【放送後記:2024年1月17日(水)前場】

「日経平均は36,000円乗せ、午前10時半過ぎには+620円まで上昇、その後は上げ幅を縮小」

◎日経平均(17日前引):35,810.35(+191.17、+0.54%)

時価総額:889.6兆円(前週:869.2兆円、以下同じ)
PBR:1.39倍(1.35倍)
PER:15.71倍(15.24倍)
利回り:1.84%(前週:1.89%)

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・日経平均は反発しました。昨日は7日ぶりに反落、TOPIXは今年初めてマイナスとなりましたが、早くも切り返しました。

・10時半過ぎには一時+620円の上昇を記録しましたが、そこから急速に上昇幅を縮小しました。

・一説には、中国で日本株ETFの取引が一時停止されたことが原因とされています(短期的に日本株が急謄したため、プレミアムが付き過ぎて投資家保護の観点から。)

・上昇を牽引したのは半導体株です。米国でエヌビディアが最高値を更新し、AMDも+8%を超えて大きく上昇したことが主因です。日本でもさくらインターネット(3778)が大商いで続伸しています。

・FRBのウォラー理事は講演で「政策の軌道修正は急ぐ必要はない」と述べ、市場で注目されました。長期金利はわずかながら上昇し、10年国債金利は4.05%となりました。

・ウォラー理事は昨年11月末の講演で「米国経済は減速し、金利は十分に引き締まった。利下げ余地がある」と述べて、それまでのゴリゴリのタカ派から、ハト派への転換で注目された方です。

・これによって3連休明けの米国市場では、株価が下落し(NYダウ▲231ドル)、ドルは上昇し(1ドル=147.20円)、原油価格は72.40ドル(▲0.28ドル)に下落しました。

・ボーイング(BA)が▲8%で足を引っ張りました。アップル(AAPL)も中国でiPhone15を値下げすると発表し一時▲2.7%でした。決算発表後の銀行セクターもばらばらです

・1月のNY連銀製造業景気指数は▲43.7で、予想の▲4.0を大きく下回りました。2020年5月以来の低水準です。

・1月16日(火)、全米トップを切ってアイオワ州で「大統領選挙・2024」の共和党・党員集会が開催されました。トランプ前大統領が50%を超える得票率で地滑り的な圧勝を収めました。

・アイオワ州に賭けたデサンティス氏は第2位につけましたが、情勢は厳しいようです。来週のニューハンプシャー州でニッキー・ヘイリー氏がどこまで盛り返すかが注目されます。

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<主な値上がり銘柄>

・さくらインターネット(3778)生成AI、エヌビディア関連銘柄
・東プレ(5975)みずほ証券がレーティング引き上げ、PBR0.4倍台
・プロネクサス(7893)東証がプライム上場企業に英文開示を義務化、2025年より
・古野電機(6814)新造船建築ラッシュで業績が絶好調
・古河電工(5802)森平社長「今期業績はトントンから増額修正」自動車向け好調

<主な値下がり銘柄>

・ヤマエGHD(7130)公募増資、売出を発表
・Gunosy(6047)決算不調
・テラスカイ(3915)決算不調
・ホギメディカル(3593)決算不調
・Sansan(4443)小型グロース株はまだ機が熟していない

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【今日のマル・バツ銘柄(前場)】

マル:三菱商事(8058)出遅れ物色。バロンズではバークシャーが買い増しと。

バツ:富士通(6702)英郵便システムの動作不良が長期化。訴訟多発の恐れ。

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【市場参加者の声】

「ウォラー理事は発言がコロコロ変わりますね」

「3月利下げは現実的ではありません。市場は先走り過ぎています」

「米国では景気を引っ張ってきたサービス業ののりしろが少なくなってきます。「過剰貯蓄」の解消が進んでいるせいでしょう。逆に製造業が底入れし始めました。」

「米国の企業業績は「来期の下方修正」が優勢になりつつあります」

「今回の日本の株価上昇は、円高見通しの修正、インバウンド好調、東証改革、インフレ転換、が大きいと思います」

「【資本コストや株価を意識した経営への対応】策の公表、最初としては上々と言えるでしょう」

「半導体業界は昨年秋をボトムに、在庫調整が完了しつつあります」

「当面のリスク要因は、月末の日銀決定会合と企業業績の発表です」

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【本日の主な新聞ニュース】

▽マンションの修繕・建て替え要件、20年ぶり大改正で緩和へ
▽排出削減、46%目標届かず、2030年度の主要372社、40%どまり
▽東証、英文開示を義務化 来年、プライム1600社対象

▽2024年度予算案112.6兆円に、一般予備費5000億円増、能登地震復旧へ
▽ドイツ、マイナス成長 G7唯一の公算、実質▲0.3%、製造業不振
▽電力網の脆弱性、能登地震で露呈 停電復旧「東日本」より遅く

▽スズキ、ハンガリー工場を1週間停止 紅海緊張で
▽古河電、純利益上振れ 今期、車関連製品が好調
▽輸入チーズ3年ぶり安値、豪やNZ産 上期、中国需要鈍く

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(以上)

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1万円札

ダヴォスでは世界経済フオーラムが開始。
今年のテーマは「信頼の再構築へ」。
因みに日本からの参加者は新藤義孝経済財政・再生相。
21日にかけて英国とスイス、イタリアに出張。
スイスで開かれる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席。
デフレからの脱却に向けた日本経済の現状や政府の経済政策などを説明するそうです。
「新しい資本主義などの取り組みを紹介しながら世界のビジネスリーダーと意見交換したい」。
新藤氏のコメント。
その後の世界の反応が気にかかります。

相場の強さは、人に言われるまでもなくわかっているところ。
唯一の懸念材料は「逆指標の外れ屋さんの強気」でしょうか。
そもそもどんな市場も売りたい人と買いたい人、強気と弱気が交錯して成立しています。
売りたい人や弱気の人が減少すると、株価は一方通行になってしまいます。
一気に上がって一気に下がるというジェットコースターのような値動きでは安心して投資できません。
その最たる例が89年→90年の相場だったでしょうか。
悪夢の再来の最大要因は「弱気派の減少」と考えてもよいかも知れません。

33000円台→34000円台→35000円台。
1日ずつ千円の大台を駆け上がる日経平均株価。
33年11か月という時間軸を左に振り返るよりも、バブル高値に向かった1988年の気分をたどる方が相場観に役立つような気がします。
33年の呪縛から解き放たれないかから「今日の日経平均のレンジ」が滑稽なほどに当たりません。
しかもSQ値は36000円台。
このスピード感に体が慣れていないのでしょう。
とはいえ「山より大きなイノシシ」は上でも下でも登場しません。
PERは15倍台。
200日線からは10%台のプラスかい離。
少なくとも異常値ではありません。
「憧憬と羨望の的だった世界株式への逆襲」あるいは「時間差をおいての追従」と考えればなんてことはありません。
昨年の日経平均の高値メドは35200円でしたが昨年は超えることはできませんでしたが今年年始5日で越してしまいました。
いろいろと「解き放つ」ことは多いようです。

