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2025.06.10 櫻井 英明
未来という錯覚
7日(土)日経朝刊では「REIT8か月ぶり高値」の見出し。
東証REIT指数は1754ポイント台で、昨年9月以来8か月ぶりの高値水準を回復。
背景はオフィス需要の拡大で賃料が上昇、関税の影響は受けにくいことなど。
グローバルワンが年初来30%、阪神阪急が22%、東急リアルエステートが20%高。
東証REIT指数は年初来6%高。
日経平均は年初来5%安。
上場REITの含み益は3月末時点で6兆円。
1年で1割増加し過去最高。
政府・金融庁は月内にも閣議決定する経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)に組み入れを促すと明記する見通し。
もう一つ興味深かった見出しは「日経平均上値抑えるサイン点灯」。
週足で上から順に52週線、26週線。13週線とならんでおり「逆パーフェクトオーダー」。
過去にこうなった時は1年程度の軟調な相場となる傾向があったとの指摘。
通常は上から「短期→中期→長期」とならぶ「パーフェクトオーダー」が望ましいとされます。
しかし、罫線はあくまで結果論。
過去1年の相場がショボかったから「逆パーフェクトオーダー」になっているとも解釈可能です。
そして、チャートが相場の未来を決めることは滅多にありません。
現在の位置を表現してくれるのがチャート。
そこから未来は予測できるかも知れませんが、未来は現在の延長線とは限りません。
株式相場は未来を予測しているようで実は後講釈というパラドックスは結構成り立ちそうです。
例えば2月半ばにSKEW指数が183まで上昇したのは4月初めの急落のサインでした。
あるいは4月初めに恐怖と欲望指数が瞬間的に「3」まで低下し「超恐怖」となったのはその後の反発のサイン。
これらは後になってみないとわからないもの。
現在が過去になったときに後講釈的に立証されます。
では、現在はどうでしょう。
日経平均株価の200日移動平均が上向きまた。
信用倍率は5月30日時点で4倍台に低下。
日経平均は続落しているのに新高値は連日3ケタ近く。
松井証券信用評価損益率で買い方は売り方よりも圧倒的に評価損が小さい。
などなど、数週間後に改めて確認してみると、「サイン」だったと立証ができるかもしれません。
以下は今朝の場況。
↓
「日経平均は上向きの200日線(37889円)から△0.52%(前日▲0.35%)」
「S&P500とナスダック総合は続伸」
週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
S&P500とナスダック総合は続伸。
S&P500は2月に付けた史上最高値まで約2%。
ナスダックは昨年12月に付けた史上最高値まで約3%。
アマゾンとアルファベットがそれぞれ1%超上昇。
アップルは1.2%下落。
9日に年次ソフトウエア開発者会議を開催したが「目新しさに欠けた」との解釈。
ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは約3%下落。
インターネット証券ロビンフッド・マーケッツが2%近く下落。
5月のNY連銀消費者調査で1年先のインフレ期待は3.2%(4月は3.6%)。
3年先のインフレ期待は3%(4月は3.2%)。
5年先のインフレ期待は2.6%(4月は2.7%)。
インフレ期待は全期間において低下した。
1年後の食料品の予想上昇率は5.5%。
2023年10月以来の高水準。
一方、1年後の住宅価格の予想上昇率は3%。
4月の3.3%から低下した。
4月の卸売在庫は0.2%増。
速報値の横ばいから上方修正。
市場予想は改定なしだった。
前年同月比は2.3%増だった。
国債利回りは小幅低下。
10年国債利回りは4.475%。
5年国債利回りは4.082%
2年国債利回りは4.003%。
30年国債利回りは4.940%。
ドル円は144円台半ば。
WTI原油先物7月限は前日比0.81ドル(1.25%)高の1バレル=65.39ドル。
金先物8月限は前日比0.10ドル(0.00%)高の1オンス =3346.70ドル。
SKEW指数は140.09→138.85→139.18。
恐怖と欲望指数は63→62。
昨年10月18日の75がピーク(2023年10月5日が20)。
4月8日の3がボトム。
週明けのNYダウは1ドル(0.00%)安の42761ドルと小幅に反落。
高値42983ドル、安値42567ドル。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは121.30(前日121.30)。
NASDAQは61ポイント(0.31%)高の19591ポイントと続伸。
高値19637ポイント、安値19531ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは109.39(前日109.39)。
S&P500は5ポイント(0.09%)高の6005ポイントと続伸。
高値6021ポイント、安値5994ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは116.89(前日116.89)。
週明けのダウ輸送株指数は99ポイント(0.67%)高の14976ポイントと続伸。
SOX指数は98ポイント(1.96%)高の5136ポイントと続伸。
VIX指数は17.16(前日16.77)。
NYSEの売買高は111.09億株(前日10.16億株)。
3市場の合算売買高は171億株(前日145億株、過去20日平均は178億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比115円高の38225円。
ドル建ては大証日中比120円高の38230円。
