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2023.11.14 櫻井 英明

事実は学説に勝る

「金利が上がると株が下落する。
金利が下がると株が上昇する」。
教室ではこう教えられます。
しかし実態はどうでしょう。
約2年間米金利は上昇し続け米長期年利5%にも到達しました。
しかし大きな暴落はなく株価は堅調。
あるいは日本はバブル崩壊以降結局マイナス金利に突入しました。
しかし株価は30年に及んで株価は低迷。
ひょっとすると、市場は金利上昇=好景気、金利下落=景気鈍化。
その考えを優先しているようです。
だとすると、この数年の金利論議は全く不毛のものとなります。

報道では「補正予算、国債頼み続く。8.8兆円追加発行へ」の見出し。
国債で経済対策を行うことはそんなに悪いことなのでしょうか。
そもそも国債の発行残高は増加しGDP比率は2,6倍。
こんな国はありません。
それでも破綻はしませんし、インフレにもなりません。
ということは経済的議論はさておいて実態的には問題がないということ。
それでも基礎的財政収支の黒字化を金科玉条とした雑音は消えません。
「ドーマーの法則」なんてものを持ち出してくる・
「利子率が経済成長率より高ければ、国債残高の対GDP比は上昇し続ける」というもの。
それよりもやはり「事実が学説に勝る」と考えたいものです。

市場では「トリプル10」なんて言葉が出回っていたことがあります。
ROE、売上高営業利益率、売上高増加率のいずれもが10%を超えている銘柄に注目ということ。
これは今でも陳腐化していないと思います。

ある投資家さんがしてくれた計算。

日経平均株価のEPS上昇中で2207,72円。
(1)EPS2250円のケース
PER15.0倍 → 33750円
15.2倍 → 34200円
15,3倍 → 34425円

(2)EPS2230円のケース
PER15.0倍 → 33450円
15.2倍 → 33896
15,3倍 → 34119円

(3)EPS2220円のケース
PER14.9倍 33078円
PER15.0倍 33300円
PER15.1倍 33522円
PER15.2倍 33744円

以下は今朝の場況。

「S&P500採用銘柄の増益率は4.1%」

「薄商いで方向感に欠けた展開」

週明けのNY株式市場で主要3指数はCPI待ちで方向感のない展開。
ボーイングが4%上昇。
NYダウの上昇要因となった。
テスラは4%超上昇。
一方アップルやマイクロソフトは下落。
NY連銀10月の消費者調査で1年先の期待インフレ率は3.6%と9月(3.7%)から低下。
3年先は横ばいだったものの、5年先も2.7%と9月(2.8%)を下回った。
下院のジョンソン議長は政府機関閉鎖回避を目的とした共和党の暫定予算案を発表。
ただ、与野党双方から反対の声。
可決されなければ、一部政府機関が18日から閉鎖される可能性がある。
ムーディーズが10日に米財政赤字の高止まりと債務支払い能力の低下を理由に米国債の格付け見通しを引き下げた。
これを受けて国債利回りはやや上昇。
10年国債利回りは4.637%。
5年国債利回りは4.660%。
2年国債利回りは5.032%。
ドル円は151円台後半。
WTI原油12月物は前日比1.09ドル(1.41%)高の78.26ドル。
SKEW指数は139.28→139.81→135.27。
(5月31日が158.30)。
恐怖と欲望指数は42→41。
(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。

週明けのNYダウは54ドル(0.16%)高の34337ドルと続伸。
高値34405ドル、安値34205ドル。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは107.50%(前日111.02%)。
NASDAQは30ポイント(0.22%)安の13767ポイントと反落。
高値13805ポイント、安値13687ポイント。
サイコロは10勝2敗。
騰落レシオは88.44%(前日88.48%)。
S&P500は3ポイント(0.08%)安の4411ポイントと反落。
高値4421ポイント、安値4411ポイント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは101.17%(前日106.46%)。
ダウ輸送株指数は47ポイント(0.32%)安の14379ポイントと反落。
SOX指数は34ポイント(0.97%)安の3556ポイントと反落。
VIX指数は14.76(前日14.17)。
10月11日が16.09、9月14日が12.82。
NYSE売買高は8.27億株(前日9.24億株)。
3市場の合算売買高は93.4億株(前日は102億株、過去20日平均は109.7億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比210円高の32780円。
ドル建ては大証日中比220円高の32790円。
ドル円は151.71円。
10年国債利回りは4.637%。
2年国債利回りは5.0328%。

