Blog

ブログ

2022.08.02 櫻井 英明

千の風

株価や指標などの数字は単なる羅列で無機質なもの。
当然のことではあります。
でも数字は結果にしが過ぎませんが、そこに至るプロセスにはそれこそ血と涙と汗が染みついています。
驚きも喜びも悲しみもすべてを含んだ結果の数字ということ。
言い換えれば数字は情念の集合。
そう考えると、少しの変化や小さなざわめきだって見逃すことはできなくなってきます。

決算発表の時期によく考えること。
「業績を追い続けるか、場外になった銘柄を追うか」。
日々発表される決算に一喜一憂して動くのが相場。
しかし市場は忘れやすいし一つのことしか考えられない単細胞なので過ぎに飽きて次に視点が映ってしまいがち。
今日発表の好決算は明日発表の好決算に追い越され忘れられる傾向にあります。
格言は「人の行く裏に道あり花の山」。
付和雷同するのではなく人気圏外に去った銘柄を静かに追うことが重要ということ。
IPOだってお祭りで躍らすじっくり追う方がたぶん投資効果は高いでしょう。
とはいえ、人と違うことを行うというのは勇気が必要です。

「業績が市場予想に届かなかった」というのも奇妙な解釈。
本来正解は会社側の数字であり、市場予想が間違ったということ。
ところがどこかで主客逆転し「届かなかった」会社が不正解になります。
「間違った方が正しい」とか「被害者が加害者」などいう逆転は、歴史の陰謀説も同様ですが・・・。

先日、虎ノ門のオークラ。
あるIT企業の創業会長のお別れの会。
弔辞では「すごい経営者だった。バブル崩壊もリーマンショックも越え37年間赤字が1回もなかった。」という言葉。
そして「2007年JASDAQ上場、2013年東証2部、2014年東証1部。
現在はプライム市場」と。
やはり上場しているということは大変なことだと再認識しました。
生前から懇意だったというテノール歌手秋川雅史氏の献歌は「千の風になって」。
「私のお墓の前で泣かないで下さい。
そこに私はいません。
眠ってなんかいません」。
これは響いた。

トヨタの第2四半期の決算発表予定は8月4日(木)。
いつもは水曜なのだが今回は木曜。
何か意味があるのだろうか。

以下は今朝の場況。

「反落」

週明けのNY株式市場で主要3指数は4日ぶりに反落。
「前週までの上昇で相場の短期的な過熱感が意識された。
米中間の地政学リスクの高まりも投資家心理の重荷」との解釈。
ただIMS製造業景況感指数は52.8。
6月の53.0から低下し2020年6月以来の低水準となった
ただ市場予想(52.1)は上回った。
ボーイングが前週末比6%高。
アマゾンが上昇し、アルファベットが下落。
10年国債利回りは2.587%。
2年国債利回りは2.886%。
ドル円は131円台前半。
WTI原油9月物は4.73ドル(4.8%)安の93.89ドル。
SKEW指数は122.29→122.94。
恐怖と欲望指数は41→409。

週明けのNYダウは46ドル(0.14%)安の32798ドルと4日ぶりに反落。
高値32972ドル、安値3264ドル。
サイコロは8勝4敗。
NASDAQは21ポイント(0.18%)安の12358ポイントと4日ぶりに反落。
高値12499ポイント、安値12271ポイント。
サイコロは7勝5敗。
S&P500は9ポイント(0.24%)安の4120ポ゚イントと4日ぶりに反落。
高値4144ポイント、安値4096ポイント。
サイコロは8勝4敗。
ダウ輸送株指数は25ポイント(0.17%)高の14634ポイントと4日続伸。
SOX指数は0.38%高の2978ポイントと4日続伸。
VIX指数は22.84と上昇。
3市場の売買高は103億株(前日113.5億株、過去20日平均は108億株)。
225先物CME円建ては大証日中比115円安の27885円。
ドル建ては大証日中比95円安の27905円。
ドル円は131.61円。
10年国債利回りは2.587%。
2年国債利回りは2.886%。