ドル円は144.58円。
10年国債利回り4.475%。
2年国債利回りは4.003%。
「37756円→38018円にマド」
週明けの日経平均は寄り付き287円高。
終値は346円(△0.92%)高の38088円と続伸。
高値38178円。
安値38018円。
2日連続で日足陽線。
3月月中平均の37311円を10日連続で上回った。
3月23日に37100円→37111円にマド。
6月9日に37756円→38018円にマド。
日経平均は20日連続で一目均衡の雲の上。
上限は35150円。
下限は34934円。
TOPIXは16ポイント(△0.58%)高の2785ポイントと続伸。
3月26日の2821ポイントが年初来高値。
25日線(2751ポイント)を30日連続で上回った。
75日線(2685ポイント)を25日連続で上回った。
200線(2693ポイント)を24日連続で上回った。
日足は2日ぶりに陰線。
TOPIXコア30指数は続伸。
プライム市場指数は8ポイント(△0.56%)高の1433,46ポイントと続伸。
東証グロース250指数は3.12ポイント(△0.42%)高の748.76と3日続落。
25日移動平均線からの乖離は△3.86%(前日△3.82%)。
プライム市場の売買代金は3兆4616億円(前日3兆6054億円)。
売買高は13.47株(前日14.64億株)。
値上がり814銘柄(前日861銘柄)。
値下がり738銘柄(前日710銘柄)。
新高値87銘柄(前日84銘柄)。
新安値15銘柄(前日16銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは111.95(前日109.27)。
東証グロース市場の騰落レシオは110.26(前日106.04)。
NTレシオは13.67倍(前日13.63倍)。
20年12月30日が12.90倍。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
TOPIXは8勝4敗で66.66%。
東証グロース市場指数は8勝4敗で66.66%。
上向きの25日線(37576円)から△1.36%(前日△0.62%)。
30日連続で上回った。
下向きの75日線は36679円。
22日連続で上回った。
6日連続で上向きの200日線(37889円)から△0.52%(前日▲0.35%)
6日ぶりに上回った。
上向きに転じた5日線は37715円。
2日連続で上回った。
13週線は36587円。
26週線は37672円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.334%(前日▲16.821%)。
買い方▲4.089%(前日▲4.684%)。
東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲7.685%(前日▲7.572%)。
買い方▲6.695%(前日▲7.334%)。
空売り比率は37.7%(前日37.2%、5日連続で40%割れ)。
空売り規制なし銘柄の比率は8.5%(前日7.7%)。
3月14日が15.2%。
3月7日が10.6%、
2月20日が11.5%、1月6日が12.2%。
昨年12月26日が14.4%。
日経VIは22.78(前日23.56)。
日経平均採用銘柄のPERは15.59倍(前日15.52倍)。
前期基準では15.03倍。
EPSは2443円(前日2431円)。
前期基準のEPSは2534円(前日2526円)。
直近ピークは2月14日2564円、10月15日2514円、3月4日2488円。
直近ボトムは5月16日2186円。
225のPBRは1.41倍(前日1.42倍)。
BPSは26822円(前日26767円)。
日経平均の予益回りは6.41%。
予想配当り利回りは2.21%。
指数ベースではPERは19.05倍(前日18.89倍)。
EPSは1999円(前日1997円)。
PBRは1.87倍(前日1.85倍)。
BPSは20368円(前日20400円)。
益回りは5.25%(前日5.29%)。
配当利回りは2.07%(2.09%)。
10年国債利回りは1.455%(前日1.450%)。
プライム市場の予想PERは15.34倍。
前期基準では14.89倍。
PBRは1.35倍。
プライム市場の予想益回りは6.51%。
配当利回り加重平均は2.55%。
東証プライムのEPSは175.85(前日176.13)。
2025年2月が180.62。
2024年12月161.79。
2024年2月が174.18。
2024年1月が175.24。
2023年10月が177.72。
2022年4月が118.12。
大商い株専有率(先導株比率)は28.6%(前日30.1%)。
2月19日が48.3%だった。
2月26日に26.0%まで低下。
プライム市場の単純平均は9円高の2697円(前日は2687円)。
プライム市場の売買単価は2569円(前日2462円)。
プライム市場の時価総額959兆円(前日953兆円)。
ドル建て日経平均は264.03(前日261.89)と反発。
5月30日の263.90を上抜けて年初来高値更新。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比115円高の38225円。
高値38330円、安値37895円。
週明けの大証夜間取引終値は日中比130円高の38240円。
ボリンジャーのプラス1σが37988円。
プラス2σが38399円。
プラス3σが38811円。
マイナス1σが37164円。
マイナス2σが36752円。
週足のボリンジャーのプラス1σが38123円。
プラス2σが39659円。
プラス3σが41194円。
マイナス1σが35052円。
マイナス2σが33516円。
3月配当権利落ち前は37799円。