今年は7月から1万円札が変わります。
「学問のすすめ」から「日本資本主義の父」への転身。
実は大きな変化のような気がします。
理論で相場を分析する傾向から脱して、実務重視へ知性から感性、あるいは情欲の相場への移行。
理性から情念、感情、情熱の相場への移行。
忘れてならないのは品性、品格。
言い換えれば狭量、意地汚い、浅薄な相場解釈に品性が備わるかどうか。
隠れ蓑としての学問に騙されなくなることが重要です。

以下は今朝の場況。

週明けのNY株式は休場。

週末のNY株式市場で主要3指数は小動き。
PPIの予想外の下落を受け利下げ期待が強まった。
一方銀行決算の強弱入り混じる内容に警戒。
週間で主要株価3指数はそろって上昇。
NYダウは0.34%高、S&P500は1.84%高、ナスダックは3.09%高。
S&Pは昨年12月中旬以来、ナスダックは11月初旬以来の大幅な上昇率となった。
バンク・オブ・アメリカが1.06%安。
ウェルズ・ファーゴが3.34%安。
シティグループは1.04%高。
S&P銀行株指数は最大1.7%下落したがその後は1.26%安。
テスラは3.67%安。
12月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.1%下落。
市場予想(0.1%上昇)に反し下落した。
財(モノ)の価格が下落する一方、サービスの価格は変わらずだった。
前月比での下落は3カ月連続。
ただ12月の前年同月比は1.0%上昇。
11月の0.8%上昇から伸びが加速した。
食品とエネルギー、貿易サービス部門を除いたコア指数は前月比0.2%上昇。
11月は0.1%上昇だった。
前年同月比では2.5%上昇。
11月は2.4%上昇していた。
3月に利下げが実施される確率は79%。
前日は73%だった。
10年国債利回りは3.939%。
5年国債利回りは3.891%。
2年国債利回りは4.146%。
ドル円は144円台後半。
WTI原油先物2月物は前日比0.66ドル(0.9%)高の72.68ドル。
一時、年初来高値の75.25ドルを付けた。
週間では1.1%安。
ビットコインは4万3643ドルと5%超の下落。
SKEW指数は137.40→140.36→143.81。
恐怖と欲望指数は72→71。
(昨年2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。

週末のNYダウは118ドル(0.31%)安の37592ドルと3日ぶりに反落。
高値37825ドル、安値374770ドル。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは148.17%(前日144.92%)。
NASDAQは2ポイント(0.02%)高の14972ポイントと6日続伸。
高値15047ポイント、安値14931ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは107.40%(前日107.32%)。
S&P500は3ポイント(0.08%)高の4783ポイントと反発。
高値4802ポイント、安値4768ポイント。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは134.55%(前日135.37%)。
ダウ輸送株指数は64ポイント(0.41%)安の15470ポイントと続落。
SOX指数は15ポイント(0.38%)安の4052ポイントと反落。
VIX指数は12.70(前日12.44)。
NYSE売買高は8.54億株(前日9.59億株)。
3市場の合算売買高は105.7億株(前日114.1億株。過去20日平均は120.6億株)。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比65円安の35545円。
ドル建ては大証日中比10円安の35600円。
ドル円は144.90円。
10年国債利回りは3.939%。
2年国債利回りは4.146%。

週間ベースでNYダウは0.3%高。
ナスダック総合指数は3.1%高。
S&P500は1.8%高、それぞれ2週ぶりに反発。
S&Pは昨年12月中旬以来、ナスダックは11月初旬以来の大幅な上昇率。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)指数は3.0%高、2週ぶりに反発。

「週明けのNYは休場」

週明けのNY株式は休場。
週末のNY株式市場で主要3指数は小動き。
PPIの予想外の下落を受け利下げ期待が強まった。
一方銀行決算の強弱入り混じる内容に警戒。
週間で主要株価3指数はそろって上昇。
NYダウは0.34%高、S&P500は1.84%高、ナスダックは3.09%高。
S&Pは昨年12月中旬以来、ナスダックは11月初旬以来の大幅な上昇率となった。
バンク・オブ・アメリカが1.06%安。
ウェルズ・ファーゴが3.34%安。
シティグループは1.04%高。
S&P銀行株指数は最大1.7%下落したがその後は1.26%安。
テスラは3.67%安。
12月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.1%下落。
市場予想(0.1%上昇)に反し下落した。
財(モノ)の価格が下落する一方、サービスの価格は変わらずだった。
前月比での下落は3カ月連続。
ただ12月の前年同月比は1.0%上昇。
11月の0.8%上昇から伸びが加速した。
食品とエネルギー、貿易サービス部門を除いたコア指数は前月比0.2%上昇。
11月は0.1%上昇だった。
前年同月比では2.5%上昇。
11月は2.4%上昇していた。
3月に利下げが実施される確率は79%。
前日は73%だった。
10年国債利回りは3.939%。
5年国債利回りは3.891%。
2年国債利回りは4.146%。
ドル円は144円台後半。
WTI原油先物2月物は前日比0.66ドル(0.9%)高の72.68ドル。
一時、年初来高値の75.25ドルを付けた。
週間では1.1%安。
ビットコインは4万3643ドルと5%超の下落。
SKEW指数は137.40→140.36→143.81。
恐怖と欲望指数は72→71。
(昨年2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。

週末のNYダウは118ドル(0.31%)安の37592ドルと3日ぶりに反落。
高値37825ドル、安値374770ドル。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは148.17%(前日144.92%)。
NASDAQは2ポイント(0.02%)高の14972ポイントと6日続伸。
高値15047ポイント、安値14931ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは107.40%(前日107.32%)。
S&P500は3ポイント(0.08%)高の4783ポイントと反発。
高値4802ポイント、安値4768ポイント。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは134.55%(前日135.37%)。
ダウ輸送株指数は64ポイント(0.41%)安の15470ポイントと続落。
SOX指数は15ポイント(0.38%)安の4052ポイントと反落。
VIX指数は12.70(前日12.44)。
NYSE売買高は8.54億株(前日9.59億株)。
3市場の合算売買高は105.7億株(前日114.1億株。過去20日平均は120.6億株)。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比65円安の35545円。
ドル建ては大証日中比10円安の35600円。
ドル円は144.90円。
10年国債利回りは3.939%。
2年国債利回りは4.146%。

