【放送後記:2024年2月8日(木)後場】

「日経平均は今年最大の上昇幅、終値で高値更新、TOPIXも新高値へ」

◎日経平均(8日大引):36,863.28(+743.36、+2.06%)
TOPIXコア30は2日続けて高値を更新、規模別では大型株のみ上昇

時価総額:909.8兆円(8日、以下同じ)
PBR:1.43倍
PER:15.96倍
利回り:1.81%

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【相場の概況】

・日経平均は3日ぶりに反発し終値ベースの高値を更新、TOPIXは堂々と新高値

・前日のNYダウ工業株が史上最高値、S&P500は初の5000ポイント目前
半導体株が軒並み上昇、エヌビディアも初の700ドル台へ

・英アーム社が10-12月期の決算を発表、
売上高8.2億ドル(+14%)、市場予想を上回りアフター市場で+20%の急騰
ソフトバンクGも久々に大幅高

・日銀・内田副総裁の講演「マイナス金利を解除しても緩和的な環境は維持する」

・東京市場でも半導体株が軒並み最高値を更新
(東京エレクトロン、アドバンテスト、ディスコ、KOKUSAI)

・トヨタ自動車が5日続伸、マツダ、スバルが昨年来高値
任天堂も上場来高値、

・急騰銘柄が目立つ一方で、依然として急落銘柄も多い
清水建設、大成建設、花王、AGC、シャープ、旭化成、東レ、三井金属

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【市場の声】

・「米国はなにか革命的な動きになってきましたね。生成AIもその一部です」

・「米国株の最高値更新は、景気後退が避けられたこと、企業業績が好調なこと、このふたつが大きいです。金利水準はその次です」

・「商業用不動産の焦げつきが心配ですが、銀行の融資態度はかなり厳しいレベルにあります。注意は必要ですが金融危機のような状況ではなさそうです」

・「企業のPBRは1倍を超えていればよいというものではありません。1.2~1.5倍でもまだ低いというべきです。日立建機、川重、アサヒGがそれです」

・「やはり米・大手テクノロジー企業の決算は強いです。AIが設備投資を牽引しています」

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【今日のマル・バツ銘柄】

マル:KOKUSAI(6525):上場来高値を更新中だが、安定した上昇ピッチを維持
バツ:AGC(5201):決算発表で急落、事業構造改革が続いており成果はまだ先

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【主な新聞ニュースより】

▽日米韓が貿易で中国離れ 米の輸入相手、17年ぶり首位転落
▽製造業、純利益2割増 米で車・機械けん引 4~12月
▽ゴールドマン、減益も報酬増 腕利きの社員つなぎ留め

▽アクティビスト、日欧に照準、昨年提案最多、米社に比べ資本効率低く
▽流転のローソン、DX強者めざす、KDDI参画、通信IT技術吸収
▽DeNA、最終赤字189億円 4~12月、ゲームなど276億円減損

▽テルモ、今期純利益上方修正 円安寄与、株式分割も発表
▽協和キリン、今期純利益22%減 400億円自社株買い・消却
▽NTTデータ、4~12月純利益21%減 利払い膨らむ

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以上です
(鈴木一之)

【放送後記:2024年2月7日(水)前場】

「日経平均、朝方は36,000円割れ、そこから持ち直すも続落、TOPIXは反発」

◎日経平均(7日大引)36,119.92(▲40.74、▲0.11%)
続落だが持ち直す、TOPIXコア30は新高値を更新

時価総額:904.5兆円(7日、以下同じ)
PBR:1.41倍
PER:16.01倍
利回り:1.83%

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【相場の概況】

・日経平均は2日続落、米国で半導体株が軟化した影響が大きい。

・クリーブランド連銀のメスター総裁
「今年後半には政策金利を引き下げることができるが、早急な利下げは間違いにつながる」

・トヨタ自動車、三菱重工、三菱商事、任天堂が決算発表から大商い。

・急騰銘柄が目立つ一方で、急落する銘柄も多い。
ダイキン工業、KDDI、オリエンタルランド、味の素、シャープ、旭化成

・自社株買いで動意づく銘柄もまた多い。
三菱商事、ヤマハ、リコー、デクセリアルズ、シグマクシス、

・下げの要因となった半導体株のそれなりにしっかり。
スクリーンHDは逆行高、アドバンテスト、ディスコ、ソシオネクスト、KOKUSAI

・ローソンの非上場化案件、KDDIによるTOBがこのまますんなりと進むのか。

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【市場の声】

・「2月13日(火)の米CPIが一段と重要になりましたね。」

・「米国の企業業績は好調です。S&P500の一株利益は現在234ドル、これが翌期は242ドルになる見通しです」

・「大統領選挙の前年は株価は最も上がりやすいことで知られていますが、大統領選挙の当年もそれに劣らず上昇しやすい年でもあります」

・「やはり米・大手テクノロジー企業の決算は強いです。AIが設備投資を牽引しています」

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【今日のマル・バツ銘柄】

マル:三菱商事(8058):5000億円の自社株買い、ローソン非上場化
バツ:KDDI(9433):ローソンTOBで株価軟調、今後の展開に期待

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【主な新聞ニュースより】

▽TSMC、熊本に第2工場 トヨタ2%出資、2027年稼働へ
▽トヨタ今期純利益、初の4兆円、HVけん引、円安も寄与
▽ローソン、KDDIがTOB、上場廃止へ、三菱商事と共同経営

▽サービス消費に底堅さ、娯楽・外食が回復、毎月勤労統計
▽三菱重工が株式10分割、株主拡大狙う、4~12月純利益最高
▽環境省、脱炭素船、エンジン生産設備導入に補助 

▽三菱商事、自社株買い5000億円、4~12月純利益27%減
▽任天堂、今期純利益2%増の4400億円、円安で減益予想一転
▽味の素、4~12月純利益2%増、調味料・冷食伸びる

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以上です
(鈴木一之)

登山

市場動向は常識で考えた方が良いもの。
FOMC通過後の下落は「金利の引き下げが3月から遠のいた」。
しかし5月の利下げ確率は90%台。
時間が経過して雇用統計を通過すれば金利は上昇、株は大幅高。
「利下げ観測が後退したが好決算と好調な米雇用統計が経済への信頼感を高めた」との解釈。
解釈は猫の目のように変わります。
「米国金利上昇期は終焉し、いずれ金利は下がる」。
常識的に考えればこうなるはず。
やはり「いちいち反応しない」姿勢は重要。
両替には業容の進歩や業績が存在しませんからケジュールと罫線一筋。
両替商の一見立派な理論構築に見えますが実は材料希薄な論理についていくと疲れます。
しかも徒労に終わることは多いもの。
それでも良く飽きないものと感心します。

2月1日日経1面の見出しは「上場企業6割増益」の見出し。
第3四半期の決算発表済み企業の6割(270社のうち約160社)が増益という記事。
3月決算企業のうち社数で25%、時価総額で22%が決算を発表。
61%が増益で21年第3四半期の73%以来の水準。
純利益の合計は前年同期比70%増。
背景は値上げやインバウンド。
運輸やサービスなど国内内需企業とされます。
因みに日経朝刊の連載小説は2月から諸田玲子氏の「登山大名」。
今月の私の履歴書は登山家の今井道子氏。
どちらも「登山」で縁起が良い印象。
因みに諸田さんの前回の日経連載は2013年4月からの「波止場浪漫」でした。
2013年のような相場に期待でしょうか。

