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2023.12.30 小川 真由美

箱根駅伝

今年も一年お世話になりました。

2023年当初は番組中のキャスターの間にまだアクリル板の仕切りがあったことがなんだか遠い過去のように感じられます。苦しく辛かったコロナ禍からの正常化、世間も経済も、自分自身を振り返ってもようやく前に向かって走り始めた年だったように思います。

今こうして綴っている時点で今年は残すところあと1.5日。箱根駅伝中継に従事する私たちは、これからが一年で一番忙しい時期。1月2日朝8時のスタートに向かって、今必死で準備をしています。100回の記念大会を迎える今回は出場枠を増やして23校が出場。それぞれの想いや伝統をタスキで繋いで往路・箱根芦ノ湖、復路・大手町のフィニッシュを目指して走ります。私たち文化放送チームは全出場23校×エントリー16人+監督、主務(マネージャーのトップ)延べ400人を超える皆さんに一人一人インタビューをして記事にまとめてシェアし、それぞれが自分の中継資料を制作して放送に臨みます。私も例年通り何人かにインタビューさせてもらいましたが、個性に溢れる選手たち、18~20歳そこそこの学生たちが各校の伝統やOB&OG、家族や地域の期待を一身に背負って走るこの一大行事の大きさ。当日をベストな状態に持って行くために、体調を崩すことも怪我をすることも決してないように細心の注意を配り、若い肩にかかるプレッシャーのとてつもない大きさを感じます。コロナ禍では電話やZOOMなどでしか聞けなかった話も、今年は多くを直接聞けるようになり、そうして話を聞いた選手たちのことは何だか家族のように思えて一層応援をしてしまったり。それぞれが悔いのないよう自分の力を出し切れることを切に願います。長い人生の中の一頁、どうかどうか楽しい思い出として刻まれますように。

『第100回箱根駅伝実況中継』は文化放送をキーステーションに全国33局ネットでお送りします。私は例年通り、文化放送の放送センターから、競技以外の横顔を紹介する選手情報を担当します。

来年1月4日の大発会中継から『東京マーケットワイド』ではお目に掛かります。

それでは皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。