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2025.08.05 櫻井 英明

目標は明確に

話題になった「私が見た未来」。
7月5日ばかりがクローズアップさましたが、実は7月5日という記載は見当たらりませんでした。
「25年7月」というのが本来のストーリー。
フィリピンあたりの海がポコッと盛り上がり大津波となるというのが夢だったという話。
先日はカムチャカ沖の大地震で津波警報が発令されました。
確かに津波はきましたが幸いにも大きな被害はありませんでした。
25年7月は通過。
「私が見た未来」の時間亭は無事通過という認識で良いのでしょう。
ただ・・・。
週末の雇用統計で非農業部門雇用者数の増加数が7万3000人と予想の11万人に届きませんでした。
労働市場の減速が示唆されたという解釈。
もっともトランプ米大統領は低調な内容となった7月の米雇用統計について「共和党と私の評判を落とすために不正に操作された」と投稿。
また、トランプ大統領は労働省労働統計局のエリカ・マッケンターファー局長の解任を命じました。
トランプ米大統領が前日8月1日に多くの貿易相手国・地域に対する相互関税を課す大統領令に署名したことガトリガー。
そんな見方もあります。
「市場がようやく王様を非難し始めた」という印象が残ります。

IR関係の業務を数年こなしてきて感じること。
多くの企業分析は過去の推移に起因するものである気がします。
過去のデータを分析することで現在あるいは数ヶ月を占ってああだこうだ。
でも企業は、過去に拘っているわけではなく、あくまでも未来志向の筈。
未来を分析することで、その企業の現状が浮き彫りになってくるような気がします。
もちろん企業経営は過去の延長線上にあることは間違いないこと。
しかし・・・。
詳細な過去分析と近視眼的な分析では本質を見誤る可能性は否定できません。
あくまでも未来からの分析が必要だと痛感します。
そもそも・・・。
ほとんどの経営者の頭の中にあるのは、過去ではなく間違いなく未来。
その未来を抜きにしてIRはなかなか語れないような気がします。

こう書いたのは2012年9月。
13年前のことでした。
先週取材したある企業のトップは中計を長計に変えたという。
「3年後ごとのローリングでは、過去の延長線上でしかない。
凸凹はあっても目座す目標を明確にすべきと考えた」。
ようやく企業の先端が、四半期とか中計ではなく本質を考え始めたようだ。

あるいはヤマシンフィルタが経営指標として使っているのが{MAVY」と「MAVY’s」。
数式にすればROIC(投下資本収益率=稼ぐ力)ーWACC(資本調達コスト)=MAVY’s(企業価値)。
ROICが高いほど効率的に資本を活用し収益を生み出すことになります。
「MAVY’s」がプラスであれば資本調達コストを上回る価値を生み出しているということ。
「MAVY’s」は・・・。
M=Maximizing
A=Addd
V=Value of
Y=Yamashin Filter
S=Spread
投下資本の利潤最大化を目指し、
各責任部署が(KPI)を設定し
業務に取り組む(KSF)ための
最重要指標(KGI)とされます
各指標に対して、担当部署を割り振り、各KPIを設定して目標達成に向けた業務運営を全社にて行うといいます。
その全体像と責任部署が「ツリー」として描かれ、各部署の積み上げが全体像になる仕組みです。

5年以上前に「DOE(株主資本利益率」を中核に据えるべきと言いました。
今やDOEは財務の主流となりました。

《兜町ポエム》

「夏にご用心」

夏は株価の脇を甘くするわご用心
為替が株価の裾をくすぐるのよご用心
それでも相場から離れなれない
悩ましげな悩ましげな関税れば
誰かが不意に売付けするかも
あぶないあぶない
夏は本当にご用心 
梅雨の高値のあとが
眩しく見える夏の後場

夏は危険な相場みたくなるわご用心
板がくちびる寄せてささやくのよご用心
それでも相場などやめられない
キラキラしたキラキラした値動きの下
素敵な株に誘惑されそう
あぶないあぶない
夏は本当にご用心
熟れた株価の化粧
こぼれて落ちる夏の後場

8月に向けて「少年時代=株時代」(陽水)