「雨の中に立春大吉の光あり」(高浜虚子)。
「降る雪や昭和も遠くなりにけり」(詠み人知らず)。

以下は今朝の場況。

「SOX指数は3日続伸」

週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反落。
NYダウの下落幅は一時430ドル超に達したが売り一巡後は下げ渋った。
キャタピラーが2%高。
ボーイングが1.3%安。
一方、エヌビディアはゴールドマン・サックスによる目標株価引き上げを受けて最高値を更新。
4.8%高で取引を終えた。
1月のISM非製造業総合指数は53.4と前月の50.5から上昇。
市場予想の52.0も上回った。
背景は新規受注の増加と雇用の回復。
FRBのパウエル議長はCBSのインタビューでのコメント。
「経済が堅調な中、当局者にはインフレ率が低下し続けるという確信を強めるための時間がある。
利下げ時期を巡る問題に慎重にアプローチできる」。
パウエル議長の発言を受け、米債利回りは序盤の取引で上昇した。
10年国債利回りは4.161%。
5年国債利回りは4.122%。
2年国債利回りは4.474%。
ドル円は148円台後半。
11月27日以来の安値となる1ドル=148.89円まで一時下落。
ユーロ/ドルは一時1.0721ドルと11月14日以来の安値。
WTI原油先物3月物は前日比。0.50ドル(0.69%) 高の1バレル=72.78ドル。
ビットコインは1.4%安の4万2355ドル。
SKEW指数は160.08→160.02→155.49。
恐怖と欲望指数は66→73。
(昨年2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。

週明けのNYダウは274ドル(0.71%)安の38380ドルと3日ぶりに反落。
高値38633ドル、安値38220ドル。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは111.83%(前日120.99%)。
NASDAQは31ポイント(0.20%)安の15597ポイントと3日ぶりに反落。
高値15637ポイント、安値15471ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは83.96%(前86.92%)。
S&P500は15ポイント(0.32%)安の4942ポイントと3日ぶりに反落。
高値4957ポイント、安値4918ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは92.78%(前日100.79%)。
ダウ輸送株指数は113ポイント(0.72%)安の15686ポイントと3日ぶりに反落。
SOX指数は51ポイント(1.18%)高の4388ポイントと3日続伸。
VIX指数は13.67(前日13.85)。
NYSE売買高は10.07億株(前日9.96億株)。
3市場の合算売買高は109.9億株(前日112億株。過去20日平均は115.8億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比45円安の36335円。
ドル建ては30円安の36350円。
ドル円は148.67円。
10年国債利回りは4.161%。
2年国債利回りは4.474%。

「後場はトヨタの決算発表」

週末の日経平均は寄り付き261円高。
終値は196円(△0.54%)高の36354円と続伸。
高値36452円。
安値36213円。
日足は2日連続で陰線。
TOPIXは17.03ポイント(△0.57%)高の2556ポイントと続伸。
TOPIXコア30指数は続伸。
プライム市場指数は8.78ポイント(△0.67%)高の1315.70と続伸。
東証スタンダード指数は続伸。
東証グロース250指数は8.40ポイント(△1.19%)高の715.27と続伸。
25日移動平均線からの乖離は△1.33%(前日△0.38%)。
プライム市場の売買代金は4兆8295億円(前日4兆6801億円)。
4日連続で4兆円超。
値上がり1106銘柄(前日843銘柄)。
値下がり499銘柄(前日759銘柄)。
新高値148銘柄(前日142銘柄)。
4日連続で3ケタ。
新安値13銘柄(前日12銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは132.72(前日130.49)。
東証グロース市場の騰落レシオは106.09(前日101.49)。
NTレシオは14.22倍(前日14.24倍)。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
TOPIXは7勝5敗で58.33%。
東証グロース市場指数は6勝6敗で50.00%。
上向きの25日線(35311円)からは△2.95%(前日△2.75%)。
27日連続で上回った。
上向きの75日線は33489円。
37日連続で上回った。
上向きの200日線(32390円)からは△12.24%(前日△11.78%)。
211日連続で上回った。
上向きの5日線は36175円。
2日連続で上回った。
13週線は34287円。
26週線は33153円。
いずれも上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.453%(前日▲17.712%)。
買い方▲2.796%(前日▲3.550%)。
東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.238%(前日▲5.58%)。
買い方▲15.976%(前日▲16.746%)。
空売り比率は40.7%(前日40.7%、3日連続で40%越)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は6.6%(前日7.1%)。
8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
日経VIは19.97(前日18.96)。
昨年2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄のPERは16.26倍(前日16.05倍)。
2日連続で16倍台。
9月19日は16.26倍だった。
前期基準では17.48倍。
EPSは2235円(前日2252円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは12月20日2290円。
225のPBRは1.42倍(前日1.41倍)。
BPSは25601円(前日25643円)。
日経平均の予想益回りは6.15%。
予想配当り利回りは1.80%。
指数ベースではPERは22.23倍(前日21.99倍)。
EPSは1635円(前日1644円)。
PBRは1.95倍。
BPSは18548円(前日18542円)。
10年国債利回りは0.680%(前日0.660%)。
プライム市場の予想PERは16.35倍。
前期基準では17.73倍。
PBRは1.376倍。
プライム市場の予想益回りは6.11%。
配当利回り加重平均は2.11%。
プライム市場の単純平均は14円高の2986円(前日は2971円)。
プライム市場の売買単価は2582円(前日2646円)。
プライム市場の時価総額は906兆円(前日900兆円)。
ドル建て日経平均は245.07(前日247.03)と反落。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比45円安の36335円。
高値36520円。安値36115円。
大証夜間取引終値は日中比40円安の36340円。
気学では「よく動く日。足取りについて駆引きせよ」。
水曜が「押し目買いのひ。但し急伸高は利入れ良し」。
木曜が「人気に逆行して動き、前後場歩調を変える」。
金曜が「人気に逆行して動く日。逆張り方針良し」。
ボリンジャーのプラス1σが36415円。
プラス2σが37518円。
週足のボリンジャーのプラス1σが35658円。
プラス2σが37030円。
プラス3σが38402円。
後場はトヨタの決算。
業績よりも自動運転の未来についての有無が気にかかる。

《今日のポイント2月6日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反落。
   10年国債利回りは4.161%。
   5年国債利回りは4.122%。
   2年国債利回りは4.474%。
   ドル円は148円台後半。
   SKEW指数は160.08→160.02→155.49。
   恐怖と欲望指数は66→73。
  (昨年2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。

(2)ダウ輸送株指数は113ポイント(0.72%)安の15686ポイントと3日ぶりに反落。
   SOX指数は51ポイント(1.18%)高の4388ポイントと3日続伸。
   VIX指数は13.67(前日13.85)。
   NYSE売買高は10.07億株(前日9.96億株)。
   3市場の合算売買高は109.9億株(前日112億株。過去20日平均は115.8億株)。
   週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比45円安の36335円。

