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2023.10.03 櫻井 英明

秋の気配

「秋の気配」

日本時間日曜のランチタイム。
米議会上下両院は政府のつなぎ予算を可決しました。
連邦政府機関の4回目の閉鎖は土壇場で回避。
ただ法案は11月17日までの暫定予算。
バイデン大統領のコメント。
「そもそもこうした状況に置かれるべきではなかった。
このような作られた危機を回避するためにマッカーシー議長と数カ月前に予算について合意したばかりだ」。
通過してみれば「やはり茶番劇。理性は競争に勝つ」ということ。
そして11月もまた政争の波に洗われるのでしょう。
材料がないと困る向きも多いに違いないですから、仕方がないのでしょうか。
いい加減にこのリズムに気が付くことも大切です。

野分も訪れず「源氏物語」とはまた違った趣ですが、それでも少しヒンヤリ。
秋の気配は市場に苦難を持ってくることが多いですが「さて」という場面でしょうか。
「黄昏は風を止めて
ちぎれた雲はまた一つになる」。
そして「大いなる河のように
時は流れ戻るすべもない」。
さらに「ああ嘘でもいいから微笑むふりをして」。
オフコースの「秋の気配」は相場にも通じそうです。

今年の予想は「神無月=押し目買い」ですから、予想通りにはなって欲しくはないのですが・・・。

「投資10か条(令和5年10月)」

(1) 「早耳の早合点」は禁忌。

(2) 下げる時はしばしば茶番劇=相場は悲劇ではなく常にコメディ。
    相場予測を複雑な連立方程式にすると解が見つからなくなる。

(3) 株は戦いであると同時に人に感動を与える芸術。

(4) 相場は学問ではなく学を超えた存在。
    答えは相場そのものの中にある。
    現実逃避して他に求めても許してはくれない。

(5) 市場は投資という錯覚と投機という実務的心理の交錯の場。

(6) 株式市場は多くの雑音の不協和音の中で動いている。
    刹那的にはその不協和和音の単音に反応していることが多いのだろう。
    しかし底流にあるのは、ベースのように響く米金利動向と金融の状態。

(7) 銘柄の成長は相撲番付のようなもの。
    天与の才能があり、練習をしっかりと積んで、実戦を勝ち抜けたものだけが出世できる。
    小手先の技術やどさくさ紛れで出世しても長続きは難しいし、栄光には届かない。

(8) 「逆指標」はリズムとハーモニーの転換点。

(9) 株式市場は「わらしべ長者」の発想。

(10)投資の基本は「フェアバリュー・フェアプライス」

因みに・・・。

★9月月中平均は日経平均32725.56円
★TOPIX2397.55ポイント。

☆3月月中平均は日経平均27693円。
☆TOPIX1989ポイント。

★2022年9月月中平均は日経平均27418円。
★TOPIXの月中平均は1922ポイント。

日経平均27418円→27693円→32775.56円
TOPIX1922→1989→2397.55

週末のKABUTONEで皆様とお会いできることを楽しみにしてます。

以下は今朝の場況。

「アノマリーでは弱→強の10月」

「ISM製造業景況感指数は49.0」

週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
NYダウは続落。
一時280ドルあまり下げる場面があった
約4カ月ぶりの安値水準。
一方NASDAQ総合は小幅高。
ゴールドマン・サックスがトップピック銘柄のコンビクションリストに追加したエヌビディアが2.9%高。
ISM製造業景況感指数が49.0と市場予想(48.0)を上回り、好不況の境目とされる50に接近。
2022年11月以来の高水準となった。
「政策金利と長期金利が一定の間、高い水準にとどまり、米経済活動を押し下げるとの懸念」の拡大がNYダウ下落の背景。
50を下回るのは11カ月連続で、2007─09年のグレート・リセッション(大不況)以降で最長。
ただ指数は3カ月連続で改善。
10年国債利回りは4.68%。
一時前週末比0.13%高い4.70%と2007年10月以来の水準
2年国債利回りは5.10%。
ドル円は149円台後半。
WTI原油11月限は1.97ドル(2.2%)安の88.82ドル。
SKEW指数は133.48→134.50→129.17。
(5月31日が158.30)。
恐怖と欲望指数は28→28。
(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。

