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2022.05.31 櫻井 英明

週末

週末の兜町での株式セミナー。
終了後にやってきた参加者の質問。
「セミナー資料を作ってから今日までに変えたシナリオはありますか?」。
配布用の資料は印刷やコンプラの関係上数日前までに作ります。
しかしシナリオは変わることはありません。
話す内容は直前までの動きを踏まえてます。
だから怪訝な質問でした。
聞いてみると「この間出席した出たセミナーで聞いてみました。
実はシナリオは大分変ったんです、と演者に言われました」。
そんなことがあるんだという印象。
というか、そんなにコロコロとシナリオが変わるものでもないでしょう。
臨機応変と言えば聞こえは良いですが、コロコロとシナリオが変わるほど相場に対して覚悟がないとも言えます。
自分軸がないから周囲環境の変化が相場観の変化につながってしまう可能性があるということ。
これはいつまでたっても相場観が信用されないということにつながってしまいそう。
「高ければ強気、安ければ弱気。
上昇すると懐疑、下落すると逆安堵」ではいけません。
そして過去から未来へと続く相場を日々の動きで微分するから余計に無責任になるのかも知れません。

あるITT企業の創業会長が先週亡くなられました。
北海道から沖縄までIRと称して駆け巡った記憶が甦りました。
最後にお会いしたのは冬の東京よみうりカントリー。
「少し?痩せるられたかな」と感じましたが元気な姿。
だから突然の訃報でした。
「最初の資本金が確か200万円。
今は時価総額1000億円。
そんなに難しいことじゃないですよ」と話されていました。
そして「最近は正月に訪問するのは銀行の支店長ではなくて証券会社の法人部」とも。
「RPA」や「DX」という単語を2年ほど先駆けて教えてくれたのもこの会長さんでした。
ITの第一世代でしたから世界のITの進歩の歴史を教えてもらいました。
「ダーウィンの進化論のように当社は変化に対応してきた」。
その言葉も甦ります。
享年75歳。合掌。


自分にも「余命10年」という言葉が迫ってきたような気もします。
老醜を晒さない引け際について考えさせられた週末。


もっとも・・・。

スポーツ選手と違って衰えが目に見えて現れるものではありませんから厄介かも知れません。

以下は今朝の場況。

「メモリアルデーで休場」

月曜のNY株式はメモリアルデーで休場。
週明けのロンドンFT、ドイツDAXは4日続伸。
欧州市場で国債利回りは上昇。
ドイツの5月の消費者物価指数(CPI、速報値)が前年同月比7.9%上昇。
前月から伸び率が加速。
ドイツ国債は売られた。
欧州の主要株価指数の上昇で、投資家が運用リスクを取りやすい雰囲気が拡大。
相対的に安全資産とされるドイツ国債の売りにつながったとの解釈。

週末のNY株式市場で主要3指数は揃って大幅続伸。
「FRBが景気後退を回避しつつ、金融引き締めを進めることが可能」。
楽観的な見方が拡大したという都合の良い解釈だ。
「市場はネガティブなニュースやFRBの行動を消化し、企業決算シーズンもほぼ終了」。
そんな声も聞こえる。
アップルやマイクロソフト、テスラが上昇。
美容品販売アルタ・ビューティーとデル・テクノロジーズはともに12%超急伸。
下方修正を受け、アパレル大手のアメリカン・イーグル・アウトフィッターズは6.6%安。
NYダウは9週間ぶりに反発。
サイコロは9勝3敗。
S&P500とNAASDAQは8週間ぶりに反発。
S&Pは週間で6.6%上昇。
2020年11月以来の大きさとなった。
4月の個人消費支出(PCE)価格指数は、前年同月比6.3%上昇。
伸び率は1982年以来の高水準となった前月の6.6%から縮小。
前月比で0.2%上昇と3月の0.9%上昇から減速。
2020年11月以来、最小の伸びにとどまった。
半日立ち合いとなった10年債利回りは6週間ぶりの低水準。
FF金利先物は6月と7月、9月に0.5%利上げを織り込み。
ただ、最終的な利上げ幅についての予想は縮小。
来年3月時点の金利水準は2.89%。
23日には3.03%の見通しだった。
10年国債利回りは2.741%。
2年国債利回りは2.477%。
ドル円は127円台前半。
WTI原油7月物は前日比0.98ドル(0.86%)高の1バレル=115.07ドル。
3月8日以来約2カ月半ぶりの高値水準。
ビットコインは2.59%安の2万8426ドル
SKEW指数は122,96→118.85→122.28→121.25。
恐怖と欲望指数は13→21。
週明けはメモリアルデーで休場。
週末に水星の逆行が終わる。