(3)プライム市場の売買代金は4兆8295億円(前日4兆6801億円)。
   4日連続で4兆円超。
   値上がり1106銘柄(前日843銘柄)。
   値下がり499銘柄(前日759銘柄)。
   新高値148銘柄(前日142銘柄)。
   4日連続で3ケタ。
   新安値13銘柄(前日12銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは132.72(前日130.49)。
   東証グロース市場の騰落レシオは106.09(前日101.49)。
   NTレシオは14.22倍(前日14.24倍)。
   サイコロは8勝4敗で66.66%。

(4)上向きの25日線(35311円)からは△2.95%(前日△2.75%)。
   27日連続で上回った。
   上向きの75日線は33489円。
   37日連続で上回った。
   上向きの200日線(32390円)からは△12.24%(前日△11.78%)。
   211日連続で上回った。
   上向きの5日線は36175円。
   2日連続で上回った。
   13週線は34287円。
   26週線は33153円。
   いずれも上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.453%(前日▲17.712%)。
   買い方▲2.796%(前日▲3.550%)。
   東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.238%(前日▲5.58%)。
   買い方▲15.976%(前日▲16.746%)。

(6)空売り比率は40.7%(前日40.7%、3日連続で40%越)。
   空売り規制なしの銘柄の比率は6.6%(前日7.1%)。
   日経VIは19.97(前日18.96)。

(7)日経平均採用銘柄のPERは16.26倍(前日16.05倍)。
   2日連続で16倍台。
   9月19日は16.26倍だった。
   前期基準では17.48倍。
   EPSは2235円(前日2252円)。
   直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは12月20日2290円。
   225のPBRは1.42倍(前日1.41倍)。
   BPSは25601円(前日25643円)。
   日経平均の予想益回りは6.15%。
   予想配当り利回りは1.80%。
   指数ベースではPERは22.23倍(前日21.99倍)。
   EPSは1635円(前日1644円)。
   PBRは1.95倍。
   BPSは18548円(前日18542円)。
   10年国債利回りは0.680%(前日0.660%)。

(8)プライム市場の単純平均は14円高の2986円(前日は2971円)。
   プライム市場の時価総額は906兆円(前日900兆円)。
   ドル建て日経平均は245.07(前日247.03)と反落。

(9)ボリンジャーのプラス1σが36415円。
   プラス2σが37518円。
   週足のボリンジャーのプラス1σが35658円。
   プラス2σが37030円。
   プラス3σが38402円。
   後場はトヨタの決算。
   業績よりも自動運転の未来についての有無が気にかかる。

今年の曜日別勝敗(2月5日まで)

月曜4勝0敗
火曜2勝2敗
水曜2勝2敗
木曜2勝3敗
金曜4勝1敗
(櫻井)。

【放送後記:2024年2月1日(木)後場】

「日経平均、TOPIXともに寄り引けほぼ同事、はらみ線、上放れの兆し」

◎日経平均(1日大引):36,011.46(▲275.25、▲0.99%)
4日ぶりの反落

時価総額:898.1兆円(1日、以下同じ)
PBR:1.40倍
PER:15.87倍
利回り:1.82%

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【相場の概況】

・日経平均は4日ぶりに反落、FOMCの結果を受けてひとまず一服だが、下げ渋り。

・前日の大きめの陽線の中にすっぽりと包まれるいわゆる「はらみ足」。翌日以降の動き次第で「放れた方につく」という展開が予想される。

・NYダウ工業株は4日続けて最高値を更新したあとに上昇一服(▲317ドル)。FOMC声明文では、早期利下げに慎重なスタンスがうかがえる。

・長期金利が急低下したわりにテクノロジー企業が軟化する。アルファベットの株価が▲7%。売上、利益が大きく伸びたものの(863億ドル+13%)。AI関連株の筆頭格としてのマイクロソフトの株価の反応が鈍い。

・日本企業の決算発表も引き続き本格化、大型の自社株買いはキヤノン(1000億円)に続いて野村ホールディングス(8604)も1000億円。株価は急伸。

・決算好調:TDK(6762)、JR東日本(9020)、レーザーテック(6920)、きんでん(1944)、東テク(9960)、黒崎播磨(5352)、

・決算不調:住友ファーマ(4546)、エンプラス(6961)、丸文(7537)

・あおぞら銀行(8304):社長交代に合わせて米不動産投資の特損▲324億円計上を発表。通期の最終損益は赤字▲280億円に転落。下期無配で株価はストップ安。

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【市場の声】

・「今回のFOMCの結果はまったく違和感はありませんね。」

・「パウエル議長も記者会見では「3月の利下げの可能性は高いとは思わない」と言っていました。」

・「日経平均が上放れるには、やはり外国人買いがきっかけでしょう。彼らは日本の経営者の意識が変わってきたことを評価しているようです。」

・「日経平均の下値めどは25日移動平均の35,000円でしょうか。今回の決算で一株利益が上がれば、PER15倍くらいでもその水準です。」

・「一目均衡表の基準線が34,838円にあるので、サポートラインはこの辺でしょう。」

・「あおぞら銀行がひどい決算を発表したのは、あくまで戸別企業の経営の失敗です。高利回り銘柄への人気が途絶えることはないと思います。ただし利益の質がここからは問われるはずです。」

・「神戸製鋼(5406)の4.5%、日本製鉄(5401)の4.3%、日本特殊陶業(5334)の4.0%は手堅いですね。」

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【今日のマル・バツ銘柄】

マル:日東電工(6988):決算好調、自社株買いで上場来高値を更新
バツ:エムスリー(2413):第3四半期で営業減益(▲6.4%)、昨年来安値を更新

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【主な新聞ニュースより】

▽上場企業、6割が増益 4~12月、値上げ・訪日需要寄与
▽日立、再成長戦略が軌道に 今期純利益100億円上振れ
▽富士電機、今期純利益11%増、EV向け半導体好調

▽サムスン半導体なお赤字、10~12月2400億円、SKは黒字転換、高性能品で明暗
▽ヨーカ堂、早期退職募集 1000人以上対象か、苦戦続き構造改革
▽米物流UPS、1.2万人削減 客離れ・賃上げで採算悪化

▽2月食品値上げ、4カ月ぶり1000品目超、民間調査、トマト不作で
▽日経42種、再び最高値、1月末0.8%上昇、国際商品けん引
▽日本製鉄、薄鋼板5%値上げ、一般向け、3月出荷から

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日経平均・曜日別の累積騰落幅(2024年1月4日~2月2日)

以上

【放送後記:2024年1月31日(水)前場】

「日経平均は想定以上にマイナス、米AMDの決算後のアフター市場を嫌気」

◎日経平均(31日13:19):35,982.37(▲83.49、▲0.23%)
前場で一時▲300円以上の下げ

時価総額:896.7兆円(30日、以下同じ)
PBR:1.40倍
PER:15.87倍
利回り:1.82%

@@@@@

【相場の概況】

・日経平均は大幅安、FOMC控えで動きとりにくいところに、米国のテクノロジー企業の決算発表が重なる

・NYダウ工業株は4日続伸、4日続けて最高値を更新

・マイクロソフト(10-12月の売上620億ドル+18%)、グーグル(同863億ドル+13%)の決算は予想以上の出来栄え、AMDも同様、しかし株価はアフター市場で軟調、寄り付きから半導体株が売られる