「SQ値32454円に対して2勝」

週明けの日経平均は寄り付き50円高。
終値は17円(△0.05%)高の32585円と反発。
高値32913円、安値32499円。
SQ値32454円に対して2勝。
日足は3日ぶりに陰線。
TOPIXは0.10ポイント(▲0.00%)安の2336ポイントと3日ぶりに反落。
プライム市場指数は0.04ポイント(▲0.04%)安の1202.59と3日ぶりに反落。
東証スタンダード指数は3日ぶりに反落。
東証グロース250指数は1.10ポイント(▲1.10%)安の678.06と続落。
25日移動平均からの乖離は△1.23%(前日△1.26%)。
プライム市場の売買代金は3兆7410億円(前日4兆1107億円)。
値上がり608銘柄(前日988銘柄)。
値下がり1000銘柄(前日630銘柄)。
新高値102銘柄(前日62銘柄)。
新安値26銘柄(前日19銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは104,04(前日114.49)。
東証グロース市場の騰落レシオは86.26(前日92,77)。
NTレシオは13.95倍(前日13.94倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
TOPIXは7勝5敗で58.33%。
東証グロース市場指数は5勝7敗で41.66%。
上向きの25日線(31715円)からは△2.74%(前日△2.88%)。
8日連続で上回った。
横這いの75日線は32149円。
6日連続で上回った。
上向きの200日線(30593円)からは△6.50%(前日△6.55%)。
157日連続で上回った。
下向いた5日線は32447円。
8日ぶりに下回った。
25日線を上回ってゴールデンクロス6日目。
13週線は32107円。
6日連続で上回った。
26週線は32220円。
6日連続で上回った。
13週線が26週線を下抜いてデッドクロス3日目。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.895%(前日▲14.176%)。
買い方▲8.910%(前日▲8.773%)。
東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.858%(前日▲3.424%)。
買い方▲25.278%(前日▲24.317%)。
空売り比率は42.0%(前日43.7%、21日連続で40%超)。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は6.8%(前日9.4%)。
8月18日が10.4%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
日経VIは19.54(前日20.00)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄のPERは14.68倍(前日14.69倍)。
7日連続で14倍台。
9月19日は16.26倍だった。
前期基準では15.95倍。
EPSは2219円(前日2217円、直近ボトムは9月28日2056円)。
昨年11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.30倍(前日1.30倍)。
BPSは25065円(前日25052円)。
10年国債利回りは0.870%(前日0.830%)。
日経平均の予想益回りは6.81%。
予想配当り利回りは1.98%。
プライム市場の予想PERは14.96倍。
前期基準では16.36倍。
PBRは1.27倍。
プライム市場の予想益回りは6.68%。
配当利回り加重平均は2.27%。
プライム市場の単純平均は7円安の2782円(前日は2790円)。
プライム市場の売買単価は2527円(前日2508円)。
プライム市場の時価総額は835兆円(前日835兆円)。
ドル建て日経平均は214.69(前日215.17)と続落。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比305円高の32885円。
高値32995円、安値32500円。
大証先物夜間取引終値は大証日中比210円高の32780円。
気学では「目先の天底をつくる注意日」
水曜「押し目買い良し」。
木曜「目先の天底となる」。
金曜「人気に逆行して動く日なり」。
ボリンジャーのプラス1σが32358円。
プラス2σが33020円。
プラス3σが33672円。
週足のボリンジャーのプラス1σが32827円。
プラス2σが33547円。
プラス3σが34267円。
9月配当落ちを埋める基準は日経平均で32371円。
TOPIXで2379ポイント。
アノマリー的には「リーマンショック以降株高の日、変化日」。

