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2022.01.14 小川 真由美

シャウエッセン物語

「“シャウエッセン包装 巾着型終了”だって。」


番組前、ふと目にしたネットニュースを口に出すと、
それぞれ忙しく動かしていた準備の手を止めて振り返り、
スタッフ全員が参加してきた今朝のトピックスです。
ファンの多さよ。

いわく、日本ハム(2282)は1985年の発売時から続けてきたシャウエッセンの袋の上部をしばる「巾着型」をやめて、
長方形の袋、いわゆる”普通の形”にする。
これによってプラスチックの使用量を3割削減できるのだと。
一体あの形はなんだったの??
「売り場で目立つから」として、発売当初からずっとあの形を貫いて来たのだそうです。
そうだったのか。


・別に普通の形でいい


とは、そんな開発秘話も知らず好き勝手言う現代の一般消費者
上記スタッフたち(含む私)


・俺は”香燻”派だ
・シャウエッセンはちょっと高めだから類似品に流れちゃう
・でもやっぱりシャウエッセンが好き


忙しい時間帯にもかかわらずこんなにみんなシャウエッセンについて語りたいことがあるとは。
日本ハムのHPを調べてみたら実に面白い情報で溢れていました(以下要約)

シャウエッセンとは・・・
それまで赤ウインナーや魚肉、皮なしが主力だった日本のソーセージ界に革命を起こした商品で、
初めて粗挽き100%の豚肉を羊の腸に詰めた本格的ソーセージ。
1985年発売。
『美味なる物には音がある!』というCMと共に独特のパリッとした食感が人気を呼び、
発売初年度100億円、翌年260億円の大ヒットに。
86年にはヒット商品番付にもランクインした。
ちなみにこの年の番付、他を見ると
・テレホンカード
・日本語ワープロ
・外車 !など。
現在も、時代の遺物ではなく現役として活躍しているのは
ほぼシャウエッセンさんだけという息の長い人気商品です。


さらには日本ハム、ソーセージのパリッとした食感が人の心理に与える影響についてまで
真面目に実験にも取り組んでいます。
面白いHPでした。


この後の自分の消費行動が容易に想像できる、
我ながらすこぶる単純。