・アップルは5日続落、有力アナリスト(ミンチー・クオ氏)が「今年の「iPhone」の出荷は▲15%ダウンになりそう」との見通しを示した。買い替え需要そのものが鈍っている上、AI搭載機種の登場待ちで買い控え

・日本企業の決算発表も活発化、キヤノンは自社株買い1000億円の発表で急伸、コマツは業績好調

・米12月・雇用動態調査(JOLTS):902.6万件(前月は892.5万件)
・米1月・消費者信頼感指数:114.8(前月は108.0)、いずれも好調

・FOMCでのパウエル議長の会見内容、ハト派を継続か、タカ派に引き戻されるか

・日本では長期金利が上昇、10年国債金利は0.74%に
→銀行株が総じて高い(「金利のある世界」に突入)

・12月・鉱工業生産:生産指数は+1.8%(予想は+2.4%)

・中国・1月製造業PMI:49.2(前月は49.0)

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【市場の声】

・「アメリカ株の値動きは「金融環境指数」と連動します」

・「今回のFOMCのポイントは3月中に利下げがあるかどうか、です」

・「大統領選は大きなカギを握っていますが、政治ショーと相場動向は分けて考えるべきです」

・「決算発表でUPSの株価が▲8%下落した点は注意すべきです」

・「今年の春闘だけで実質賃金がプラスに浮上するのはかなりむずかしいでしょう」

・「となると、マイナス金利の解除も相当、遅れることになります」

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【今日のマル・バツ銘柄】

マル:キヤノン(7751)決算好調、半導体、デジカメ、監視カメラが牽引、自社株買い
バツ:アドバンテスト(6857)AMD決算後の株安に連動、高値圏での調整続く

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【主な新聞ニュースより】

▽世界経済「軟着陸に道筋」 IMF予測 今年3.1%成長に引き上げ
▽物価高上回る所得、年内に 首相施政方針演説
▽自社株買い最高9.6兆円 昨年、東証改革追い風

▽地方での資金需要、急拡大、第二地銀、預貸率22年半ぶり8割超
▽Jフロント社長に小野圭一氏 最年少48歳
▽消費景況感、1月も最高 日経DI 3調査連続、外食けん引

▽キヤノン、純利益15%増 今期3050億円、半導体装置が好調
▽OLC、5年ぶり最高益 4~12月最終、値上げでも客足好調
▽国産ナフサ14%高、10~12月2四半期ぶり上昇、樹脂値上げ再燃も

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IMF、世界経済見通しを引き上げ、今年は3.1%成長に(2.9→3.1%)
金融引き締めによる景気後退は薄まった

米国:1.5→2.1%
日本:1.0→0.9%
ユーロ:1.2→0.9%

先進国の2024年CPI、3.0→2.6%に下方修正

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自社株買い、2023年に過去最高の9.6兆円
増加は3年連続
取得枠を設定した企業数は延べ1033社(2年連続で1000社超え)

伊藤忠:1250億円
ホンダ:2700億円
KDDI:トヨタから2500億円で自社株を取得

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地方での資金需要、急拡大
第二地銀の預貸率が22年半ぶりに8割超
80%超えは2001年4月以来

第二地銀の貸出金は55兆4700億円+2.9%の増加
預金は69兆400億円、+1.5%にとどまる

地銀協加盟行、貸出金は+3.6%の253兆100億円
預金は+1.4%の325兆1000億円

日銀がマイナス金利の解除に動くとの観測が広がり、今後の金利上昇を想定する地銀は多い。金利上昇局面では銀行の利ざやは拡大し収益増につながる。預金を集めて貸出金にまわす銀行の伝統的なビジネスが注目されやすい。

設備投資による資金需要は拡大
日銀、2022年度の全産業の設備投資額、前年度比+9%、2023年度は+13%

コロナ禍で落ち込んだ需要がようやく回復
中小企業では人手不足を補うため、温暖化ガス削減のための設備投資が増える

経済がインフレに転換、金利感応度は高まり良い条件の金利を求める

マイナス金利下で預金はコストだったが、金利のある世界では預金は非常に重要

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J・フロントリテイリング
小野圭一執行役常務(48)が3月1日付で社長に。

2024年度から新たな中期経営計画が始まる

記者会見:リテールの力を短中期で高めていく
プラスアルファの武器や成長軸を身につけていきたい

小野圭一氏(おの・けいいち) 98年(平10年)関学大経卒、大丸(現大丸松坂屋百貨店)入社。18年J・フロントリテイリング執行役、22年から現職、兵庫県出身

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国産ナフサ、10-12月期、2四半期ぶりに上昇+14%
樹脂値上げ再燃も

原油の国際相場の上昇
アジアでナフサの需給が引き締まり
ロシアの製油所の定期修理やトラブル

中国は不動産市況の低迷で経済の伸びは鈍化しているが、石化製品の生産は続いている
焦点は、2024年1-3月期のナフサ相場の先高観と合成樹脂価格への影響

イエメンの親イラン武装組織フーシによる船舶攻撃が続く
アジア市場で消費されるナフサの到着が遅れ、アジア需給が締まる

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以上

30年という意味

団塊の世代の業界人氏と話していて思ったのは、ESGやSDGsのこと。
業界や企業はやたらとこれらを振り回しています。
そしてお上は「これらを中核に投資家との対話を増やしなさい」と言う姿勢。
しかしココにかい離はないのでしょうあか。
発行体も投資家さんも間違いなく両者ともに「持続可能な社会」を求めているのでしょうか。
お題目と現実は違うもの。
「利益よりも社会だ」というのは確かに正しいこと。
しかし「社会よりも利益だ」というのも本音。
だから、固い頭で対話をすると、3層くらいのかい離で且つ90度ベクトルは異なることになります。
間違った対話をすればするほどかい離は拡大。
お題目ではもうからないという現実を直視すべきでしょう。
井原忠正氏の「北近江合戦心得」を読んでいて気になった言葉。
「欲得尽の功利主義は、秀吉が死ぬ四半世紀後まで羽柴家から豊臣家へと引き継がれて延々と続いた。
彼の死後、忠義や正義を掲げた頃から、この家はめっきり戦に勝てなくなった」。
これが歴史であり現実。
人の業は容易くは変わらないものです
「欧州では」「米国では」という発想はもう古い。
世界でSDGsバッジをつけている人は見かけなくなりました。

理屈に理屈を重ねた相場推論も間違うことは多い。
傍から見れば多くのネガポジ材料を盛り込んで360度を理論で重ねても間違うもの。
経済指標や経済イベントなどどこ吹く風。
データを重ね、過去を検証してもその延長線上に現実の相場は描写されません。
想定外の出来事を「想定外」として自己弁護に走る専門家も散見されます。
相場は理屈では動かないということの証左でしょう。
格言にある「理外の裡」です。
むしろほとんど何も考えず心の赴くままの相場観の方が正しいことが多いもの。
「相場は勘と度胸」とさえ言われます。
たぶんこの投資マインドの周期は役30年。
コンドラチエフの波の半分の時間軸ですが、投資家心理の変化の軸は30年。
30年で世代が交代し、相場にうんざりしていた人材が退場し新たな人材が供給される時間軸。
見事な波動です。
だから「世代交代」しなければ相場は成長しないとも言えるでしょう。
それは市場関係者も投資家さんも一緒。
企業も一緒かもしれません。
「十年一日」では相場は成長しません。