週末のNYダウは575ドル(1.76%)高の33212ドルと6日続伸。
高値33213ドル、安値32682ドル。
5月17日戻り高値32654ドルを上抜けた。
6日続伸で1951ドル高。
前週までの8週続落での下落幅は3599ドルだった。
サイコロは9勝3敗。
NASDAQは390ポイント(3.33%)高の12131ポイントと3日続伸。
高値12131ポイント、安値11856イント。
サイコロは7勝5敗。
S&P500は100ポイント(2.47%)高の4158ポイントと3日続伸。
高値4158ポイント、安値4077ポイント。
サイコロは7勝5敗。
ダウ輸送株指数は302ポイント(2.14%)高の14444ポイントと3日続伸。
SOX指数は4.03%高の3115ポイントと3日続伸。
VIX指数は25.72。
3市場の売買高は109.2億株(前日は114.2億株、直近20日平均131.3億株)。
225先物CME円建ては大証日中比330円高の27140円。
ドル建ては大証日中比335円高の27145円。
ドル円は127.10円。
10年国債利回りは2.743%。
2年国債利回りは2.484%。

週間ベースでNYダウは6.2%高、9週ぶり反発。、
NASDAQ総合指数は6.84%高、8週ぶり反発。
S&P500は6.6%高、8週ぶり反発。

「プラス2σが27477円」

週明けの日経平均は寄り付き311円高。
終値は587円(△2.19%)高の27369円と続伸。
4月21日(27553円)以来、約1か月ぶりの水準を回復。
「27000円に壁はなかった」との指摘もある。
日足は5日ぶりに陽線。
TOPIXは35.14ポイント(△1.86%)高の1922ポイントと3日続伸。
プライム市場指数は18.11ポイント高の989.01と3日続伸。
東証マザーズ指数は4.98%高と3日ぶりに反発。
プライム市場の売買代金は4兆3019億円(前日は2兆9671億円)。
4月の市場再編後で最大。
TOPIX構成銘柄の浮動株比率の見直しに絡む売買で膨らんだ。
値上がり1551銘柄(前日1228銘柄)。
値下がり253銘柄(前日548銘柄)。
新高値133銘柄(前日67銘柄)。
3ケタは5月6日の104銘柄以来。
新安値7銘柄(前日68柄)。
日経平均の騰落レシオは101.79(前日99.31)。
グロース市場の騰落レシオは81.84。
NTレシオは14.24倍(前日14.19倍)。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
上向きの25日線(26701円)から△2.50%(前日▲0.36%)。
2日連続で上回った。
上向きの75日線は26802円。
5日ぶりに上回った。
下向きの200日線(27944円)からは▲2.06%(前日▲4.17%)。
91日連続で下回った。
上向きの5日線は26836円。
2日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.020%(前日▲12.761%)。
買い方▲9.177% (前日▲10.794%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.344%(前日▲1,628%)。
買い方▲29.353% (前日▲32.050%)。
空売り比率は47.5%(前日43.7%。3月24日から44日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は6.4%(前日8.3%)。
日経VIは19.93(前日21.46)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.15倍(前日12.92倍)。
5日ぶりに13倍台。
前期基準では13.25倍。
EPSは2081円(前日2072円)。
225のPBRは1.18倍。
BPSは23194円(前日23087円)
日経平均の益回りは7.60%。
10年国債利回りは0.230%。
プライム市場の予想PERは13.88倍。
前期基準では14.10倍。
PBRは1.19倍。
プライム市場の単純平均は52円高の2431円。
プライム市場の売買単価は2557円(前日2539円)。
プライム市場の時価総額は696兆円(前日683億円)。
ドル建て日経平均は215.35(前日211.18)。
週末のシカゴ225先物円建て終値は大証日中比330円高の27140円。
高値27165円、安値2673円。
月曜のCME日経先物は(円建て)は高値27420円。
最終約定値は大証日中終値比60円安の27340円。
大証先物夜間取引終値は日中比80円安の27320円。
高値は昨夕の27420円、夜間は27390円、安値27320円。
気学では「人気の反対に動く日。逆張り方針良し」。
水曜は「変化日にして不時の高下を見せる日」。
木曜は「初め強いと後安の日。吹き値売り良し」。
金曜は「人気に逆行して前後場歩調を変える日」。
ボリンジャーのプラス1σが27089円。
プラス2σが27477円。
マイナス1σが26313円。
マイナス2σが25926円。
一目均衡の雲の上限が26766円。
下限が26510円。
5日ぶりに雲の上。
月曜のNYはメモリアルデーで休場。
アノマリー的には「リーマンショック以降株高の日、変化日」。
月足陽線基準は26828円。