週明けのNYダウは74ドル(0.22%)安の33433ドルと3日続落。
高値33511ドル、安値33219ドル。
サイコロは3勝9敗。
騰落レシオは80.68%(前日87.00%)。
NASDAQは88ポイント(0.67%)高の13307ポイントと4日続伸。
高値13364ポイント、安値13204ポイント。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは82.56%(前日86.10%)。
S&P500は0.34ポイント(0.01%)高の4288ポイントと反発。
高値4300ポイント、安値4260イント。
サイコロは4勝8敗。
騰落レシオは86.13%(前日93.85%)。
ダウ輸送株指数は171ポィント(1.14%)安の14797ポイントと続落。
SOX指数は14ポイント(0.42%)高の3448ポイントと4日続伸。
VIX指数は17.61(前日17.52)。
3市場の合算売買高は108.4億株(前日113億株、過去20日平均は104.9億株)。
NYSE売買高は10.48億株(前日11.51億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比210円安の31610円。
ドル建ては大証日中比180円安の31640円。
ドル円は149.85円。
10年国債利回りは4.68%。
2年国債利回りは5.10%。

「マイナス2σが31723円」

週明けの日経平均は寄り付き244円高。
前引けは448円高。
終値は97円安の31759円と安値引けで3日続落。
高値32401円、安値31759円。
高値からは600円以上引き戻された格好。
19日のマドは33391円→33337円。
21日のマドは32988円→32939円。
22日のマドは32550円→32535円。
日足は3日連続で陰線。
TOPIXは8.95ポイント(▲0.39%)安の2314ポイントと3日続落。
プライム市場指数は4.58ポイント(0.38%)安の1191.08と3日続落。
東証スタンダード指数は3日続落。
東証マザーズ指数は12.61ポイント(▲1.73%)安の717.03と反落。
1月4日安値は712.42。
プライム市場の売買代金は3兆7015億円(前日4兆9096億円)。
23日連続3兆円超。
値上がり515銘柄(前日429銘柄)。
値下がり1266銘柄(前日1360銘柄)。
新高値56銘柄(前日55銘柄)。
8日連続で2ケタ。
新安値45銘柄(前日33銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは109.73(前日110.9)。
NTレシオは13.72倍(前日13.71倍)。
サイコロは4勝8敗で33.33%。
TOPIXは5勝7敗で41.66%。
マザーズ指数は5勝7敗で41.66%。
横這いの25日線(32624円)からは▲2.65%(前日▲2.34%)。
5日連続で下回った。
下向きの75日線は32616円。
5日連続で下回った。
上向きの200日線(29890円)からは△6.25%(前日△6.65%)。
129日連続で上回った。
下向きの5日線は32035円。
9日連続で下回った。
13週線は32312円。
26週線は31169円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.781%(前日▲15.105%)。
買い方▲8.824%(前日▲8.119%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.176%(前日▲4.102%)。
買い方▲21.909%(前日▲20.544%)。
空売り比率は41.6%(前日47.1%、9日連続で40%超)。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.8%(前日9.4%)。
8月18日が10.4%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
日経VIは18.88(前日18.40)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄のPERは15.36倍(前日15.35倍)。
9日連続で15倍台。
前期基準では15.78倍。
EPSは2067円(前日2075円)。
昨年11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.32倍(前日1.31倍)。
BPSは24060円(前日24318円)。
10年国債利回りは0.775%(前日0.765%)。
日経平均の予想益回りは6.51%。
予想配当り利回りは2.00%。
プライム市場の予想PERは15.55倍。
前期基準では16.23倍。
PBRは1.28倍。
プライム市場の予想益回りは6.42%。
配当利回り加重平均は2.24%。
プライム市場の単純平均は14円安の2576円(前日2590円)。
プライム市場の売買単価は2387円(前日2603円)。
プライム市場の時価総額は828兆円(前日838兆円)。
ドル建て日経平均は212.16(前日213.55)と反落。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比210円安の31620円。
高値32405円、安値31480円。
大証先物夜間取引終値は大証日中比230円安の31590円。
気学では「高日柄にして波乱する日。押し目買い良し」。
水曜が「不時安をみせる日。戻り売り」。
木曜が「小幅でも利食い千人力」。
金曜が「弱体日。戻り売り方針で駆け引きせよ」。
ボリンジャーのプラス1σが33075円。
マイナス1σが32174円。
マイナス2σが31723円。
マイナス3σが31273円。
週足のボリンジャーのプラス1σが31778円。
マイナス1σが31778円。
マイナス2σが31243円。
マイナス3σが30708円。
9月配当落ちを埋める基準は日経平均で32371円。
TOPIXで2379ポイント。