以下は今朝の場況。

「S&P500は初の5000ポイント台」

週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。
NYダウとS&P500は史上最高値を更新。
S&P500は初の5000ポイント台。
S&Pは1月に入り3%超上昇。
ブラックロックは米株市場全体の投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げた。
ナスダックは1.125高。
ミーム株が大幅高しておりラッセル2000は1.67%高。
設備投資計画を発表したテスラが4.2%上昇。
メタは1.7%上昇。
「ルンバ」を展開するアイロボットは8.8%安。
財務省が発表した第1四半期の連邦政府の借り入れ額が推計よりも少なかったことから国債利回りは低下。
3月利下げ確率は48%と1カ月前の89%から低下。
10年国債利回りは4.075%。
5年国債利回りは3.986%。
2年国債利回りは4.322%。
ドル円は147円台半ば。
WTI原油先物3月物は前日比1.23ドル(1.6%)安の76.78ドル
ビットコインは2.62%高の4万3087ドル。
SKEW指数は153.05→151.36→149.03。
恐怖と欲望指数は76→77。
(昨年2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。

週明けのNYダウは224ドル(0.59%)高の38433ドルと3日続伸。
高値38343ドル、安値38061ドル。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは145.55%(前日142.21%)。
NASDAQは172ポイント(1.12%)高の15629ポイントと反発。
高値15630ポイント、安値15449ポイント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは102.75%(前日100.00%)。
S&P500は36ポイント(0.71%)高の4927ポイントと反発。
高値4929ポイント、安値4887ポイント。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは122.15%(前日118.53%)。
ダウ輸送株指数は33ポイント(0.21%)高の15935ポイントと反発。
SOX指数は46ポイント(1.06%)高の4388ポイントと3日ぶりに反発。
VIX指数は13.60(前日13.26)。
NYSE売買高は9.06億株(前日8.01億株)。
3市場の合算売買高は103億株(前日96億株。過去20日平均は115億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比85円高の36125円。
ドル建ては120円高の36160円。
ドル円は147.49円。
10年国債利回りは4.075%。
2年国債利回りは4.322%。

「大引けはTOPIXパッシブ売買インパクト」

週明けの日経平均は寄り付き63円高。
終値は275円(△0.77%)高の36026円と反発。
前日の下落幅は465円。
高値36186円。
安値35813円。
日足は2日ぶりに陽線。
1月9日は33568円→33600円にマド。
11日は34539円→34849円にマド。
12日は35157円→35557円にマドで2空。
19日は35728円→35790円にマド。
22日は36076円→36225のマドで2空。
TOPIXは31.83ポイント(△1.27%)高の2529ポイントと反発。
TOPIXコア30指数は5日ぶりに反発。
プライム市場指数は16.40ポイント(△1.28%)高の1301.65と反発。
東証スタンダード指数は反発。
東証グロース250指数は3.55ポイント(▲0.50%)安の710.57と続落。
25日移動平均線からの乖離は△1.57%(前日△2.09%)。
プライム市場の売買代金は3兆9033億円(前日4兆5019億円)。
7営業日ぶりに4兆円割れ。
値上がり1325銘柄(前日321銘柄)。
値下がり277銘柄(前日1294銘柄)。
新高値103銘柄(前日62銘柄)。
2日ぶりに3ケタ。
新安値3銘柄(前日5銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは130.91(前日129.22)。
東証グロース市場の騰落レシオは95.59(前日99.55)。
NTレシオは14.24倍(前日14.31倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
TOPIXは6勝6敗で50.00%。
東証グロース市場指数は6勝6敗で50.00%。
上向きの25日線(34738円)からは△3.71%(前日△3.25%)。
22日連続で上回った。
上向きの75日線は33204円。
32日連続で上回った。
上向きの200日線(32178円)からは△11.96%(前日△11.24%)。
206日連続で上回った。
下向きの5日線は36151円。
3日連続で下回った。
13週線は33985円。
26週線は32999円。
いずれも上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.856%(前日▲16.917%)。
買い方▲3.484%(前日▲4.201%)。
東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.964%(前日▲7.471%)。
買い方▲17.107%(前日▲17.024%)。
空売り比率は43.3%(前日42.4%、4日連続で40%超)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は9.4%(前日8.3%)。
8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
日経VIは19.81(前日19.64)。
昨年2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄のPERは15.88倍(前日15.68倍)。
15日連続で15倍台。
9月19日は16.26倍だった。
前期基準では17.30倍。
EPSは2268円(前日2280円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは12月20日2290円。
225のPBRは1.40倍(前日1.38倍)。
BPSは25733円(前日25906円)。
日経平均の予想益回りは6.30%。
予想配当り利回りは1.82%。
指数ベースではPERは21.57倍(前日21.41倍)。
EPSは1670円(前日1669円)。
PBRは1.94倍。
BPSは18570円(前日18620円)。
10年国債利回りは0.720%(前日0.705%)。
プライム市場の予想PERは16.07倍。
前期基準では17.62倍。
PBRは1.36倍。
プライム市場の予想益回りは6.22%。
配当利回り加重平均は2.12%。
プライム市場の単純平均は26円高の2956円(前日は2929円)。
プライム市場の売買単価は2835円(前日2843円)。
プライム市場の時価総額は897兆円(前日887兆円)。
ドル建て日経平均は243.41(前日241.94)と反発。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比85円高の36125円。
高値36175円。安値35775円。
大証夜間取引終値は日中比90円高の36130円。
気学では月曜が「一方に片寄って動く日」。
水曜が「押し目買いの日なれど上寄り高き時は見送り良し」。
木曜が「不時安をみせる日。戻り売りで駆け引きせよ」。
金曜が「弱体日。不時安をみせること多し」。
ボリンジャーのプラス1σが35982円。
プラス2σが37225円。
プラス3σが38459円。
週足のボリンジャーのプラス1σが35271円。
プラス2σが36557円。
プラス3σが37842円。
アノマリー的には「リーマンショック以降株安の日」
前日から「全惑星順行(→4月2日)」。
大引けはTOPIXパッシブ売買インパクト。

《今日のポイント1月30日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。
   NYダウとS&P500は史上最高値を更新。
   S&P500は初の5000ポイント台。
   ミーム株が大幅高しておりラッセル2000は1.67%高。
   10年国債利回りは4.075%。
   5年国債利回りは3.986%。
   2年国債利回りは4.322%。
   ドル円は147円台半ば。
   WTI原油先物3月物は前日比1.23ドル(1.6%)安の76.78ドル
   ビットコインは2.62%高の4万3087ドル。
   SKEW指数は153.05→151.36→149.03。
   恐怖と欲望指数は76→77。
   (昨年2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。