「20日線はかすかに上向き」

週明けの日経平均は寄り付き12円高。
終値は191円(△0.69%)高の27993円と反発。
日足は3日ぶりに陽線。
TOPIXは19.80ポイント(△1.02%)高の1960ポイントと反発。
プライム市場指数は10.21ポイント(△1.02%)高の1008.56と反発。
東証マザーズ指数は0.84%高の724.56と4日続伸。
プライム市場の売買代金は3兆1015億円(前日は3兆2525億円)。
3日連続で3兆円台。
値上がり1486銘柄(前日513銘柄)。
値下がり312銘柄(前日1269銘柄)。
新高値91銘柄(前日72銘柄)。
新安値9銘柄(前日3銘柄)。
日経平均の騰落レシオは132.18(前日130.48)。
直近高値150.44(21年9月28日)。
直近安値79.57(4月27日)。
NTレシオは14.28倍(前日14.33倍)。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
上向きの25日線(26993円)からは△3.79%(前日△3.22%)
11日連続で上回った。
上向きの75日線は26891円。
11日連続で上回った。
微かに上向いた200日線(27563円)からは△1.56%(前日△0.87%)。
7日連続で上回った。
上向きの5日線は27796円。
3日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.781%(前日▲12.235%)
買い方▲7.057%(前日▲8.072%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲13.272%(前日▲13.284%)。
買い方▲25.427% (前日▲26.020%)。
空売り比率は40.9%(前日42.1%。3月24日から81日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は6.9%(前日7.6%)。
日経VIは18.96(前日18.93)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.01倍(前日12.86倍)。
6日ぶりに13倍台。
前期基準では13.42倍。
EPSは2151円(前日2161円)。
昨年11月8日の過去最高値2179円。
市場予想の平均値は2242円。
225のPBRは1.18倍。
BPSは23723円(前日23560円)。
10年国債利回りは0.180%。
プライム市場の予想PERは13.97倍。
前期基準では14.44倍。
PBRは1.21倍。
プライム市場の予想益回りは7.15%。
配当り利回り(加重平均)は2.45%。
プライム市場の単純平均は31円高の2508円。
プライム市場の売買単価は2528円。
プライム市場の時価総額は714兆円。
ドル建て日経平均は211.16(前日209.18)と11日続伸。
年初来高値253.19(1月4日)。
年初来安値190.93(6月20日)。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比115円安の27885円。
高値28060円、安値27725円。
大証先物夜間取引終値は日中比110円安の27890円。
気学では火曜は「前日に引き継いで高きは反落する」。
水曜は「転機を知る重要日。波動につくべし」。
木曜は「後場高の日なれど、上放れた時は売り狙え」。
金曜は「案外弱き日。戻り売り方針良し」。
ボリンジャーのプラス1σが27641円。
プラス2σが28289円。
プラス3σが28936円。
マイナス1σが26346円。
3月25日高値(2万8338円)。
6月9日高値(2万8389円)。
3月権利落ち前が28252円。
昨年末終値が28791円。
3月月中平均は26583円。
トピが1885ポイント。
28000円まであと7円。
アノマリー的には「変化日」。

《今日のポイント8月2日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は4日ぶりに反落。
   10年国債利回りは2.587%。
   2年国債利回りは2.886%。
   ドル円は131円台前半。
   SKEW指数は122.29→122.94。
   恐怖と欲望指数は41→409。

(2)ダウ輸送株指数は25ポイント(0.17%)高の14634ポイントと4日続伸。
   SOX指数は0.38%高の2978ポイントと4日続伸。
   VIX指数は22.84と上昇。
   3市場の売買高は103億株(前日113.5億株、過去20日平均は108億株)。
   225先物CME円建ては大証日中比115円安の27885円。

(3)プライム市場の売買代金は3兆1015億円(前日は3兆2525億円)。
   3日連続で3兆円台。
   値上がり1486銘柄(前日513銘柄)。
   値下がり312銘柄(前日1269銘柄)。
   新高値91銘柄(前日72銘柄)。
   新安値9銘柄(前日3銘柄)。
   日経平均の騰落レシオは132.18(前日130.48)。
   直近高値150.44(21年9月28日)。
   直近安値79.57(4月27日)。
   NTレシオは14.28倍(前日14.33倍)。
   サイコロは9勝3敗で75.00%。

(4)上向きの25日線(26993円)からは△3.79%(前日△3.22%)
   11日連続で上回った。
   上向きの75日線は26891円。
   11日連続で上回った。
   微かに上向いた200日線(27563円)からは△1.56%(前日△0.87%)。
   7日連続で上回った。
   上向きの5日線は27796円。
   3日連続で上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.781%(前日▲12.235%)
   買い方▲7.057%(前日▲8.072%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲13.272%(前日▲13.284%)。
   買い方▲25.427% (前日▲26.020%)。

(6)空売り比率は40.9%(前日42.1%。3月24日から81日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は6.9%(前日7.6%)。
   日経VIは18.96(前日18.93)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.01倍(前日12.86倍)。
   6日ぶりに13倍台。
   前期基準では13.42倍。
   EPSは2151円(前日2161円)。
   昨年11月8日の過去最高値2179円。
   市場予想の平均値は2242円。
   225のPBRは1.18倍。
   BPSは23723円(前日23560円)。
   10年国債利回りは0.180%。

(8)プライム市場の単純平均は31円高の2508円。
   プライム市場の時価総額は714兆円。
   ドル建て日経平均は211.16(前日209.18)と11日続伸。
   年初来高値253.19(1月4日)。
   年初来安値190.93(6月20日)。

(9)ボリンジャーのプラス1σが27641円。
   プラス2σが28289円。
   プラス3σが28936円。
   マイナス1σが26346円。
   3月25日高値(2万8338円)。
   6月9日高値(2万8389円)。
   3月権利落ち前が28252円。
   昨年末終値が28791円。
   3月月中平均は26583円。
   トピが1885ポイント。
   28000円まであと7円。
   アノマリー的には「変化日」。

今年の曜日別勝敗(8月1日まで)

月曜14勝13敗
火曜16勝13敗
水曜16勝12敗
木曜16勝13敗
金曜15勝13敗
(櫻井)。