《今日のポイント5月30日》

(1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って大幅続伸。
   NYダウは9週間ぶりに反発。
   S&P500とNAASDAQは8週間ぶりに反発。
   10年国債利回りは2.741%。
   2年国債利回りは2.477%。
   ドル円は127円台前半。
   SKEW指数は122,96→118.85→122.28→121.25。
   恐怖と欲望指数は13→21。
   週明けはメモリアルデーで休場。
   週末に水星の逆行が終わる。

   月曜のNY株式はメモリアルデーで休場。
   週明けのロンドンFT、ドイツDAXは4日続伸。
   欧州市場で国債利回りは上昇。

(2)ダウ輸送株指数は302ポイント(2.14%)高の14444ポイントと3日続伸。
   SOX指数は4.03%高の3115ポイントと3日続伸。
   VIX指数は25.72。
   3市場の売買高は109.2億株(前日は114.2億株、直近20日平均131.3億株)。
   225先物CME円建ては大証日中比330円高の27140円。
   月曜のCME日経先物は(円建て)は高値27420円。
   最終約定値は大証日中終値比60円安の27340円。

(3)プライム市場の売買代金は4兆3019億円(前日は2兆9671億円)。
   4月の市場再編後で最大。
   TOPIX構成銘柄の浮動株比率の見直しに絡む売買で膨らんだ。
   値上がり1551銘柄(前日1228銘柄)。
   値下がり253銘柄(前日548銘柄)。
   新高値133銘柄(前日67銘柄)。
   3ケタは5月6日の104銘柄以来。
   新安値7銘柄(前日68柄)。
   日経平均の騰落レシオは101.79(前日99.31)。
   グロース市場の騰落レシオは81.84。
   NTレシオは14.24倍(前日14.19倍)。
   サイコロは8勝4敗で66.66%。

(4)上向きの25日線(26701円)から△2.50%(前日▲0.36%)。
   2日連続で上回った。
   上向きの75日線は26802円。
   5日ぶりに上回った。
   下向きの200日線(27944円)からは▲2.06%(前日▲4.17%)。
   91日連続で下回った。
   上向きの5日線は26836円。
   2日連続で上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.020%(前日▲12.761%)。
   買い方▲9.177% (前日▲10.794%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.344%(前日▲1,628%)。
   買い方▲29.353% (前日▲32.050%)。

(6)空売り比率は47.5%(前日43.7%。3月24日から44日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は6.4%(前日8.3%)。
   日経VIは19.93(前日21.46)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.15倍(前日12.92倍)。
   5日ぶりに13倍台。
   EPSは2081円(前日2072円)。
   225のPBRは1.18倍。
   BPSは23194円(前日23087円)
   日経平均の益回りは7.60%。
   10年国債利回りは0.230%。

(8)プライム市場の単純平均は52円高の2431円。
   プライム市場の時価総額は696兆円(前日683億円)。
   ドル建て日経平均は215.35(前日211.18)。

(9)ボリンジャーのプラス1σが27089円。
   プラス2σが27477円。
   マイナス1σが26313円。
   マイナス2σが25926円。
   一目均衡の雲の上限が26766円。
   下限が26510円。
   5日ぶりに雲の上。
   月曜のNYはメモリアルデーで休場。
   アノマリー的には「リーマンショック以降株高の日、変化日」。
   月足陽線基準は26828円。

今年の曜日別勝敗(5月30日まで)

月曜8勝11敗
火曜11勝9敗
水曜11勝8敗
木曜9勝11敗
金曜10勝9敗
(櫻井)。