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2025.08.26 櫻井 英明
非効率的市場仮説
幾通りもの手筋があるのが囲碁将棋チェスなどのボードゲーム。
しかし何万通りあろうとも、答えは盤面の中にあります。
無限の宇宙の中に漂っている訳ではありません。
ここに気が付くべきでしょう。
株式市場だって答えは必ず市場の中になります。
盤面の外にあるように思われていますが、外に求めるのは逃避と邪道と言っていいかも知れません。
「相場は相場に聞け」という格言もあります。
投資家は学者ではありません。
当たり前のことです。
しかし。学者のように精緻に細部を確認しようとする作業に没頭している人は多く見受けられます。
必要なのは大局観ということも頭では理解しているのでしょうが、どうしても細部にこだわりがち。
アメリカの消費者物価指数にしても2022年の6月の9%台がピーク。
その後下がり続けたのに、毎月の発表に神経をとがらす人のいかに多かったことでしょう。
FRBは金利を下げるトレンドにいることは間違いがないところ。
それでも9月なのか、年何回なのが、どの程度の利下げ幅なのか。
細部が当たろうと外れようと、トレンドが利下げであることに変わりはありません。
時間の無駄に思えます。
それよりは様々な企業の現場で起きている現実をフィールドワークした方が役に立つでしょう。
「神は細部に宿る」とドイツの美術史家アビ・ヴァールブックは言いました。
しかし我々が対象としているのは芸術ではなく、生臭い相場の動き。
欲望の集積場である相場での戦いなのです。
「勝負の神は細部に宿る」という言葉もあります。
それでも細部にこだわる投資戦略は二流。
一流は「自由な発想」と「大局観」。
兵站を整備せず局地戦に勝っても餓死するだけという声もあります。
かつて「仕手」とか「仕手株」という言葉がありました。
株式市場において、特定の銘柄の株価を意図的に大きく変動させようとする投資家または投資家グループのこと。
豊富な資金力を背景に、投機的な売買を繰り返して株価を操り、巨額の利益を得ようとする存在。
流動性の低い銘柄を大量に買い集めて株価をつり上げ、他の投資家の注目を集めて買いを誘い、その後高値で売り抜けるという手法。
「誠備」「投資ジャーナル」など歴史の向こうに消えてしまいました。
しかし、彼らの手法にも参考になる点はあります。
「下値で買うのはもちろんだが、上値も買わなければ株価は大きく上がらない」。
「下値を売って買うこともあれば上値を買って売ることもある」。
相場操縦とかリーガル面は別にして、これは多額の資金を持った投資家の手段としては埃をかぶっていない気がします。
どんなに姿を変えたところで、どんなに綺麗ごと言ったって所詮「鉄火場」。
株式市場は「欲望の集積場」であることに変わりはありません。
それを覆い隠すためもあって様々な財務指標などが登場し、綺麗ごとのお題目が乱立します。
しかし所詮目くらましの一部とすると言い過ぎでしょうか。
「効率的市場仮説」はノーベル経済学賞を受賞しました。
しかし上記の「非効率的市場仮説」など一顧だにされないでしょうが・・・。
NHK朝ドラ「あんぱん」に登場する九州シルクセンター社長の八木元上等兵。
「八木信之介(妻夫木聡)」のモデルはサンリオの創業者辻信太郎氏。
だからサンリオは今年上場来高値更新?。
以下は今朝の場況。
↓
「主要3指数は小幅反落ながらSOX指数は小幅続伸」
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反落。
「ジャクソンホールの次はエヌビディアの決算待ち」との解釈。
「市場はジャクソンホール会議後の二日酔いの状態だ」という声もある。
エヌビディアは27日の決算発表を前に1%上昇。
飲料大手キューリグ・ドクター・ペッパーは11.5%急落。
家具販売のRHとウェイフェアもそれぞれ5%超下落。
トランプ大統領が輸入家具に対する関税調査を実施すると発表したことを嫌気した。
半導体大手インテルは1%安。
7月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比0.6%減の65万2000戸。
市場予想は63万戸だった。
前年同月比は8.2%減。
10年国債利回りは4.277%。
5年国債利回りは3.785%
2年国債利回りは3.723%。
30年国債利回りは4.890%。
9月FOMCでの少なくとも0.25%利下げ確率は84.3%。
前営業日の84.7%からは若干低下。
1カ月前の61.9%から大きく上昇。
ドル円は147円台後半。
WTI原油先物10月限は前日比1.14ドル(1.79%)高の1バレル=64.80ドル。
