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2024.02.28 鈴木 一之

【放送後記:2024年2月28日(水)前場】

「日経平均は小幅マイナス、3日連続で史上最高値を更新ののちに小幅安」

◎日経平均(28日前引):39,191.99(▲47.53、▲0.12%)

時価総額:950.2兆円(27日、以下同じ)
PBR:1.50倍
PER:16.59倍
利回り:1.72%

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【相場の概況】

・日経平均は4日ぶりに反落、エヌビディア効果もさすがに薄れつつある

・当のエヌビディアは小幅反落、米国の半導体株も上昇一服

・2月の消費者信頼感指数:106.7、市場予想(114.8)を大きく下回る

・バークレイズ、年末のS&P500の目標値引き上げ:4800→5300

・老舗百貨手のメーシーズ、2027年までに150店舗を閉鎖、高級百貨店に入れ替え

・昨日まで日経平均は3日連続で史上最高値を更新、それでも高揚感は感じられない

・1月CPI、コア指数は前年比+2.0%(予想1.8%)、マイナス金利の解除は4月以降に

・アップルがEV開発を中止、その分の人員をAI開発に振り向ける

・東京市場も見送りムードは強いが、ようやく始まった出遅れ循環物色は歓迎

・昨日は「銀行、鉄鋼」が上昇、キヤノン(7751)、三菱地所(8802)が異彩高

・今日は「電力・ガス、機械」が材料もないままに上昇
【(東電(9501)、東京ガス(9531)、コマツ(6301)、日立建機(6305)、酉島製作所(6363)、イワキポンプ’6237)】

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【市場の声】

・「日経平均はバブル期の最高値を更新しましたが、その当時と比べて企業業績は4倍くらいになっているので、もはやバブルとは言えません」

・「3月末は株式需給は厳しくなりますが、日本株の先高観は今以上に強くなっているはずです」

・「金利上昇でも米国株がしっかりしてるのは、日本から「NISAマネー」が流れ込んでいるからでしょうね。」

・「春闘での賃上げが注目されますが、ここに来て人員削減に踏み込む企業も増えていますので、期待ほど賃上げは進まないかもしれません」

「10-12月のGDP(前期比▲0.1%)はかなり弱かった印象です。内需がダメなので外需に頼まざるを得ませんが、そうなると円高にもっていくのはむずかしいでしょう」

「マイナス金利を解除しても、日本の長期金利はさほど動かないはずです」

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【今日の新聞ニュースより】

▽食料不足時に増産指示へ、政府「食料・農業基本法」改正を閣議決定
▽セブン、スーパー融合店、新型コンビニ展開、面積と商品2倍
▽ソニーグループのゲーム会社、採算悪化で世界で900人削減

▽米長期金利に上昇圧力、3カ月ぶりの高さ、インフレ継続意識
▽任天堂のスイッチ後継機、エヌビディアの技術活用がカギ
▽マイクロン、AIメモリー3割省電力、エヌビディア向け

▽マンション家賃、最高更新、1月・東京23区は前年比1割高
▽塩ビ輸出価格、2カ月連続上昇、3月積み中印向け 原料高を転嫁
▽業務用食用油3%安、2月、5カ月ぶり下落、使用節約の動きが浸透

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【今日のマル・バツ】

マル:九州フィナンシャルグループ(7180):TSMC工場、九州地区での資金需要拡大
バツ:ソニーグループ(6758):ゲーム部門の人員、世界で900人を削減

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以上です。(鈴木一之)