夏祭り、株かがり
株価のたかまりにあわせて
八月は夢花火 私の心は株模様

目が覚めて夢のあと
長いヒゲが上に伸びて
チャートの空に
夢はつまり思い出のあとさき

夏が過ぎ 風あざみ
株の憧れにさまよう
八月は夢花火 私の心は株模様

以下は今朝の場況。

「恐怖と欲望指数は50→57」

「薄商いながら主要3指数は1%超反発」

週末のNY株式市場で主要3指数は揃って1%以上の反発。
主要株価3指数はいずれも5月27日以来の大幅な上昇率。
前週末の下落の反動と9月の利下げ観測が高まったことが背景との解釈。
大手テスラが2.2%上昇。
音楽配信サービス大手スポティファイが5%上昇。
9月から一部の市場でプレミアム個人向けサブスクリプションの月額料金を値上げする計画を発表した。
ジョビー・アビエーションは18.8%急伸。
ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイのAクラス株は2.7%下落。
6月の製造業新規受注は前月比4.8%減少した。
民間航空機の受注が大幅減。
5月分は8.3%増に上方修正された。
6月はロイターがまとめたエコノミスト予想と同水準。前年同月比では3.8%増えた。
製造業は米経済の10.2%を占めている。
9月FOMCで少なくとも0.25%の利下げを行う確率は87.8%に上昇。
1週間前の63.1%、雇用統計発表前の50%未満から大きく上昇した。
2年国債と10年国債の利回り格差は0.508%。
一時、7月18日以来の高水準となる0.59%まで拡大した。
10年国債利回りは4.194%。
5年国債利回りは3.739%
2年国債利回りは3.677%。
30年国債利回りは4.791%。
ドル円は147円台前半。
WTI原油先物9月限は前日比1.0ドル安の1バレル=66.29ドル。
金先物12月限は前日比26.6ドル高の1オンス=3426.4ドル。
SKEW指数は152.29→155.49→159.31。
恐怖と欲望指数は50→57。
7月4日が78、昨年10月18日が75(4月8日が3、2023年10月5日が20)。
4月8日の3がボトム。

週明けのNYダウは585ドル(1.34%)高の44173ドルと6日ぶりに反発。
高値44188ドル、安値43724ドル。
サイコロは4勝8敗。
騰落レシオは102.71(前日100.54)。
NASDAQは403ポイント(1.95%高)高の21053ポイントと3日ぶりに反発。
高値21055ポイント、安値20833ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは102.00(前日97.53)。
S&P500は91ポイント(1.47%)高の6329ポイントと5日ぶりに反発。
高値6330ポイント、安値6271ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは110.03(前日106.89)。
週明けのダウ輸送株指数は159ポイント(1.06%)高の15263ポイントと5日ぶりに反発。
SOX指数は96ポイント(1.75%)高の5624ポイントと3日ぶりに反発。
VIX指数は17.52(前日20.38)。
NYSEの売買高は11.74億株(前日14.02億株)。
3市場の合算売買高は150.5億株(前日195.1億株。過去20日平均183.7億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比265円高の40585円。
ドル建ては大証日中比305円高の40625円。
ドル円は147.08円。
10年国債利回り4.194%。
2年国債利回りは3.677%。