週間ベースでNYダウは0.3%高。
ナスダック総合指数は3.1%高。
S&P500は1.8%高、それぞれ2週ぶりに反発。
S&Pは昨年12月中旬以来、ナスダックは11月初旬以来の大幅な上昇率。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)指数は3.0%高、2週ぶりに反発。

「東証プライムの時価総額は897兆円」

週明けの日経平均は寄り付き57円高。
終値は324円(△0.91%)高の35901円と6日続伸。
この6日間の上昇幅は2500円超。
4日連続の新値追い。
高値36008円。
安値35544円。
SQ値36025円は残念ながら「幻のSQ値」で2敗。
日足は2日ぶりに陽線。
1月9日は33568円→33600円にマド。
11日は34539円→34849円にマド。
12日は35157円→35557円にマドで2空。
TOPIXは30.37ポイント(△1.22%)高の2524ポイントと8日続伸。
今年に入って負けなしで連日の新値追い。
TOPIXコア30指数は6日続伸。
プライム市場指数は15.63ポイント(△1.22%)高の1299.13と8日続伸。
東証スタンダード指数は2日ぶりに反発。
東証グロース250指数は1.37ポイント(△0.19%)高の710.13と続伸。
25日移動平均線からの乖離は△3.18%(前日△3.08%)。
プライム市場の売買代金は4兆144億円(前日5兆496億円)。
5日連続で4兆円超。
値上がり1299銘柄(前日551銘柄)。
値下がり321銘柄(前日1058銘柄)。
新高値235銘柄(前日190銘柄)。
7日連続で3ケタ。
新安値4銘柄(前日2銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは129.08(前日116.76)。
東証グロース市場の騰落レシオは84.45(前日80.55)。
NTレシオは14.22倍(前日14.26倍)。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
TOPIXは11勝1敗で91.66%。
東証グロース市場指数は9勝3敗で75.00%。
上向きの25日線(33497円)からは△7.18%(前日△5.61%)。
12日連続で上回った。
上向きの75日線は32647円。
22日連続で上回った。
上向きの200日線(31768円)からは△13.01%(前日△12.14%)。
197日連続で上回った
上向きの5日線は34946円。
5日連続で上回った。
13週線は33301円。
26週線は32734円。
いずれも上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.164%(前日▲16.300%)。
買い方▲3.683%(前日▲4.450%)。
東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.696%(前日▲9.752%)。
買い方▲19.297%(前日▲19.297%)。
空売り比率は36.3%(前日42.0%、2日ぶりに40%割れ)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は7.3%(前日9.5%)。
8月18日が8.2%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
日経VIは22.47(前日22.40)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄のPERは15.82倍(前日15.63倍)。
5日連続で15倍台。
9月19日は16.26倍だった。
前期基準では17.24倍。
EPSは2269円(前日2276円)。
12月28日が2278円。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは12月20日2290円。
225のPBRは1.40倍(前日1.38倍)。
BPSは25644円(前日25780円)。
日経平均の予想益回りは6.32%。
予想配当り利回りは1.82%。
指数ベースではPERは21.48倍(前日21.29倍)。
EPSは1671円(前日1671円)。
PBRは1.93倍。
BPSは18601円(前日18626円)。
10年国債利回りは0.555%(前日0.585%)。
プライム市場の予想PERは16.05倍。
前期基準では17.61倍。
PBRは1.36倍。
プライム市場の予想益回りは6.23%。
配当利回り加重平均は2.12%。
プライム市場の単純平均は30円高の2951円(前日は2920円)。
プライム市場の売買単価は2573円(前日2747円)。
プライム市場の時価総額は897兆円(前日886兆円)。
ドル建て日経平均は247.16(前日244.99)と5日続伸。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比65円安の35545円。
高値35710円。安値35160円。
週明けの大証夜間取引終値は日中比160円高の36160円。
気学では火曜が「目先のポイントをつくる日」。
水曜が「高下して後場変化すること多し」。
木曜が「安値にあると急伸することあり。押し目買い良し」。
金曜が「押し目買いの日なれど34091円。
ボリンジャーのプラス1σが34359円。
プラス2σが35221円。
プラス3σが36083円。
週足のボリンジャーのプラス1σが34572円。
プラス2σが35842円。
プラス3σが37113円。
アノマリー的には「リーマンショック以降株安の日」。
そして「変化日」。
週明けの大証夜間取引終値は日中比160円高の36160円。

《今日のポイント1月16日》

(1)週明けのNY株式は休場。
   週末のNY株式市場で主要3指数は小動き。
   10年国債利回りは3.939%。
   5年国債利回りは3.891%。
   2年国債利回りは4.146%。
   ドル円は144円台後半。
   SKEW指数は137.40→140.36→143.81。
   恐怖と欲望指数は72→71。
   (昨年2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。

(2)ダウ輸送株指数は64ポイント(0.41%)安の15470ポイントと続落。
   SOX指数は15ポイント(0.38%)安の4052ポイントと反落。
   VIX指数は12.70(前日12.44)。
   NYSE売買高は8.54億株(前日9.59億株)。
   3市場の合算売買高は105.7億株(前日114.1億株。過去20日平均は120.6億株)。
   週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比65円安の35545円。

(3)プライム市場の売買代金は4兆144億円(前日5兆496億円)。
   5日連続で4兆円超。
   値上がり1299銘柄(前日551銘柄)。
   値下がり321銘柄(前日1058銘柄)。
   新高値235銘柄(前日190銘柄)。
   7日連続で3ケタ。
   新安値4銘柄(前日2銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは129.08(前日116.76)。
   東証グロース市場の騰落レシオは84.45(前日80.55)。
   NTレシオは14.22倍(前日14.26倍)。
   サイコロは9勝3敗で75.00%。

(4)上向きの25日線(33497円)からは△7.18%(前日△5.61%)。
   12日連続で上回った。
   上向きの75日線は32647円。
   22日連続で上回った。
   上向きの200日線(31768円)からは△13.01%(前日△12.14%)。
   197日連続で上回った
   上向きの5日線は34946円。
   5日連続で上回った。
   13週線は33301円。
   26週線は32734円。
   いずれも上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.164%(前日▲16.300%)。
   買い方▲3.683%(前日▲4.450%)。
   東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.696%(前日▲9.752%)。
   買い方▲19.297%(前日▲19.297%)。

(6)空売り比率は36.3%(前日42.0%、2日ぶりに40%割れ)。
   空売り規制なしの銘柄の比率は7.3%(前日9.5%)。
   8月18日が8.2%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
   日経VIは22.47(前日22.40)。
 
