り利回りは2.00%。
指数ベースではPERは22.27倍(前日21.96倍)。
EPSは1959円(前日1958円)。
PBRは2.13倍(前日2.10倍)。
BPSは20490円(前日20486円)。
益回りは4.49%(前日4.60%)。
配当利回りは1.80%(1.85%)。
10年国債利回りは1.570%(前日1.570%)。
プライム市場の予想PERは17.49倍。
前期基準では16.67倍。
PBRは1.52倍。
プライム市場の予想益回りは5.71%。
配当利回り加重平均は2.28%。
東証プライムのEPSは171.57(前日172.00)。
2025年2月が180.62。
2024年12月161.79。
2024年2月が174.18。
2024年1月が175.24。
2023年10月が177.72。
2022年4月が118.12。
大商い株専有率(先導株比率)は38.9%(前日37.5%)。
2月19日が48.3%だった。
2月26日に26.0%まで低下。
プライム市場の単純平均は23.52円高の3000円(前日は2977円)。
24年末が2753円。23年末が2827円。
プライム市場の売買単価は2309円(前日2323円)。
プライム市場の時価総額1076兆円(前日1066兆円)。
8月18日の1070兆円を上回り過去最高。
ドル建て日経平均は294.93(前日290.24)と3日続伸。
8月18日の296.45が年初来高値かつ過去最高値。
2021年2月16日の290.62ドルがそれまでの過去最高値。
シカゴ日経平均は大証日中比310円高の43970円。
高値44035円、安値43100円。
大証夜間取引終値は日中比320円高の43980円。
ボリンジャーのプラス1σが43340円。
プラス2σが44246円。
プラス3σが45152円。
週足のボリンジャーのプラス1σが42947円。
プラス2σが44569円。
プラス3σが46191円。
3月配当権利落ち前は37799円。
★25年3月日経平均の月中平均は37311円。
☆24年3月日経平均の月中平均は39844円。
★25年3月TOPIXの月中平均は2743.52ポイント。
☆24年3月TOPIXは2728ポイント。
金曜が「変化日」かつメジャーSQ。

《今日のポイント9月9日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反発。
   ナスダック総合が半導体大手ブロードコムへの買いで過去最高値を更新。
   10年国債利回りは4.039%。
   5年国債利回りは3.560%
   2年国債利回りは3.488%。
   30年国債利回りは4.691%。
   ドル円は147円台半ば。
   SKEW指数は153.96→148.16→148.82。
   恐怖と欲望指数は53→52。
   昨年7月4日が78、昨年10月18日が75(4月8日が3、2023年10月5日が20)。
   4月8日の3がボトム。

(2)週明けのダウ輸送株指数は3ポイント(0.02%)安の15723ポイントと続落。
   SOX指数は48ポイント(0.84%)高の5809ポイントと3日続伸。
   VIX指数は15.11(前日15.18)。
   NYSEの売買高は12.07億株(前日11.79億株)。
   3市場の合算売買高は162億株(前日169.5億株、過去20日平均は161億株)。
   週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比310円高の43970円。

(3)プライム市場の売買代金は4兆4990億円(前日4兆5584億円)。
   売買高は19.47億株(前日19.61億株)。
   値上がり1258銘柄(前日1087銘柄)。
   値下がり289銘柄(前日469銘柄)。
   新高値337銘柄(前日252銘柄)。
   新安値0銘柄(前日2銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは132.36(前日132.59)。
   直近安値は83.34(24年11月13日)。
   直近高値は155.21(25年8月13日)。
   20年3月16日が40.12。
   東証グロース市場の騰落レシオは101.86(前日132.59)。
   NTレシオは13.91倍(前日13.85倍)。
   20年12月30日が12.90倍。
   サイコロは8勝4敗で66.66%。 
   日経平均終値ベースの史上最高値は43714円。
   ザラバベースの史上最高値は43876円。
   9月5日は42698円→42783円にマド。
   9月8日は43220円→43343円にマドで2空。

   TOPIXは32.89ポイント(△1.06%)高の3138ポイントと3日続伸。
   8月18日の終値3120ポイントを上回って史上最高値更新。
   9月8日のザラバ高値は3146ポイント。
   日足は3日連続で陽線。
   こちらも2空。

(4)上向きの25日線(42435円)から△2.85%(前日△1.65%)。
   3日連続で上回った。
   上向きの75日線は40261円。
   85日連続で上回った。
   上向きの200日線(40261円)から△12.78%(前日△11.23%)
   51日連続で上回った。
   上向きの5日線は42698円。
   3日連続で上回った。
   13週線は41324円。
   26週線は38946円。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲23.095%(前日▲22.491%)。
   買い方▲1.008%(前日▲2.136%)。
   東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲9.329%(前日▲6.443%)。
   買い方▲9.368%(前日▲10.284%)。

(6)空売り比率は36.8%(前日38.0%、3日連続で0%割れ)。
   空売り規制なし銘柄の比率は8.0%(前日9.4%)。
   日経VIは25.07(前日24.32)。

(7)日経平均採用銘柄のPERは17.96倍(前日17.77倍)。
   EPSは2430円(前日2420円)。
   直近ピークは2月13日2564円、10月15日2514円、3月4日2488円。
   直近ボトムは5月16日2186円。
   前期基準では16.83倍。
   前期基準のEPSは2593円(前日2583円)。
   225のPBRは1.59倍(前日1.57倍)。
   BPSは27449円(前日27400円)。
   日経平均の予益回りは5.57%。
   予想配当り利回りは2.00%。
   指数ベースではPERは22.27倍(前日21.96倍)。
   EPSは1959円(前日1958円)。
   PBRは2.13倍(前日2.10倍)。
   BPSは20490円(前日20486円)。
   益回りは4.49%(前日4.60%)。
   配当利回りは1.80%(1.85%)。
   10年国債利回りは1.570%(前日1.570%)。

(8)大商い株専有率(先導株比率)は38.9%(前日37.5%)。
   2月19日が48.3%だった。
   2月26日に26.0%まで低下。
   プライム市場の単純平均は23.52円高の3000円(前日は2977円)。
   24年末が2753円。23年末が2827円。
   プライム市場の時価総額1076兆円(前日1066兆円)。
   8月18日の1070兆円を上回り過去最高。
   ドル建て日経平均は294.93(前日290.24)と3日続伸。
   8月18日の296.45が年初来高値かつ過去最高値。
   2021年2月16日の290.62ドルがそれまでの過去最高値。

(9)ボリンジャーのプラス1σが43340円。
   プラス2σが44246円。
   プラス3σが45152円。
   週足のボリンジャーのプラス1σが42947円。
   プラス2σが44569円。
   プラス3σが46191円。
   3月配当権利落ち前は37799円。
   ★25年3月日経平均の月中平均は37311円。
   ☆24年3月日経平均の月中平均は39844円。
   ★25年3月TOPIXの月中平均は2743.52ポイント。
   ☆24年3月TOPIXは2728ポイント。
   金曜が「変化日」かつメジャーSQ。

今年の曜日別勝敗(9月8日まで)

月曜17勝15敗
火曜20勝12敗
水曜19勝15敗
木曜21勝13敗
金曜15勝20敗
(櫻井)