★25年3月日経平均の月中平均は37311円。
☆24年3月日経平均の月中平均は39844円。
★25年3月TOPIXの月中平均は2743.52ポイント。
☆24年3月TOPIXは2728ポイント。
日経平均株価の9月月中平均は37162円。
TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
アノマリー的には水曜が「リーマンショック以降株安の日」。
そして「満月(ストロベリームーン)」。
木曜が「変化日」。
《今日のポイント6月10日》
(1)週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
10年国債利回りは4.475%。
5年国債利回りは4.082%
2年国債利回りは4.003%。
30年国債利回りは4.940%。
ドル円は144円台半ば。
SKEW指数は140.09→138.85→139.18。
恐怖と欲望指数は63→62。
昨年10月18日の75がピーク(2023年10月5日が20)。
4月8日の3がボトム。
(2)週明けのダウ輸送株指数は99ポイント(0.67%)高の14976ポイントと続伸。
SOX指数は98ポイント(1.96%)高の5136ポイントと続伸。
VIX指数は17.16(前日16.77)。
NYSEの売買高は111.09億株(前日10.16億株)。
3市場の合算売買高は171億株(前日145億株、過去20日平均は178億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比115円高の38225円。
(3)プライム市場の売買代金は3兆4616億円(前日3兆6054億円)。
売買高は13.47株(前日14.64億株)。
値上がり814銘柄(前日861銘柄)。
値下がり738銘柄(前日710銘柄)。
新高値87銘柄(前日84銘柄)。
新安値15銘柄(前日16銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは111.95(前日109.27)。
東証グロース市場の騰落レシオは110.26(前日106.04)。
NTレシオは13.67倍(前日13.63倍)。
20年12月30日が12.90倍。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
(4)上向きの25日線(37576円)から△1.36%(前日△0.62%)。
30日連続で上回った。
下向きの75日線は36679円。
22日連続で上回った。
6日連続で上向きの200日線(37889円)から△0.52%(前日▲0.35%)
6日ぶりに上回った。
上向きに転じた5日線は37715円。
2日連続で上回った。
13週線は36587円。
26週線は37672円。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.334%(前日▲16.821%)。
買い方▲4.089%(前日▲4.684%)。
東証グロース250指数ネットスック信用損益率で売り方▲7.685%(前日▲7.572%)。
買い方▲6.695%(前日▲7.334%)。
(6)空売り比率は37.7%(前日37.2%、5日連続で40%割れ)。
空売り規制なし銘柄の比率は8.5%(前日7.7%)。
日経VIは22.78(前日23.56)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは15.59倍(前日15.52倍)。
前期基準では15.03倍。
EPSは2443円(前日2431円)。
前期基準のEPSは2534円(前日2526円)。
直近ピークは2月14日2564円、10月15日2514円、3月4日2488円。
直近ボトムは5月16日2186円。
225のPBRは1.41倍(前日1.42倍)。
BPSは26822円(前日26767円)。
日経平均の予益回りは6.41%。
予想配当り利回りは2.21%。
指数ベースではPERは19.05倍(前日18.89倍)。
EPSは1999円(前日1997円)。
PBRは1.87倍(前日1.85倍)。
BPSは20368円(前日20400円)。
益回りは5.25%(前日5.29%)。
配当利回りは2.07%(2.09%)。
10年国債利回りは1.455%(前日1.450%)。
(8)大商い株専有率(先導株比率)は28.6%(前日30.1%)。
プライム市場の単純平均は9円高の2697円(前日は2687円)。
プライム市場の時価総額959兆円(前日953兆円)。
ドル建て日経平均は264.03(前日261.89)と反発。
5月30日の263.90を上抜けて年初来高値更新。
(9)ボリンジャーのプラス1σが37988円。
プラス2σが38399円。
プラス3σが38811円。
マイナス1σが37164円。
マイナス2σが36752円。
週足のボリンジャーのプラス1σが38123円。
プラス2σが39659円。
プラス3σが41194円。
マイナス1σが35052円。
マイナス2σが33516円。
3月配当権利落ち前は37799円。
★25年3月日経平均の月中平均は37311円。
☆24年3月日経平均の月中平均は39844円。
★25年3月TOPIXの月中平均は2743.52ポイント。
☆24年3月TOPIXは2728ポイント。
日経平均株価の9月月中平均は37162円。
TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
アノマリー的には水曜が「リーマンショック以降株安の日」。
そして「満月(ストロベリームーン)」。
木曜が「変化日」。
今年の曜日別勝敗(6月9日まで)
↓
月曜11勝9敗
火曜12勝7敗
水曜11勝11敗
木曜13勝8敗
金曜9勝12敗
(櫻井)。