「それでも空売り比率は39.6%と40%割れ」

週明けの日経平均は寄り付き681円安。
終値は508円(▲1.25%)安の40290円と続落。
高値40332円。
安値39850円。
下落幅は一時949円まで拡大した。
2日ぶりに日足陽線。
下ヒゲの長い小陽線は俗にいう「カラカサ」。
高値圏で出現すると危険な足だが、下落相場の後に出現すると、売り一巡感を示す足。
今回の調整の出発点となる7月24日の日足は「トンカチ」。
上昇相場の転機で現れることが多いもの。
6月24日は38368円→38665円にマド。
6月26日は38944円→39056円にマド。
7月24日は41342円→41554円にマド。
8月5日は40588円ー41064円にマド。
日経平均は57日連続で一目均衡の雲の上。
上限は39263円。
下限は37255円。
TOPIXは32.45ポイント(▲1.10%)安の2916ポイントと4日ぶりに反落。
7月24日の終値2977ポイントが年初来高値。
7月24日のザラバ高値は2986ポイント。
25日線(2866ポイント)を28日連続で上回った。
75日線(2772ポイント)を63日連続で上回った。
200線(2730ポイント)を62日連続で上回った。
日足は4日連続で陽線。
TOPIXコア30指数は続落。
プライム市場指数は16.72ポイント(▲1.10%)安の1500.89ポイントと4日ぶりに反落。
東証グロース250指数は0.18ポイント(△0.02%)高の762.45と4日続伸。
25日移動平均線からの乖離は△2.58%(前日△2.71%)。
プライム市場の売買代金は4兆8036億円(前日5兆6149億円)。
売買高は20.12億株(前日22.19億株)。
値上がり473銘柄(前日1300銘柄)。
値下がり1096銘柄(前日291銘柄)。
新高値131銘柄(前日357銘柄)。
新安値5銘柄(前日3銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは125.86(前日135.47)。
東証グロース市場の騰落レシオは106.28(前日105.63)。
NTレシオは13.82倍(前日13.84倍)。
20年12月30日が12.90倍。
サイコロは4勝8敗で33.33%。
TOPIXは7勝5敗で58.33%。
東証グロース市場指数は10勝2敗で83.33%。
上向きの25日線(40215円)から△0.19%(前日△1.47%)。
70日連続で上回った。
上向きの75日線は38284円。
61日連続で上回った。
上向きの200日線(38272円)から△5.27%(前日△6.62%)
36日連続で上回った。
下向きの5日線は40697円。
2日連続で下回った。
13週線は39135円。
26週線は37873円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.821%(前日▲18.932%)。
買い方▲3.123%(前日▲2.326%)。
東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲10.022%(前日▲10.116%)。
買い方▲9.503%(前日▲9.166%)。
空売り比率は39.6%(前日37.5%、3日連続で40%割れ)。
空売り規制なし銘柄の比率は9.3%(前日6.8%)。
35日連続で1ケタ。
3月14日が15.2%。
3月7日が10.6%、
2月20日が11.5%、1月6日が12.2%。
日経VIは26.18(前日23.29)。
日経平均採用銘柄のPERは16.41倍(前日16.53倍)。
EPSは2455円(前日2468円)。
直近ピークは2月13日2564円、10月15日2514円、3月4日2488円。
直近ボトムは5月16日2186円。
前期基準では15.63倍。
前期基準のEPSは2577円(前日2574円)。
225のPBRは1.47倍(前日1.49倍)。
BPSは27408円(前日27382円)。
日経平均の予益回りは6.09%。
予想配当り利回りは2.09%。
指数ベースではPERは20.32倍(前日20.56倍)。
EPSは1982円(前日1984円)。
PBRは1.96倍(前日1.98倍)。
BPSは20556円(前日20605円)。
益回りは4.92%(前日4.86%)。
配当利回りは1.96%(1.93%)。
10年国債利回りは1.500%(前日1.555%)。
プライム市場の予想PERは16.18倍。
前期基準では15.63倍。
PBRは1.41倍。
プライム市場の予想益回りは6.17%。
配当利回り加重平均は2.44%。
東証プライムのEPSは177.52(前日177.46)。
2025年2月が180.62。
2024年12月161.79。
2024年2月が174.18。
2024年1月が175.24。
2023年10月が177.72。
2022年4月が118.12。
大商い株専有率(先導株比率)は34.3%(前日33.3%)。
2月19日が48.3%だった。
2月26日に26.0%まで低下。
プライム市場の単純平均は15.02円安の2872円(前日は2887円)。
24年末が2753円。23年末が2827円。
プライム市場の売買単価は2380円(前日2530円)。
プライム市場の時価総額1003兆円(前日1014兆円)。
7月24日の1021兆円が過去最高。
ドル建て日経平均は272.84(前日270.95)と反発。
7月24日の286.07が年初来高値。
2021年2月16日に付けた290.62ドルが過去最高値。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比265円高の4085円。
高値40640円、安値38745円。
週明けの大証夜間取引終値は日中比290円高の40610円。
ボリンジャーのプラス1σが40878円。
プラス2σが41542円。
プラス3σが42205円。
マイナス1σが39551円。
マイナス2σが38888円。
週足のボリンジャーのプラス1σが40454円。
プラス2σが41794円。
プラス3σが43134円。
マイナス1σが37805円。
マイナス2σが36475円。
3月配当権利落ち前は37799円。
★25年3月日経平均の月中平均は37311円。
☆24年3月日経平均の月中平均は39844円。
★25年3月TOPIXの月中平均は2743.52ポイント。
☆24年3月TOPIXは2728ポイント。
17日(木)から水星逆行(→8月11日)。
アノマリー的には「株安の日」。
水曜が「8月最弱の日」で金曜が「変化日」。

《今日のポイント8月5日》

(1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って1%以上の反発。
   10年国債利回りは4.194%。
   5年国債利回りは3.739%
   2年国債利回りは3.677%。
   30年国債利回りは4.791%。
   ドル円は147円台前半。
   SKEW指数は152.29→155.49→159.31。
   恐怖と欲望指数は50→57。
   7月4日が78、昨年10月18日が75(4月8日が3、2023年10月5日が20)。
   4月8日の3がボトム。