(7)日経平均採用銘柄のPERは15.82倍(前日15.63倍)。
   5日連続で15倍台。
   EPSは2269円(前日2276円)。
   12月28日が2278円。
   225のPBRは1.40倍(前日1.38倍)。
   BPSは25644円(前日25780円)。
   BPSは18601円(前日18626円)。
   10年国債利回りは0.555%(前日0.585%)。

(8)プライム市場の単純平均は30円高の2951円(前日は2920円)。
   プライム市場の時価総額は897兆円(前日886兆円)。
   ドル建て日経平均は247.16(前日244.99)と5日続伸。

(9)ボリンジャーのプラス1σが34359円。
   プラス2σが35221円。
   プラス3σが36083円。
   週足のボリンジャーのプラス1σが34572円。
   プラス2σが35842円。
   プラス3σが37113円。
   アノマリー的には「リーマンショック以降株安の日」。
   そして「変化日」。
   週明けの大証夜間取引終値は日中比160円高の36160円。

今年の曜日別勝敗(1月15日まで)

月曜1勝0敗
火曜1勝0敗
水曜1勝0敗
木曜1勝1敗
金曜2勝0敗
(櫻井)。

【放送後記:2024年1月11日(木)後場】

「日経平均は35,000円乗せ、バブル崩壊後の高値を更新」

◎日経平均(11日大引):35,049.86(+608.14、+1.77%)

時価総額:869.2兆円(10日、以下同じ)
PBR:1.35倍
PER:15.24倍
利回り:1.89%

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1月11日(木)の東京株式市場は日経平均が4日続伸して、35,000円(+608円)の大台を突破しました。

終値では1990年2月以来、33年11か月ぶりの高値です。バブル崩壊後の高値を3日続けて更新しました。

昨日発表された毎月勤労統計で、実質賃金の伸びが▲3.0%となったことから、日銀の金融政策の変更(マイナス金利の解除)はまたもや遠のいた、との見方が出始めています。

「3日続けて」と言えば、米国ではエヌビディアが同じく3日続けて史上最高値を更新しています。両者(エヌビディアと日経平均)はどこかしら連動していて、東京エレクトロン(8035)が上場来高値を更新して日経平均を引っ張りました。ディスコ(6146)も高値更新です。

アップルにはアナリストからネガティブな投資判断が相次いでいます。「買い」から「中立」に引き下げる動きが昨日も明らかになりました。製品販売の上振れ余地がほとんどない、というのがその理由です。

東証ではほとんどすべてのセクターが上昇していますが、特に目立って上がったのが、輸送用機器(トヨタ自動車:7203)、証券(野村ホールディングス:8604)、卸売(伊藤忠:8001)、電気機器(ソニーグループ:6758、日立:6501)です。

各業種の代表銘柄がそろって値を飛ばしました。海外投資家のマネーと見られるかなり大きな資金が動き始めていることが実感されます。

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日経平均は4日続伸し、昨日(1月10日)の+678円に続いて、本日(1月11日)も+608円と大きく上昇しています。テクニカル指標では、ボリンジャーバンドの+3σの水準まで買われており、通常であれば今の上昇ペースはそう長続きするものではありません。

しかし通常でないならば、まだ上昇する余地はありますが、それにしても一息入れる必要があります。TOPIXは年末年始をまたいで6日続伸を記録しており、サイコロジカルラインは「10」に達しています。明日も上昇すれば「11」となります。

ただ、日本取引所グループ(8697)は+109円高の3161円、+3.57%で小さな動きにとどまっています。まだ本格的な高値を取ってはおりません。本格的な動きはここから、という感じもあります。

さらに昨日に続いて、半導体商社の東京エレクトロンデバイス(2760)が強い動きを維持しています。半導体関連株はまちまちで、レーザーテック(6920)はマイナス、ルネサスエレクトロニクス(6723)、ソシオネクスト(6526)も今日はさほど派手な動きにはなっておりません。

その一方で、マクニカホールディングス(3132)が+450円、+5.86%です。このあたりの銘柄の株価が活発に動き始めたところを見ると、やはり半導体の需要が実社会では相当に出てきているのだろうと推察されます。エヌビディアだけの動きではなさそうです。

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株価の好調さばかりではなく、弱い方の代表としてはモノタロウ(3064)。株価は▲4.27%でした。

東証グロース市場をはじめ、小型グロース株は総じて軟調です。12月の月次売上高が昨日発表され+10.0%でした。11月が+11%、10月が+14%で2ケタの伸びですが少し弱くなっています。新規アカウント数の伸びが昨年1年間の最小となっており、少し勢いが落ちています。

コロナ禍の時期に業績は相当伸びたのですが、世の中が落ち着いてきて巡航速度の成長に移ったということでしょうか。

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【今日のマル・バツ銘柄】

マル:KDDI(9433)上場来高値を更新。今・来期も最高益更新の見込みです。

バツ:サイゼリヤ(7581)第1四半期の決算で急落。しかし内容はきわめて好調です。

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【市場参加者の声】

「株価上昇の理由は、日本もインフレに突入、東証からの経営改革の要請、テクノロジー株の上昇、インバウンド需要、の4つですね。」

「日経平均の上値目標は、短期的には押しの同幅上げの35,491円、下値のメドは(5日移動平均の)33,996円でしょうか。」

「年初3日間の星取りでは今年は「●〇〇」でした。これは1949年の東証開所以来、8回あって、このパターンだと年間では勝率は6勝2敗となります。2019年(年+20.9%)、2023年(+30.1%)と同じで、かなり強い上昇があるかもしれません。」

「NASDAQ100の今年の増益率見通しは+21%、来年は+15.9%と堅調です。」

「米国市場の今年のリスクは、金利の再上昇、景気の後退、地政学、大統領選、中国、の5つですね。」

「日経平均の1株利益は現在、2,266円です。1年後に2,380円に上昇する見通しで、これにPERが16倍になると、掛け合わせて38,000円くらいになります。」

「格言では「辰巳天井」と言いますが、調べてみると辰年に天井を打つことはなさそうです。」

「インフレへの転換と資産所得倍増プランが重なって、まるで1950年代前半のようなすごい上昇相場が来る可能性があります。」

「1929年の「暗黒の木曜日」からの立ち上がり局面と、今の東京市場の株価チャートの形状はよく似ています。52,000円くらいまで行ってしまうかも。」

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【今日も気になる材料、ニュースが満載】

カネカ(4118)、ビル壁面で発電、生産3倍、高性能電池をガラスと一体で

カネカと大成建設(1801)はビル壁面の建材と一体化した太陽光発電パネルの年間生産量を2030年までに現在の3倍(年産30万平方メートル、東京ドーム6.4個分に相当)に増やす。