(2)ダウ輸送株指数は33ポイント(0.21%)高の15935ポイントと反発。
   SOX指数は46ポイント(1.06%)高の4388ポイントと3日ぶりに反発。
   VIX指数は13.60(前日13.26)。
   NYSE売買高は9.06億株(前日8.01億株)。
   3市場の合算売買高は103億株(前日96億株。過去20日平均は115億株)。
   週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比85円高の36125円。

(3)プライム市場の売買代金は3兆9033億円(前日4兆5019億円)。
   7営業日ぶりに4兆円割れ。
   値上がり1325銘柄(前日321銘柄)。
   値下がり277銘柄(前日1294銘柄)。
   新高値103銘柄(前日62銘柄)。
   2日ぶりに3ケタ。
   新安値3銘柄(前日5銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは130.91(前日129.22)。
   東証グロース市場の騰落レシオは95.59(前日99.55)。
   NTレシオは14.24倍(前日14.31倍)。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。

(4)上向きの25日線(34738円)からは△3.71%(前日△3.25%)。
   22日連続で上回った。
   上向きの75日線は33204円。
   32日連続で上回った。
   上向きの200日線(32178円)からは△11.96%(前日△11.24%)。
   206日連続で上回った。
   下向きの5日線は36151円。
   3日連続で下回った。
   13週線は33985円。
   26週線は32999円。
   いずれも上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.856%(前日▲16.917%)。
   買い方▲3.484%(前日▲4.201%)。
   東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.964%(前日▲7.471%)。
   買い方▲17.107%(前日▲17.024%)。

(6)空売り比率は43.3%(前日42.4%、4日連続で40%超)。
   空売り規制なしの銘柄の比率は9.4%(前日8.3%)。
   日経VIは19.81(前日19.64)。

(7)日経平均採用銘柄のPERは15.88倍(前日15.68倍)。
   15日連続で15倍台。
   9月19日は16.26倍だった。
   前期基準では17.30倍。
   EPSは2268円(前日2280円)。
   直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは12月20日2290円。
   225のPBRは1.40倍(前日1.38倍)。
   BPSは25733円(前日25906円)。
   日経平均の予想益回りは6.30%。
   予想配当り利回りは1.82%。
   指数ベースではPERは21.57倍(前日21.41倍)。
   EPSは1670円(前日1669円)。
   PBRは1.94倍。
   BPSは18570円(前日18620円)。
   10年国債利回りは0.720%(前日0.705%)。

(8)プライム市場の単純平均は26円高の2956円(前日は2929円)。
   プライム市場の時価総額は897兆円(前日887兆円)。
   ドル建て日経平均は243.41(前日241.94)と反発。

(9)ボリンジャーのプラス1σが35982円。
   プラス2σが37225円。
   プラス3σが38459円。
   週足のボリンジャーのプラス1σが35271円。
   プラス2σが36557円。
   プラス3σが37842円。
   アノマリー的には「リーマンショック以降株安の日」
   前日から「全惑星順行(→4月2日)」。
   大引けはTOPIXパッシブ売買インパクト。

今年の曜日別勝敗(1月29日まで)

月曜3勝0敗
火曜1勝2敗
水曜1勝2敗
木曜2勝2敗
金曜3勝1敗
(櫻井)。

【放送後記:2024年1月25日(木)後場】

「日経平均は+9円99銭、3日ぶりの反発、下ヒゲ長い」

◎日経平均(25日大引):36,236.47(+9.99、+0.03%)

時価総額:897.9兆円(24日、以下同じ)
PBR:1.40倍
PER:15.89倍
利回り:1.82%

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・日経平均は3日ぶりに反発しました。NY市場ではNYダウが▲99ドルで小幅反落しましたが、S&P500、NASDAQは続伸しており、S&P500は4日続けて史上最高値を更新しています。

・半導体露光装置で世界トップのASMLが10-12月期の決算を発表し、売上高と1株利益が市場予想を上回りました。これを受けて株価は+8.9%も上昇し、東京市場でも半導体関連株(主に中・小型株)が軒並み急騰しました。

・同じく半導体のAMDもアナリストの投資判断の引き上げで+5.8%上昇しています。反対にテキサス・インスツルメンツは下落するなど、同じ半導体株でも生成AIに関連しているか否かで反応がまったく違います。エヌビディアも上昇し連日のように最高値を更新しています。

・日本では、レーザーテック(6920)、TOWA(6315)、野村マイクロ・サイエンス(6254)が値上がり率のトップ5に入りました。

・同様にエッチング装置のKOKUSAI(6525)、レジスト材の大阪有機化学工業(4187)、リン酸のラサ工業(4022)、黒鉛るつぼの東洋炭素(5310)、クリーンルームのダイダン(1980)、真空蒸着装置のアルバック(6728)も値上がり率のトップ20に名を連ねています。

・昨日、日銀の金融政策決定会合を受けて急上昇したメガバンクは、三菱UFJ(8306)が▲0.5円、三井住友FG(8316)が▲61円、いずれも昨日の上げ幅を打ち消すことなく堅調を維持しています。反対に金利敏感で急落した不動産セクターは総じて値を戻し始めています。

・昨日「砂糖が40年ぶりの高値に上昇」との報道があって、日本甜菜糖(2108)、ウェルネオシュガー(2117)が急上昇しました。

・証券セクターでも野村HD(8604)、大和G本社(8601)、岩井コスモ(8707)が新高値を更新しています。

・決算発表を受けてニデック(6594)、オービック(4684)が大きく売られました。ニデックは通期の業績見通しを下方修正(純利益:2200億円→1800億円)しています。オービックは業績好調のまま下落しました。

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【今日のマル・バツ銘柄(後場)】

マル:ジャックス(8584):最高益更新、PBRが0.9倍、利回り3.6%の出遅れ株

バツ:SUMCO(3436):半導体株の中でも数少ない下落組、短期調整

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【市場の声】

・「保ち合いは2月半ばまででしょうか、その後に上抜けと見ています」

・「下値メドは34,500円、25日MAの水準です」

・「25日MA乖離率は8%から5%まで下がってきました。下値メドは35,728円」

・「3月決算企業の決算発表が始まりました。第1週で注目しているのが日立建機(6305)、信越化学工業(4063)、TDK(6762)、コナミ(9766)です」

・「トランプリスクは本当に高まってきましたね。大統領に返り咲いたらその日のうちにパリ協定からの離脱を発表するそうです。EVメーカーにはきついですね」

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以上

【放送後記:2024年1月24日(水)前場】

「日経平均は続落、スピード調整か、日銀決定会合を嫌気か」

◎日経平均(24日大引)36,226.48(▲291.09、▲0.80%)

時価総額:902.7兆円(23日、以下同じ)
PBR:1.41倍
PER:15.47倍
利回り:1.80%

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・日経平均は2日続落しました。NY市場ではS&P500が3日続けて史上最高値を更新していますが、東京市場にはさほど影響を及ぼしませんでした。

・為替市場も148円台前半の円安ですが、これも株価にはさほどプラスとはなりませんでした。トヨタ自動車(7203)は時価総額が48兆円に乗せたばかりで、本日は▲1.0%の下落となりました。