《今日のポイント10月3日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
   10年国債利回りは4.68%。
   2年国債利回りは5.10%。
   ドル円は149円台後半。
   SKEW指数は133.48→134.50→129.17。
   (5月31日が158.30)。
   恐怖と欲望指数は28→28。
   (2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。
(2)ダウ輸送株指数は171ポィント(1.14%)安の14797ポイントと続落。
   SOX指数は14ポイント(0.42%)高の3448ポイントと4日続伸。
   VIX指数は17.61(前日17.52)。
   3市場の合算売買高は108.4億株(前日113億株、過去20日平均は104.9億株)。
   NYSE売買高は10.48億株(前日11.51億株)。
   週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比210円安の31610円。

(3)プライム市場の売買代金は3兆7015億円(前日4兆9096億円)。
   23日連続3兆円超。
   値上がり515銘柄(前日429銘柄)。
   値下がり1266銘柄(前日1360銘柄)。
   新高値56銘柄(前日55銘柄)。
   8日連続で2ケタ。
   新安値45銘柄(前日33銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは109.73(前日110.9)。
   NTレシオは13.72倍(前日13.71倍)。
   サイコロは4勝8敗で33.33%。

(4)横這いの25日線(32624円)からは▲2.65%(前日▲2.34%)。
   5日連続で下回った。
   下向きの75日線は32616円。
   5日連続で下回った。
   上向きの200日線(29890円)からは△6.25%(前日△6.65%)。
   129日連続で上回った。
   下向きの5日線は32035円。
   9日連続で下回った。
   13週線は32312円。
   26週線は31169円。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.781%(前日▲15.105%)。
   買い方▲8.824%(前日▲8.119%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.176%(前日▲4.102%)。
   買い方▲21.909%(前日▲20.544%)。

(6)空売り比率は41.6%(前日47.1%、9日連続で40%超)。
   空売り規制なしの銘柄の比率は8.8%(前日9.4%)。
   8月18日が10.4%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
   日経VIは18.88(前日18.40)。

(7)日経平均採用銘柄のPERは15.36倍(前日15.35倍)。
   9日連続で15倍台。
   前期基準では15.78倍。
   EPSは2067円(前日2075円)。
   昨年11月15日の過去最高準は2238円。
   225のPBRは1.32倍(前日1.31倍)。
   BPSは24060円(前日24318円)。
   10年国債利回りは0.775%(前日0.765%)。

(8)プライム市場の単純平均は14円安の2576円(前日2590円)。
   プライム市場の時価総額は828兆円(前日838兆円)。
   ドル建て日経平均は212.16(前日213.55)と反落。

(9)ボリンジャーのプラス1σが33075円。
   マイナス1σが32174円。
   マイナス2σが31723円。
   マイナス3σが31273円。
   週足のボリンジャーのプラス1σが31778円。
   マイナス1σが31778円。
   マイナス2σが31243円。
   マイナス3σが30708円。
   9月配当落ちを埋める基準は日経平均で32371円。
   TOPIXで2379ポイント。

今年の曜日別勝敗(10月2日まで)

月曜24勝12敗
火曜27勝10敗
水曜18勝18敗
木曜19勝18敗
金曜21勝16敗
(櫻井)。