《今日のポイント11月14日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数はCPI待ちで方向感のない展開。
   10年国債利回りは4.637%。
   5年国債利回りは4.660%。
   2年国債利回りは5.032%。
   ドル円は151円台後半。
   WTI原油12月物は前日比1.09ドル(1.41%)高の78.26ドル。
   SKEW指数は139.28→139.81→135.27。
   (5月31日が158.30)。
   恐怖と欲望指数は42→41。
   (2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。

(2)ダウ輸送株指数は47ポイント(0.32%)安の14379ポイントと反落。
   SOX指数は34ポイント(0.97%)安の3556ポイントと反落。
   VIX指数は14.76(前日14.17)。
   10月11日が16.09、9月14日が12.82。
   NYSE売買高は8.27億株(前日9.24億株)。
   3市場の合算売買高は93.4億株(前日は102億株、過去20日平均は109.7億株)。
   週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比210円高の32780円。

(3)プライム市場の売買代金は3兆7410億円(前日4兆1107億円)。
   値上がり608銘柄(前日988銘柄)。
   値下がり1000銘柄(前日630銘柄)。
   新高値102銘柄(前日62銘柄)。
   新安値26銘柄(前日19銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは104,04(前日114.49)。
   東証グロース市場の騰落レシオは86.26(前日92,77)。
   NTレシオは13.95倍(前日13.94倍)。
   サイコロは7勝5敗で58.33%。

(4)上向きの25日線(31715円)からは△2.74%(前日△2.88%)。
   8日連続で上回った。
   横這いの75日線は32149円。
   6日連続で上回った。
   上向きの200日線(30593円)からは△6.50%(前日△6.55%)。
   157日連続で上回った。
   下向いた5日線は32447円。
   8日ぶりに下回った。
   25日線を上回ってゴールデンクロス6日目。
   13週線は32107円。
   6日連続で上回った。
   26週線は32220円。
   6日連続で上回った。
   13週線が26週線を下抜いてデッドクロス3日目。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.895%(前日▲14.176%)。
   買い方▲8.910%(前日▲8.773%)。
   東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.858%(前日▲3.424%)。
   買い方▲25.278%(前日▲24.317%)。

(6)空売り比率は42.0%(前日43.7%、21日連続で40%超)。
   22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
   23年3月10日52.7%。
   空売り規制なしの銘柄の比率は6.8%(前日9.4%)。
   8月18日が10.4%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
   日経VIは19.54(前日20.00)。
   2月16日の安値は14.63。

(7)日経平均採用銘柄のPERは14.68倍(前日14.69倍)。
   7日連続で14倍台。
   9月19日は16.26倍だった。
   前期基準では15.95倍。
   EPSは2219円(前日2217円、直近ボトムは9月28日2056円)。
   昨年11月15日の過去最高準は2238円。
   225のPBRは1.30倍(前日1.30倍)。
   BPSは25065円(前日25052円)。
   10年国債利回りは0.870%(前日0.830%)。

(8)プライム市場の単純平均は7円安の2782円(前日は2790円)。
   プライム市場の時価総額は835兆円(前日835兆円)。
   ドル建て日経平均は214.69(前日215.17)と続落。

(9)ボリンジャーのプラス1σが32358円。
   プラス2σが33020円。
   プラス3σが33672円。
   週足のボリンジャーのプラス1σが32827円。
   プラス2σが33547円。
   プラス3σが34267円。
   9月配当落ちを埋める基準は日経平均で32371円。
   TOPIXで2379ポイント。
   アノマリー的には「リーマンショック以降株高の日、変化日」。

今年の曜日別勝敗(11月13日まで)

月曜26勝15敗
火曜31勝12敗
水曜22勝21敗
木曜23勝20敗
金曜23勝20敗
(櫻井)。