都心部では太陽光パネルの設置場所が限られており、窓ガラスやビル壁面に潜在需要がある。

世界の建材一体型の太陽光パネルの市場規模:2028年に548億ドル(8兆円)、2022年比で3倍(インドの調査会社IMARC)

建材一体型の太陽光発電の導入が可能な立地の総数:82.8ギガワット(設備容量ベース)、これは日本国内で稼働中の太陽光発電の導入実績(2022年度末で87ギガワット)の95%に相当する。太陽光発電協会。

カネカのほかにも、長州産業、シャープが生産。

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〈今期業績を聞く〉
ENEOSホールディングス(5020)
常務執行役員・田中聡一郎氏

2024年3月期の営業利益は3700億円(+50%)在庫影響を除く。
2026年3月期までの第3次中計で5600億円に引き上げる目標。

・既存事業の業務効率化、ビジネスプロセスの改革で、3年累計で1000億円の収益改善をめざす

・ROIC目標を公表、ポートフォリオ経営を推進

・ROICがWACC(加重平均資本コスト、期待収益率)を3年連続で下回ったら、その事業を抜本的に変える。ポートフォリオを見直す。

・再生エネなど次の成長事業に先行投資していく。現在はリターンは低いが2030年くらいに花開いてくる。

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貸会議室の利用料が上昇、2年で+10~15%、オフィス縮小で駆け込み

「料金は高くなったが、会社に部屋がないから借りるしかない」

東京・丸の内エリアの貸会議室の平均利用料金:
収容人数1~10人でが6771円/時、51~100人で1万5421円/時
(「会議室セレクト」運営のCyujo調べ)

貸会議室事業者は、光熱費や人件費、機材価格の上昇を理由に会議室の料金を相次いで引き上げている。背景には、会議向けの需要回復とオフィススペースの不足がある。

「新型コロナの5類移行をきっかけに利用が増えている。対面を大事にしたいという思いから、料金が高くても立地・設備が良い貸会議室に需要が出ている。」

オンライン会議が定着した影響も大きい。オンライン会議に適した場として、通信環境などが整う小規模な部屋のニーズが強い。

会議の需要が戻る一方、オフィスのスペースは縮小したまま。

「コスト意識が強まり、大企業では会議用の部屋を持たない流れが一般化する。」

会議は必要だが、自前の部屋を持つほどではない。貸会議室の料金上昇は、企業のオフィス戦略の変化を浮き彫りにしている。

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コカ・コーラボトラーズジャパン社長、カリン・ドラガン氏

2023年は2回、値上げした。飲料値上げは今後も続く。

かつて飲料業界は量だけを競い合っていた。今は「大型・小型ペットボトルなどの商品構成、数量、値上げ」の3本柱で売り上げを管理できるようになった。

2023年1~9月の販売数量は+4%の成長、売上げは+8%増えた。半分は夏の猛暑、残り半分は値上げによる。

価格が上がっても販売数量は増え、小売サイドから理解されるようになった。2023年は転換点になった。値上げを発表しても小売が驚かなくなった。交渉スピードも速くなった。
砂糖やコーヒーなどあらゆるコストが上がっている。値上げを推進する決意は固い。

日本経済が本気でインフレの道を進んでいくのであれば、値上げはこの2~3年だけではなく生活の一部になっていく。

欧州の消費財メーカーは少なくともインフレ率と同じくらいは毎年値上げしている。それがルールのようなものだ。

利益を出せば株主還元や人材への投資もできる。値上げが減速すれば日本経済はまた停滞してしまう。

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以上

【放送後記:2024年1月10日(水)】

【放送後記:2024年1月10日(水)】

鈴木一之です。本日も東京マーケットワイド」をご覧いただき、ありがとうございました。

今年は「放送後記」として、水曜日の前場を担当して気になった動きを書き残すようにしてみようと思います。(三日坊主にならないように気をつけます。)

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【株式市場の状況】

1月10日(水)、午前中に日経平均は3日続伸しました。すでに昨日の時点で日経平均は今年最初の「33年ぶり高値」に到達していましたが、そこからさらに続伸しています。

NY市場では、ゴールドマンサックスやボーイングが下げ、マイクロソフトやメルクが上昇したNYダウ工業株が反落したものの、NASDAQは3日続伸しています。

世界中が注目するエヌビディア(NVDA)が連日のように最高値を更新して、市場を牽引しました。そのほかの半導体関連株は高値圏で上げ一服でした。SOX指数もこの日は小さな値動きに終始しています。

東京市場でも、話題の中心は引き続き半導体関連株ですが、本日は個々の銘柄ごとに上昇と下落が入り組んでいます。

信越化学工業(4063)は目立った材料もないままに大きめの下げとなり、レーザーテック(6920)もこの銘柄にしては静かな値動きです。

代わってソシオネクスト(6526)、KOKUSAI(6525)に人気が集まっています。東京エレクトロンデバイス(2760)が大幅高で高値を更新し、マクニカ(3132)、丸文(7537)の半導体商社の中から本日は急騰する銘柄が現れています。

半導体関連株のすそ野はさらに広がっており、荏原(6361)、横河電機(6841)、堀場製作所(6856)、CKD(6407)の機械、電機セクターの一角に物色が及んでいます。

日経平均が年明け3日目に高値を更新してきたためか、出遅れ銘柄やセクターに対する投資意欲が強まっているように見えます。

任天堂(7974)が連日のように上場来高値を更新しています。

任天堂(7974)週足5年 (チャート提供:日本証券新聞)

テルモ(4543)、朝日インテック(7747)のカテーテル、ガイドワイヤー関連株が急伸し、オリンパス(7733)、HOYA(7741)もヘルスケア銘柄として買われています。

テルモ(4543)週足5年 (チャート提供:日本証券新聞)

オリエンタルランド(4661)が急伸して上場来高値に接近したことから、親会社の京成電鉄(9009)が再び人気を集めました。内需系では、大発会とその翌日に急伸した不動産株でも住友不動産(8830)、東京建物(8804)、三井不動産(8801)、野村不動産HD(3231)までがにぎわいを見せました。

あらゆるセクター、あらゆる物色テーマから評価され直す銘柄が出ています。NYダウ工業株が一服したため、朝方の時点では「さほど大きな動きのない前場なのかな」などと考えたのですが、とんでもない。日経平均は一気に34,000円の大台を突破しています。

しかも常連クラスの東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)にさほど頼らずに、株価が軽々と持ち上げられています。これまでになく株式市場のすそ野が広がっているように感じられます。