・昨日は「中国政府が2兆元の株価てこ入れ策を策定」とのニュースをブルームバーグが報じました。昨日は前場に日経平均が37,000円目前まで上昇しましたが、後場からは急速に値を消しました。軟化した要因としては「中国売り、日本買い」が逆流するとの見方もあったようです。

・本日は日銀・植田総裁の前日の記者会見が影響したとの見方が強いようです。記者会見で植田総裁は、2%の物価上昇の実現が「確度が高まっている」と繰り返し述べており、マイナス金利の解除は意外と早い、との見方が市場では強まった模様です。

・これを受けて銀行株が堅調です。三菱UFJ(8306)+5.2%を筆頭に、群馬銀行(8334)+4.8%、九州FG(7180)+4.6%、ふくおかFG(8354)+4.3%など、朝方は静かでしたが時間とともに上げ幅が広がりました。

・「金利のある世界」が近づいて、利ザヤ改善を期待する動きが早くも始まっているようです。しずおかFG(5831)が大きく上昇して上場来高値を更新しています。

・半導体関連株も堅調です。スクリーンHD(7735)の+2%には驚かされますが、ソシオネクスト(6526)、KOKUSAI(6525)、アルバック(6728)も終始堅調でした。

・気になるのは住宅関連株の下げ(住友林業1911、積水ハウス1928)です。

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【今日のマル・バツ銘柄(前場)】

マル:三菱UFJフィナンシャルグループ(8306):金利のある世界。利ザヤ改善

バツ:三井不動産(8801):金利のある世界。借入金多し、スピード調整。

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【主な新聞ニュース、材料】

▽日銀総裁、物価2%実現「確度高まる」賃上げ持続注視
▽NTTデータ、運転手の認知力をAI検知 高齢者の事故防ぐ
▽電力供給、進まぬ分散 大手寡占で災害時にリスク

▽ニコン、日米に新拠点 細胞分析で創薬支援
▽昨年の国内粗鋼生産、5年連続1億トン割れ JFEや日鉄
▽ブリヂストン、3年で8000億円投資 高機能タイヤに資源集中

▽不二製油、95億円下振れ 今期純利益6%増 米子会社が不振
▽DRAM、12月大口3%高 2カ月連続上昇、早期確保の動きも
▽砂糖卸値、43年ぶり高値、原料高・菓子需要回復で

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【市場の声】

「日経平均のPERは15.3倍まで上昇しています。ここからは決算発表、業績がより重要になります」

「日本企業の営業利益率は過去最高の9.1%に達しています」

「この利益率の改善は、原料高、人件費の高騰を価格に転嫁できているためです」

「アメリカではPBRが3倍以上の企業が5割を超えています。日本ではそれが3分の1程度なので、まだまだ改善余地は大きいと言えます」

「本当の投資対象となるのは、時価総額が1000億円以上の企業ですね。時価総額が100億円程度では、上場していても仕方ないです」

「いまやバリュー株、グロース株、大型株、小型株、どれもこれも魅力ありますね」

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以上

市場を愛すること

「日経平均が10年後に3倍の10万円になるというとバラ色の世界が来るように思える。
しかし物価高で暮らしは苦しくなっている可能性すらある。
10年後はステキな世界かもしれないし、残酷にもなり得る」。
こんな活字が目につきました。
日本はデフレ経済に慣れきって、モノの価格は上がらない世界しか知らなくなりました。
しかし、実は世界が恐怖するのは、デフレではなくインフレ。
自国通貨が買われて潰れた国家はありませんしデフレで消えた国家もありません。
しかし自国通貨が売られれば国家は破滅しますし、インフレは国家を破滅に導くもの。
この自然の理を忘れ去っていたことこそ、実は警戒すべきでしょう。
中央銀行の役割はあくまで「インフレとの闘い、物価の安定化」。
この姿勢は変わっていません。
1970年台のあの怒涛のインフレを経験した人も少なくなってきました。
あの時は国鉄(今のJR)や都内の地下鉄の最低運賃がいきなり2倍に。
デフレでは人は嘆いて傷をなめ合うもの。
でも人は実は心地よいもの。
しかしインフレでは競争社会に放り出され競争的になります。
これは時間軸を問わないでしょう。

需給動向を見ると海外投資家の買いと国内個人投資家の売りの構図。
切望している海外投資家の買いは登場したが、自らは売りという図式。
上昇トレンドに乗って動くのが海外投資家。
逆張り投資の個人投資家。
この姿勢は変わっていないようです。
しかし自らが信じていない市場が他力本願で上昇するというのは望ましくありません。
「売った株は二度と買えない」。
これは投資心理として当然。
1000円で売買していた株は2000円になるともう買えない。
投資理論でなく投資心理の問題です。
2万円で売買していた日経平均は3万円台ではもう買えないもの。
かといって売り建てる訳でもありません。
おっかなびっくり「株価」の動きを売買しているからワープした場面ではついていけません。
理論的に動いていうようで、実は投資家は感情で動いているのでしょう。
勘定が必要なのに感情優先そして多分に情緒的なのが市場参加者とも言えます。
これでは市場に対して信頼は醸成されません。
信頼がないから「見極める」なんて言葉が横行。
経済イベントや経済指標を「見極められる」のなら、誰も損はしません。
見極められないからこそ、専門家の見識が欲しいのに、その専門家が「見極めたい」。
「見極める」=わからないからコメントできない。
「注意しましょう」=何となく不安だから売っておけば。
所詮は免罪符に過ぎない語句。
言葉自体が偽善チックです。
そして全く理論的ではなく「外したくない」という打算を孕んだ感情的な言葉に聞こえてきます。

株式市場と仲良くなりたかったら株式市場を愛すること。
文句ばかり言っていたって神様は訪れません。
しかも後ろから追いかけるとスルリと逃げて行ってしまいます。
正面から捕まえなければなりません。
「今だけ、金だけ、自分だけ」の思考では、市場は常に微笑まないもの。
市場に対するうわべの愛情ではなく、真に永遠に愛し続けること。
これが究極の秘訣だと思います。

そして相場は日々の値動きの積み重ねの世界。
だから日々数値を確認することが大切になります。
そして相場の原因と結果は「陰と陽」。
いいかえれば「光と影」。
光の原因も影の原因も正体見れば「枯れ尾花」であることは多いようです。

以下は今朝の場況。

「揃って3日続伸」

週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って3日続伸。
NYダウは連日で最高値を更新。
終値として初めて38000ドル台に乗せた。
12月の景気先行指標総合指数は前月比0.1%低下。
市場予想(0.3%低下)ほど落ち込まなかった
ドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス、ディズニー、ダウが上昇。
スマートフォンのアップルも買われた。
一方ホーム・デポやナイキが下落。
ナスダック総合株価指数も22年1月以来、2年ぶりの高値。
エヌビディアが連日で最高値を更新。
マイクロン・テクノロジーも買われた。
一方テスラは下落。
国債利回りは低下。
2年国債と10年国債の利回り格差はマイナス0.288%。
2022年7月以来、「逆イールド」状態。
10年国債利回りは4.109%。
5年国債利回りは4.031%。
2年国債利回りは4.393%。
ドル円は148円台前半。
WTI原油先物2月物は前日比1.78ドル(2.42%)高の1バレル=75.19ドル。
ビットコインは3.5%安の4万0284ドル。
一時3万9335.37ドルと12月4日以来の安値を付けた。
年初来では5.3%下落。
SKEW指数は147.76→148.15→146.01。
恐怖と欲望指数は71→71。
(昨年2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。