金先物12月限は前日比1.00ドル(0.03%)安の1オンス=3417.50ドル。
SKEW指数は144.32→148.39→149.99。
恐怖と欲望指数は60→59。
7月4日が78、昨年10月18日が75(4月8日が3、2023年10月5日が20)。
4月8日の3がボトム。
週明けのNYダウは349ドル(0.77%)安の45282ドルと反落。
高値45605ドル、安値45273ドル。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは107.82(前日113.79)。
NASDAQは47ポイント(0.22%)安の21449ポイントと反落。
高値21572ポイント、安値21400ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは93.42(前日96.68)。
S&P500は27ポイント(0.43%)安の6439ポイントと反落。
高値6466ポイント、安値6438ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは105.83(前日108.65)。
週明けのダウ輸送株指数は287ポイント(1.79%)安の15814ポイントと反落。
SOX指数は1ポイント(0.03%)高の5756ポイントと続伸。
VIX指数は14.79(前日14.24)。
NYSEの売買高は9.79億株(前日12.29億株)。
3市場の合算売買高は142億株(前日179.3億株、過去20日平均は171億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比230円安の42540円。
ドル建ては大証日中比220円安の42550円。
ドル円は147.77円。
10年国債利回り4.277%。
2年国債利回りは3.723%。
「月足陽線基準は40799円」
週明けの日経平均は寄り付き344円高。
終値は174円(△0.41%)高の42807円と続伸。
高値43201円。
安値42681円。
一時568円高まであり43000円台を回復した場面もあった。
4日ぶりに日足陰線。
6月24日は38368円→38665円にマド。
6月26日は38944円→39056円にマド。
7月24日は41342円→41554円にマド。
8月5日は40332円→40421円にマド。
8月8日は41164円→41248円にマド。
8月12日は42033→42083円にマド。
8月13日の42999→43008円のマドは埋めた。
日経平均は70日連続で一目均衡の雲の上。
上限は39610円。
下限は38854円。
TOPIXは4.62ポイント(△0.15%)高の3105ポイントと続伸
8月18日の終値3120ポイントが上場来高値。
8月18日のザラバ高値は3130ポイント。
25日線(2998ポイント)を42日連続で上回った。
75日線(2856ポイント)を77日連続で上回った。
200線(2757ポイント)を76日連続で上回った。
日足は2日ぶりに陰線。
TOPIXコア30指数は続伸。
プライム市場指数は2.37ポイント(△0.15%)高の1598.52ポイントと続伸。
東証グロース250指数は4.86ポイント(△0.62%)高の786.98と4日ぶりに反発。
25日移動平均線からの乖離は△2.02%(前日△1.60%)。
プライム市場の売買代金は4兆1406億円(前日3兆9538億円)。
売買高は17.76億株(前日17.01億株)。
値上がり780銘柄(前日1013銘柄)。
値下がり775銘柄(前日547銘柄)。
新高値284銘柄(前日237銘柄)。
新安値5銘柄(前日6銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは145.43(前日151.70)。
東証グロース市場の騰落レシオは114.76(前日113.95)。
NTレシオは13.78倍(前日13.75倍)。
20年12月30日が12.90倍。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
TOPIXは8勝4敗で66.66。
東証グロース市場指数は6勝6敗で50.00%。
上向きの25日線(41719円)から△2.61%(前日△2.48%)。
83日連続で上回った。
上向きの75日線は39597円。
75日連続で上回った。
上向きの200日線(38523円)から△11.12%(前日△10.73%)
41日連続で上回った。
下向きの5日線は42897円。
4日連続で下回った。
13週線は40708円。
26週線は38460円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲20.737%(前日▲20.095%)。