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【気になるニュース】

「人口8000万人でも成長力を維持、『人口戦略会議』が提言」

昨年7月に発足した「人口戦略会議」が民間からの提言を岸田首相に提出しました。

政府は2100年に、日本の人口が6300万人と現在よりも半減すると見込んでいます。それに対して、人口を8000万人台で安定させて成長力を維持するよう提言しています。

日本の出生率は、2015年に1.45に上昇した後、コロナ禍もあって2022年に1.26の過去最低を記録しました。これまでの少子化対策はほとんど効果を発揮していないことになります。

今回の提言では、シナリオを4つ示しています。中でも理想的なのは、2040年に出生率を1.60まで回復させて、2050年にはさらに1.80に引き上げることを目指しています。このシナリオであれば人口は8000万人、高齢化率30%を維持できます。

国立社会保障・人口問題研究所では、日本の総人口は2020年の1億2615万人から、2100年には半減し、高齢化率は40%に達すると見ています。こうなると社会保障は破綻し、地方インフラは維持することが難しくなります。

出生率を高める対策として、男女の結婚・出産の促進、若年層の所得向上、非正規雇用の正規化、という雇用改善が最重要事項となります。また専門性の高い外国人との共生も視野に入ってきます。

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「CES」開幕、生成AIが暮らしの進化を競う、ソニー・ホンダ、EVに搭載

ラスベガスで世界最大の技術見本市「CES」が開幕しました。ソニーグループとホンダのEV会社「ソニー・ホンダモビリティ」は、開発中のEV「AFEELA(アフィーラ)」にChatGPTを組み込みます。

フォルクスワーゲンも市販車にChatGPTを組み込んで、音声認識で車の操作や行き先の自動検索をできるようにします。

ドイツの調査会社「スタティスタ」は、2023年の生成AIの市場規模が448億ドル(6.4兆円)、これが2030年には2000億ドル(29兆円)に拡大すると見込んでいます。

スマホやパソコン、テレビでも生成AIを通じたサービスでユーザーの囲い込みが始まっています。レノボは「ウィンドウズ」に生成AIの「コパイロット」を搭載して「AIパソコン」として近々に発売する見通しです。

ホンダ(7267)週足5年(チャート提供:日本証券新聞)
ソニーグループ(6758)週足5年(チャート提供:日本証券新聞)

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スタンダード市場に上場するオカムラ食品工業(2938)と、Japan Eyewear Holdings(5889)がそろって上場来高値を更新しています。

オカムラ食品工業(2938)日足

Japan Eyewear Holdings(5889)日足

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以上

解き放て

本年もよろしくお願いします。

甲辰の相場、株式劇場が始まりました。
下落も上昇も終わってみれば所詮、茶番の連続ということが理解できた卯年。
目先の現実から逃避のため
あるいは目先の真の材料を覆うために語られる「行ったこともない世界での恐怖」。
これに惑乱されることなく本質を見極めることが求められる年になるでしょう。
市場関係者等の大半は強気の見通し。
警戒すべきはここでしょう。
弱気があるうちは健全な相場。
しかし「野も山も人もみな強気」になると注意すべしとは古来の格言。
見極めることは無理ですが、見つめることはできるはず。
そして一番重要なのは「自分の頭で考えること」。
「他人シナリオ」はその他人のために構築されたもの。
だからそれに「反応」しないことも大切とはある個人投資家さんの言葉。
時折り登場する弱気は、それに惑乱されることなく、「逆指標」とすればよいだけのこと。
市場には「怖いもの見たさ」が存在します。
それは「驚きが欲しい」から。
市場は材料で動くのではなく材料は市場の動きにともなって登場するもの。
そういう思考法も重要です。
「追いかける」のではなく「追いかけない」投資。
追いかければ相場は逃げていき、追いかけないと相場は寄ってくるもの。
この阿吽の呼吸で相場を読んでいくことも大切でしょう。
株式劇場では主役を目指す必要はありません。
渋い脇役が結構重要だと思います。
ともあれ、過去最高値更新が予測される年。
日本企業の足元の業績動向は堅調。
未来を見つめた政策は紆余曲折はあるものの前向き。
今年も茶番に踊ることなく、翻弄されることなく、さまざまなものを見つめていきたいと考えています。
日々の値動きはもちろん重要。
でも未来永劫「相場は明日もある」のですから。

日経元旦朝刊トップの見出しは「解き放て」。
そしてサブタイトルは「昭和99年ニッポン反転」。
「さよなら昭和」をイメージした格好。
30年末以上に及んだ停滞から新生日本を目指すというメッセージなのでしょう。
言い換えれば「さよなら昭和の亡霊たち」。
歴史を敷衍せず縦横高さの三次元の到来に期待したいところ。
因みに元旦に神社で引いたおみくじは「大吉」ではなく「吉」。
しかし「相場はいま動かすと損」でした。
3日にもう一度引いたら「忠吉」。
「相場は買いよし」でした。

以下は今朝の場況。

「変化日」

「SOX指数は3%超上昇」

週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
ナスダックとS&P500の上昇率は12月21日以降初めて1%を超えた。
11月14日以来の大きさとなった。
朝方は売りで先行NYダウの下落幅は一時200ドルを超えた。
国債利回りの低下を好感。
アマゾンが2.66%高、アルファベットが2.29%高。
アップルが2.42%上昇。
エヌビディアが6%超、AMDが5.48%上昇。
フィラデルフィアSE半導体指数(SOX)が3.28%高。
一方、航空機大手ボーイングの8%超の急落が重しとなりNYダウは小幅高。
NY連銀の12月消費者調査で1年先のインフレ期待は3%。
2021年1月以来約3年ぶりの低水準となった。
3月に利下げが実施される確率は64%。
1週間前の89%から低下した。
10年国債利回りは4.026%。
5年国債利回りは3.985%。
2年国債利回りは4.374%。
ドル円は144円台前半。
WTI原油先物2月物は前日比3.04ドル(4.1%)安の70.77ドル。
ビットコインは7.1%高の4万7065ドル。
22年4月以来の高値を更新。
SKEW指数は136.60→132.68→137.05。
(12月14日が162.51)。
恐怖と欲望指数は73→74。
(2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。