(2)週明けのダウ輸送株指数は159ポイント(1.06%)高の15263ポイントと5日ぶりに反発。
   SOX指数は96ポイント(1.75%)高の5624ポイントと3日ぶりに反発。
   VIX指数は17.52(前日20.38)。
   NYSEの売買高は11.74億株(前日14.02億株)。
   3市場の合算売買高は150.5億株(前日195.1億株。過去20日平均183.7億株)。
   週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比265円高の40585円。

(3)プライム市場の売買代金は4兆8036億円(前日5兆6149億円)。
   売買高は20.12億株(前日22.19億株)。
   値上がり473銘柄(前日1300銘柄)。
   値下がり1096銘柄(前日291銘柄)。
   新高値131銘柄(前日357銘柄)。
   新安値5銘柄(前日3銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは125.86(前日135.47)。
   東証グロース市場の騰落レシオは106.28(前日105.63)。
   NTレシオは13.82倍(前日13.84倍)。
   20年12月30日が12.90倍。
   サイコロは4勝8敗で33.33%。

(4)上向きの25日線(40215円)から△0.19%(前日△1.47%)。
   70日連続で上回った。
   上向きの75日線は38284円。
   61日連続で上回った。
   上向きの200日線(38272円)から△5.27%(前日△6.62%)
   36日連続で上回った。
   下向きの5日線は40697円。
   2日連続で下回った。
   13週線は39135円。
   26週線は37873円。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.821%(前日▲18.932%)。
   買い方▲3.123%(前日▲2.326%)。
   東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲10.022%(前日▲10.116%)。
   買い方▲9.503%(前日▲9.166%)。

(6)空売り比率は39.6%(前日37.5%、3日連続で40%割れ)。
   空売り規制なし銘柄の比率は9.3%(前日6.8%)。
   35日連続で1ケタ。
   日経VIは26.18(前日23.29)。

(7)日経平均採用銘柄のPERは16.41倍(前日16.53倍)。
   EPSは2455円(前日2468円)。
   直近ピークは2月13日2564円、10月15日2514円、3月4日2488円。
   直近ボトムは5月16日2186円。
   前期基準では15.63倍。
   前期基準のEPSは2577円(前日2574円)。
   225のPBRは1.47倍(前日1.49倍)。
   BPSは27408円(前日27382円)。
   日経平均の予益回りは6.09%。
   予想配当り利回りは2.09%。
   指数ベースではPERは20.32倍(前日20.56倍)。
   EPSは1982円(前日1984円)。
   PBRは1.96倍(前日1.98倍)。
   BPSは20556円(前日20605円)。
   益回りは4.92%(前日4.86%)。
   配当利回りは1.96%(1.93%)。
   10年国債利回りは1.500%(前日1.555%)。

(8)大商い株専有率(先導株比率)は34.3%(前日33.3%)。
   プライム市場の単純平均は15.02円安の2872円(前日は2887円)。
   24年末が2753円。23年末が2827円。
   プライム市場の時価総額1003兆円(前日1014兆円)。
   7月24日の1021兆円が過去最高。
   ドル建て日経平均は272.84(前日270.95)と反発。
   7月24日の286.07が年初来高値。
   2021年2月16日に付けた290.62ドルが過去最高値。

(9)ボリンジャーのプラス1σが40878円。
   プラス2σが41542円。
   プラス3σが42205円。
   マイナス1σが39551円。
   マイナス2σが38888円。
   週足のボリンジャーのプラス1σが40454円。
   プラス2σが41794円。
   プラス3σが43134円。
   マイナス1σが37805円。
   マイナス2σが36475円。
   3月配当権利落ち前は37799円。
   ★25年3月日経平均の月中平均は37311円。
   ☆24年3月日経平均の月中平均は39844円。
   ★25年3月TOPIXの月中平均は2743.52ポイント。
   ☆24年3月TOPIXは2728ポイント。
   17日(木)から水星逆行(→8月11日)。
   アノマリー的には「株安の日」。
   水曜が「8月最弱の日」で金曜が「変化日」。

今年の曜日別勝敗(8月4日まで)

月曜14勝14敗
火曜17勝10敗
水曜16勝14敗
木曜18勝11敗
金曜11勝19敗
(櫻井)。