買い方▲0.703%(前日▲1.006%)。
東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲9.151%(前日▲8.906%)。
買い方▲8.148%(前日▲8.149%)。
空売り比率は39.4%(前日37.9%、17日連続で40%割れ)。
空売り規制なし銘柄の比率は8.8%(前日8.3%)。
47日連続で1ケタ。
3月14日が15.2%。
3月7日が10.6%、
2月20日が11.5%、1月6日が12.2%。
日経VIは24.25(前日25.11)。
日経平均採用銘柄のPERは17.78倍(前日17.75倍)。
EPSは2407円(前日2401円)。
直近ピークは2月13日2564円、10月15日2514円、3月4日2488円。
直近ボトムは5月16日2186円。
前期基準では16.67倍。
前期基準のEPSは2567円(前日2590円)。
225のPBRは1.58倍(前日1.57倍)。
BPSは27093円(前日27314円)。
日経平均の予益回りは5.62%。
予想配当り利回りは2.01%。
指数ベースではPERは21.88倍(前日21.79倍)。
EPSは1956円(前日1956円)。
PBRは2.09倍(前日2.08倍)。
BPSは20482円(前日20496円)。
益回りは4.57%(前日4.59%)。
配当利回りは1.84%(1.84%)。
10年国債利回りは1.615%(前日1.615%)。
2008年10月以来約17年ぶりの高水準。
プライム市場の予想PERは17.34倍。
前期基準では16.67倍。
PBRは1.51倍。
プライム市場の予想益回りは5.76%。
配当利回り加重平均は2.30%。
東証プライムのEPSは172.22(前日172.09)。
2025年2月が180.62。
2024年12月161.79。
2024年2月が174.18。
2024年1月が175.24。
2023年10月が177.72。
2022年4月が118.12。
大商い株専有率(先導株比率)は38.2%(前日36.5%)。
2月19日が48.3%だった。
2月26日に26.0%まで低下。
プライム市場の単純平均は5.64円高の2986円(前日は2980円)。
24年末が2753円。23年末が2827円。
プライム市場の売買単価は2330円(前日2323円)。
プライム市場の時価総額1065兆円(前日1063兆円)。
8月18日の1070兆円が過去最高。
ドル建て日経平均は290.77(前日287.05)と4日ぶりに反発。
8月18日の296.45が年初来高値かつ過去最高値。
2021年2月16日の290.62ドルがそれまでの過去最高値。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比230円安の42540円。
高値42965円、安値42515円。
週明けの大証夜間取引終値は日中比240円安の42530円。
ボリンジャーのプラス1σが42802円。
プラス2σが44066円。
プラス3σが45270円。
週足のボリンジャーのプラス1σが42275円。
プラス2σが44071円。
プラス3σが45867円。
3月配当権利落ち前は37799円。
★25年3月日経平均の月中平均は37311円。
☆24年3月日経平均の月中平均は39844円。
★25年3月TOPIXの月中平均は2743.52ポイント。
☆24年3月TOPIXは2728ポイント。
アノマリー的には木曜が「変化日」。
金曜が「リーマンショック以降株高の日」
そしてMSCI日本指数パッシブ売買インパクト。
月足陽線基準は40799円。
前月比プラス基準は41069円。
《今日のポイント8月26日》
(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反落。
10年国債利回りは4.277%。
5年国債利回りは3.785%
2年国債利回りは3.723%。
30年国債利回りは4.890%。
ドル円は147円台後半。
SKEW指数は144.32→148.39→149.99。
恐怖と欲望指数は60→59。
7月4日が78、昨年10月18日が75(4月8日が3、2023年10月5日が20)。
4月8日の3がボトム。
(2)週明けのダウ輸送株指数は287ポイント(1.79%)安の15814ポイントと反落。
SOX指数は1ポイント(0.03%)高の5756ポイントと続伸。
VIX指数は14.79(前日14.24)。
NYSEの売買高は9.79億株(前日12.29億株)。