週明けのNYダウは216ドル(0.58%)高の37683ドルと3日続伸。
高値37692ドル、安値37249ドル。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは152.88%(前日151.18%)。
NASDAQは319ポイント(2.20%)高の14843ポイントと続伸。
高値14846ポイント、安値14560ポイント。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは115.01%(前日111.40%)。
S&P500は66ポイント(1.41%)高の4763ポイントと続伸。
高値4764ポイント、安値4699ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは142.00%(前日141.35%)。
ダウ輸送株指数は137ポイント(0.89%)高の15645ポイントと続伸。
SOX指数は128ポイント(3.28%)高の4062ポイントと続伸。
VIX指数は13.08(前日13.35)。
NYSE売買高は9.67億株(前日10,2億株)。
3市場の合算売買高は112億株(前日は112億株、過去20日平均は123億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比570円高の33890円。
ドル建ては大証日中比605円高の33925円。
ドル円は144.22円。
10年国債利回りは4.020%。
2年国債利回りは4.374%。

「揃って小幅に上昇」

週末のNY株式市場で主要3指数は揃って小幅に上昇。
主要3株価指数はいずれも週間で10週ぶりに下落。
S&P500が1.54%、ナスダックが3.26%、NYダウが0.59%それぞれ下落。
S&P500は昨年10月下旬以来、ナスダックは昨年9月下旬以来の大幅な下げ。
序盤は好調な米雇用統計を受け迅速な利下げへの期待が後退し先物主導で下落。
その後発表されたISM非製造業総合指数で経済の低迷が示されると利下げ期待が再び高まり株価が上昇に転じた。
来週の決算発表シーズンを控え銀行株は引き続き堅調に推移。
アプライド・セラピューティクスが40.6%急落。
12月の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比21万6000人増。
市場予想の17万人を上回った。
失業率は3.7%で先月から横ばい。
年間の雇用者数は270万人増と伸びは22年の480万人増から大幅に減少。
時間当たり平均賃金は前月比0.4%上昇。
前年同月比は4.1%上昇し、伸びは前月の4.0%から加速。
「「今回の雇用統計はFRBが3月に利下げを行う可能性を低下させた。
市場が期待するほどFRBは早期に利下げを開始しない」という解釈だ。
12月のISM非製造業総合指数は50.6と前月の52.7から低下。
昨年5月以来の低水準となった。
雇用指数も43.3と、前月の50.7から低下した。
11月の製造業新規受注は前月比2.6%増加。
民間航空機の需要が急増したことで、伸びは予想の2.1%を上回った。
10月は3.4%減少していた。
11月の前年同月比での伸びは0.7%。
FRBが3月FOMCで政策金利を据え置く確率は33%。
雇用統計発表直後の44%から低下した。
一方、市場が織り込む0.25%利下げ確率は62%。
朝方は53%だった。
10年国債利回りは4.051%。
1週間の上昇幅としては10月中旬以来最大。
5年国債利回りは4.015%。
2年国債利回りは4.393%。
ドル円は144円台後半。
一時3週間ぶりの高値となる145.98円まで上昇する場面もあった。
週間では2.2%上昇。
22年6月以来の高い伸び。
WTI原油先物2月物は前日比1.62ドル(2.24%)高の1バレル=73.81ドル。
週間では2.16ドル(3.01%)上昇。
SKEW指数は134.80→134.23→136.60→132.68。
(12月14日が162.51)。
恐怖と欲望指数は74→74。
(2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。

週末のNYダウは25ドル(0.07%)高の37466ドルと続伸。
高値37623ドル、安値37323ドル。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは152.88%(前日153.92%)。
NASDAQは13ポイント(0.09%)高の14524ポイントと6日ぶりに反発。
高値14625ポイント、安値14477ポイント。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは111.40%(前日114.35%)。
S&P500は8ポイント(0.18%)高の469ポイントと5日ぶりに反発。
高値4721ポイント、安値4682ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは141.35%(前日141.61%)。
ダウ輸送株指数は10ポイント(0.07%)高の15508ポイントと7日ぶりに反発。
SOX指数は24ポイント(0.63%)高の3933ポイントと6日ぶりに反発。
VIX指数は13.35(前日14.13)。
NYSE売買高は10.2億株(前日10,86億株)。
3市場の合算売買高は112億株(前日は111.3億株、過去20日平均は123億株)。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比90円高の33410円。
ドル建ては大証日中比135円高の33455円。
ドル円は144.65円。
10年国債利回りは4.051%。
2年国債利回りは4.393%。

週間ベースでNYダウは0.6%安。
ナスダック総合指数は3.3%安。
S&P500指数は1.5%安。
それぞれ10週ぶりに反落。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)指数は5.8%%安、5週ぶり大幅反落。

「2日目は上昇し新高値は153銘柄」

週末の日経平均は寄り付き109円高。
終値は89円(△0.27%)高の33377円と4日ぶりに反発。
高値33568円。
安値33257円。
大発会の33305円→33299円を埋めた。
日足は6日ぶりに陰線。
週間では4週ぶりに86円の反落。
週足は4週連続で陽線。
TOPIXは14.75ポイント(△0.62%)高の2393ポイントと3日続伸。
TOPIXコア30指数は反発。
プライム市場指数は7.60ポイント(△0.62%)高の1231.53と3日続伸。
東証スタンダード指数は4日ぶりに反落。
東証グロース250指数は18.45ポイント(▲2.59%)安の694.28と反落。
25日移動平均線からの乖離は△0.84%(前日△3.42%)。
プライム市場の売買代金は3兆9359億円(前日4兆1137億円)。
値上がり841銘柄(前日1216銘柄)。
値下がり777銘柄(前日410銘柄)。
新高値153銘柄(前日106銘柄)。
新安値1銘柄(前日12銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは106.27(前日107.72)。
東証グロース市場の騰落レシオは80.70(前日80.70)。
NTレシオは13.94倍(前日13.99倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
TOPIXは9勝3敗で75.00%。
東証グロース市場指数は7勝5敗で58.33%。
下向きの25日線(33158円)からは△0.66%(前日△0.39%)。
7日連続で上回った。
上向きの75日線は32525円。
17日連続で上回った。
上向きの200日線(31574円)からは△5.71%(前日△5.53%)。
192日連続で上回った
上向きの5日線は33470円。
9日ぶりに下回った。
13週線は32693円。
26週線は32473円。
いずれも上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.260%(前日▲17.881%)。
買い方▲5.819%(前日▲5.624%)。
東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.523%(前日▲8.794%)。
買い方▲20.414%(前日▲18.805%)。
空売り比率は41.3%(前日41.4%、9日連続で40%超)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は6.7%(前日7.6%)。
8月18日が8.2%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
12月29日時点の信用売り残は1925億円減の7031億円。
2週連続で減少。
同信用買い残は1208億円減の3兆6180億円。
3週連続で減少。
信用倍率は5.15倍(前週4.17倍)。
7週ぶりに5倍台。
日経VIは18.46(前日18.69)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄のPERは14.93倍(前日14.81倍)。
41日連続で14倍台。
9月19日は16.26倍だった。
前期基準では16.27倍。
EPSは2235円(前日2247円)
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは12月20日2290円。
225のPBRは1.32倍(前日1.31倍)。
BPSは25285円(前日25410円)。
日経平均の予想益回りは6.70%。
予想配当り利回りは1.94%。
指数ベースではPERは19.99倍(前日19.94倍)。
2日連続で19倍台。
EPSは1669円(前日1669円)。
PBRは1.80倍。
BPSは18543円(前日18596円)。
10年国債利回りは0.600%(前日0.610%)。
プライム市場の予想PERは15.23倍。
前期基準では16.71倍。
PBRは1.29倍。
プライム市場の予想益回りは6.56%。
配当利回り加重平均は2.24%。
プライム市場の単純平均は15円高の2842円(前日は2842円)。
プライム市場の売買単価は2400円(前日2454円)。
プライム市場の時価総額は850兆円(前日846兆円)。
ドル建て日経平均は230.40(前日231.64)と3日続落。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比570円高の33890円。
高値33915円。安値33240円。
大証夜間取引終値は日中比90円高の33410円。
気学では火曜が「週末来の足取りに変化を見せる日」。
水曜が「戻り売りの日。高値のみ見計り売り方針良し」。
木曜が「戻り売り方針の日。逆に高いと翌日安し」。
金曜が「良く動く日。高安共に波動につくべし」。
ボリンジャーのプラス1σが33495円。
プラス2σが33832円。
マイナス1σが32820円。
マイナス2σが32483円。
大発会はここがサポート。
週足のボリンジャーのプラス1σが33543円。
11月20日ザラバ高値は33853円
7月3日終値は33753円。
プラス2σが34392円。
マイナス1σが31843円。
マイナス2σが30994円。
水星の逆行は1月2日終了。
八専は12月31日終了。

アノマリー的には「変化日」。

《今日のポイント1月9日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
   10年国債利回りは4.026%。
   5年国債利回りは3.985%。
   2年国債利回りは4.374%。
   ドル円は144円台前半。   
   SKEW指数は136.60→132.68→137.05。
   (12月14日が162.51)。
   恐怖と欲望指数は73→74。
   (2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。

   週末のNY株式市場で主要3指数は揃って小幅に上昇。
   10年国債利回りは4.051%。
   5年国債利回りは4.015%。
   2年国債利回りは4.393%。
   ドル円は144円台後半。
   SKEW指数は134.23→136.60→132.68。
   (12月14日が162.51)。
   恐怖と欲望指数は74→74。
   (2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。

(2)ダウ輸送株指数は137ポイント(0.89%)高の15645ポイントと続伸。
   SOX指数は128ポイント(3.28%)高の4062ポイントと続伸。
   VIX指数は13.08(前日13.35)。
   NYSE売買高は9.67億株(前日10,2億株)。
   3市場の合算売買高は112億株(前日は112億株、過去20日平均は123億株)。
   週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比570円高の33890円。

   週末のダウ輸送株指数は10ポイント(0.07%)高の15508ポイントと7日ぶりに反発。
   SOX指数は24ポイント(0.63%)高の3933ポイントと6日ぶりに反発。
   VIX指数は13.35(前日14.13)。
   NYSE売買高は10.2億株(前日10,86億株)。
   3市場の合算売買高は112億株(前日は111.3億株、過去20日平均は123億株)。
   週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比90円高の33410円。

(3)プライム市場の売買代金は3兆9359億円(前日4兆1137億円)。
   値上がり841銘柄(前日1216銘柄)。
   値下がり777銘柄(前日410銘柄)。
   新高値153銘柄(前日106銘柄)。
   新安値1銘柄(前日12銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは106.27(前日107.72)。
   東証グロース市場の騰落レシオは80.70(前日80.70)。
   NTレシオは13.94倍(前日13.99倍)。
   サイコロは7勝5敗で58.33%。

(4)下向きの25日線(33158円)からは△0.66%(前日△0.39%)。
   7日連続で上回った。
   上向きの75日線は32525円。
   17日連続で上回った。
   上向きの200日線(31574円)からは△5.71%(前日△5.53%)。
   192日連続で上回った
   上向きの5日線は33470円。
   9日ぶりに下回った。
   13週線は32693円。
   26週線は32473円。
   いずれも上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.260%(前日▲17.881%)。
   買い方▲5.819%(前日▲5.624%)。
   東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.523%(前日▲8.794%)。
   買い方▲20.414%(前日▲18.805%)。

(6)空売り比率は41.3%(前日41.4%、9日連続で40%超)。
   10月30日が54.3%。
   22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
   23年3月10日52.7%。
   空売り規制なしの銘柄の比率は6.7%(前日7.6%)。
   8月18日が8.2%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
   12月29日時点の信用売り残は1925億円減の7031億円。
   2週連続で減少。
   同信用買い残は1208億円減の3兆6180億円。
   3週連続で減少。
   信用倍率は5.15倍(前週4.17倍)。
   7週ぶりに5倍台。
   日経VIは18.46(前日18.69)。

(7)日経平均採用銘柄のPERは14.93倍(前日14.81倍)。
   41日連続で14倍台。
   9月19日は16.26倍だった。
   前期基準では16.27倍。
   EPSは2235円(前日2247円)
   直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは12月20日2290円。
   225のPBRは1.32倍(前日1.31倍)。
   BPSは25285円(前日25410円)。
   日経平均の予想益回りは6.70%。
   予想配当り利回りは1.94%。
   指数ベースではPERは19.99倍(前日19.94倍)。
   2日連続で19倍台。
   EPSは1669円(前日1669円)。
   PBRは1.80倍。
   BPSは18543円(前日18596円)。
   10年国債利回りは0.600%(前日0.610%)。

(8)プライム市場の単純平均は15円高の2842円(前日は2842円)。
   プライム市場の時価総額は850兆円(前日846兆円)。
   ドル建て日経平均は230.40(前日231.64)と3日続落。

(9)ボリンジャーのプラス1σが33495円。
   プラス2σが33832円。
   マイナス1σが32820円。
   マイナス2σが32483円。
   大発会はここがサポート。
   週足のボリンジャーのプラス1σが33543円。
   プラス2σが34392円。
   マイナス1σが31843円。
   マイナス2σが30994円。
   水星の逆行は1月2日終了。
   八専は12月31日終了。
   11月20日ザラバ高値は33853円
   7月3日終値は33753円。
   アノマリー的には「変化日」。

今年の曜日別勝敗(1月5日まで)

月曜0勝0敗
火曜0勝0敗
水曜0勝0敗
木曜0勝1敗
金曜1勝0敗
(櫻井)。