3市場の合算売買高は142億株(前日179.3億株、過去20日平均は171億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比230円安の42540円。
(3)プライム市場の売買代金は4兆1406億円(前日3兆9538億円)。
売買高は17.76億株(前日17.01億株)。
値上がり780銘柄(前日1013銘柄)。
値下がり775銘柄(前日547銘柄)。
新高値284銘柄(前日237銘柄)。
新安値5銘柄(前日6銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは145.43(前日151.70)。
東証グロース市場の騰落レシオは114.76(前日113.95)。
NTレシオは13.78倍(前日13.75倍)。
20年12月30日が12.90倍。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
TOPIXは4.62ポイント(△0.15%)高の3105ポイントと続伸
8月18日の終値3120ポイントが上場来高値。
8月18日のザラバ高値は3130ポイント。
日足は2日ぶりに陰線。
(4)上向きの25日線(41719円)から△2.61%(前日△2.48%)。
83日連続で上回った。
上向きの75日線は39597円。
75日連続で上回った。
上向きの200日線(38523円)から△11.12%(前日△10.73%)
41日連続で上回った。
下向きの5日線は42897円。
4日連続で下回った。
13週線は40708円。
26週線は38460円。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲20.737%(前日▲20.095%)。
買い方▲0.703%(前日▲1.006%)。
東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲9.151%(前日▲8.906%)。
買い方▲8.148%(前日▲8.149%)。空売り比率は39.4%(前日37.9%、17日連続で40%割れ)。
(6)空売り比率は39.4%(前日37.9%、17日連続で40%割れ)。
空売り規制なし銘柄の比率は8.8%(前日8.3%)。
日経VIは24.25(前日25.11)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは17.78倍(前日17.75倍)。
EPSは2407円(前日2401円)。
直近ピークは2月13日2564円、10月15日2514円、3月4日2488円。
直近ボトムは5月16日2186円。
前期基準では16.67倍。
前期基準のEPSは2567円(前日2590円)。
225のPBRは1.58倍(前日1.57倍)。
BPSは27093円(前日27314円)。
日経平均の予益回りは5.62%。
予想配当り利回りは2.01%。
指数ベースではPERは21.88倍(前日21.79倍)。
EPSは1956円(前日1956円)。
PBRは2.09倍(前日2.08倍)。
BPSは20482円(前日20496円)。
益回りは4.57%(前日4.59%)。
配当利回りは1.84%(1.84%)。
10年国債利回りは1.615%(前日1.615%)。
(8)大商い株専有率(先導株比率)は38.2%(前日36.5%)。
2月19日が48.3%だった。
2月26日に26.0%まで低下。
プライム市場の単純平均は5.64円高の2986円(前日は2980円)。
24年末が2753円。23年末が2827円。
プライム市場の時価総額1065兆円(前日1063兆円)。
8月18日の1070兆円が過去最高。
ドル建て日経平均は290.77(前日287.05)と4日ぶりに反発。
8月18日の296.45が年初来高値かつ過去最高値。
2021年2月16日の290.62ドルがそれまでの過去最高値。
(9)ボリンジャーのプラス1σが42802円。
プラス2σが44066円。
プラス3σが45270円。
週足のボリンジャーのプラス1σが42275円。
プラス2σが44071円。
プラス3σが45867円。
3月配当権利落ち前は37799円。
★25年3月日経平均の月中平均は37311円。
☆24年3月日経平均の月中平均は39844円。
★25年3月TOPIXの月中平均は2743.52ポイント。
☆24年3月TOPIXは2728ポイント。
アノマリー的には木曜が「変化日」。
金曜が「リーマンショック以降株高の日」
そしてMSCI日本指数パッシブ売買インパクト。
月足陽線基準は40799円。
前月比プラス基準は41069円。
今年の曜日別勝敗(8月25日まで)
↓
月曜16勝14敗
火曜19勝11敗
水曜18勝14敗
木曜19勝13敗
金曜14勝19敗
(櫻井)。