週明けのNYダウは138ドル(0.36%)高の38001ドルと3日続伸。
高値38109ドル、安値37911ドル。
サイコロは8勝4敗。
騰落レシオは137.14%(前日140.97%)。
NASDAQは49ポイント(0.32%)高の15360ポイントと3日続伸。
高値15438ポイント、安値15333ポイント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは100.65%(前日101.66%)。
S&P500は10ポイント(0.22%)高の4850ポイントと3日続伸。
高値4868ポイント、安値4844ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは115.79%(前日119.38%)。

ダウ輸送株指数は344ポイント(2.21%)高の15937ポイントと3日続伸。
SOX指数は10ポイント(0.25%)高の4386ポイントと3日続伸。
過去最高値を更新。
VIX指数は13.19(前日13.30)。
NYSE売買高は10.77億株(前日11.17億株)。
3市場の合算売買高は123億株(前日123億株。過去20日平均は115億株)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比40円高の36650円。
ドル建ては80円高の36690円。
ドル円は148.09円。
10年国債利回りは4.109%。
2年国債利回りは4.393%。

ロイターの記事。

S&P500は、インフレ鈍化の兆しと昨年後半のFRBのハト派転換を受けて、年間で24%上昇。
ここ数日は、人工知能(AI)ビジネスの成長力への期待を背景に半導体株が買われ、一段高。
株式市場は歴史的に見ると、下落するより上昇することが多い。
S&P500は1950年以降、約85%の期間で強気相場を維持してきた。
過去40年間に見られた6回の強気相場では、平均260%近い上昇。
歴史を振り返ると、最高値を更新した局面では騰勢が長続きする傾向がある。
クリアブリッジ・インベストメンツのデータによると、S&P500指数が1年以上ぶりに最高値を更新した過去14回。
事例のうち13回では、その後12カ月上昇が続き、平均リターンは13.9%。
1928年以降のS&P500指数の平均年間リターンは7.5%。
22年10月以降の上昇をけん引しているのは、マイクロソフト、テスラ、グーグルの親会社アルファベットなど、巨大テクノロジー企業。
S&P500は昨年、企業業績の伸び悩みにもかかわらず大幅高となった。
LSEGのデータによると、昨年1年間の企業利益は2.8%増。
今年は10.9%の増益が見込まれており、投資家の間で業績への期待が広がっている。

「プライム市場の時価総額は903兆円」

週明けの日経平均は寄り付き331円高。
終値は583円(△1.62%)高の36546円と続伸。
2日間での上昇幅は1028円。
高値36571円。
安値36225円。
SQ値36025円はようやく終値で上回り1勝6敗。
日足は3日連続で陽線。
1月9日は33568円→33600円にマド。
11日は34539円→34849円にマド。
12日は35157円→35557円にマドで2空。
19日は35728円→35790円にマド。
22日は36076円→36225のマドで2空。
TOPIXは34.89ポイント(△1.39%)高の2544ポイントと続伸。
TOPIXコア30指数は続伸。
プライム市場指数は17.96ポイント(△1.39%)高の1309.57と続伸。
東証スタンダード指数は3日続伸。
東証グロース250指数は17.05ポイント(△2.46%)高の709.25と続伸。
25日移動平均線からの乖離は△2.53%(前日△0.34%)。
プライム市場の売買代金は4兆2147億円(前日4兆5010億円)。
値上がり1472銘柄(前日875銘柄)。
値下がり166銘柄(前日717銘柄)。
新高値160銘柄(前日82銘柄)。
3日ぶりに3ケタ。
新安値6銘柄(前日16銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは129.04(前日117.65)。
東証グロース市場の騰落レシオは96.93(前日87.04)。
NTレシオは14.36倍(前日14.33倍)。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
TOPIXは9勝3敗で75.00%。
東証グロース市場指数は7勝5敗で58.33%。
上向きの25日線(34090円)からは△7.21%(前日△5.95%)。
17日連続で上回った。
上向きの75日線は32880円。
27日連続で上回った。
上向きの200日線(31975円)からは△14.30%(前日△12.62%)。
202日連続で上回った。
上向きの5日線は35814円。
2日連続で上回った。
13週線は33733円。
26週線は32882円。
いずれも上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.693%(前日▲17.604%)。
買い方▲3.202%(前日▲4.697%)。
東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.406%(前日▲7.029%)。
買い方▲18.963%(前日▲20.803%)。
空売り比率は37.5%(前日39.9%、2日連続で40%割れ)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は7.8%(前日7.5%)。
8月18日が8.2%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
日経VIは21.90(前日20.67)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄のPERは15.99倍(前日15.76倍)。
10日連続で15倍台。
9月19日は16.26倍だった。
前期基準では17.42倍。
EPSは2285円(前日2281円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは12月20日2290円。
225のPBRは1.41倍(前日1.39倍)。
BPSは25919円(前日25872円)。
日経平均の予想益回りは6.25%。
予想配当り利回りは1.80%。
指数ベースではPERは21.86倍(前日21.51倍)。
EPSは1671円(前日1671円)。
PBRは1.96倍。
BPSは18646円(前日18633円)。
10年国債利回りは0.650(前日0.665%)。
プライム市場の予想PERは16.16倍。
前期基準では17.73倍。
PBRは1.37倍。
プライム市場の予想益回りは6.18%。
配当利回り加重平均は2.10%。
プライム市場の単純平均は41円高の2963円(前日は2921円)。
プライム市場の売買単価は2838円(前日2900円)。
プライム市場の時価総額は903兆円(前日891兆円)。
ドル建て日経平均は246.86(前日241.85)と続伸。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比40円高の36650円。
高値36725円。安値35285円。
大証夜間取引終値は日中比40円高の36650円。
気学では「目先のポイントをつくる注意日」。
水曜が「吹き値売りの日」。
木曜が「前日の足取りに反して動くこと多し」。
金曜が「後場に高き日なれど吹き値売り方針良し」。
ボリンジャーのプラス1σが35268円。
プラス2σが36446円。
プラス3σが37625円。
週足のボリンジャーのプラス1σが35094円。
プラス2σが36455円。
プラス3σが37816円。

《今日のポイント1月23日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って3日続伸。
   10年国債利回りは4.109%。
   5年国債利回りは4.031%。
   2年国債利回りは4.393%。
   ドル円は148円台前半。
   SKEW指数は147.76→148.15→146.01。
   恐怖と欲望指数は71→71。
   (昨年2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。

(2)ダウ輸送株指数は344ポイント(2.21%)高の15937ポイントと3日続伸。
   SOX指数は10ポイント(0.25%)高の4386ポイントと3日続伸。
   過去最高値を更新。
   VIX指数は13.19(前日13.30)。
   NYSE売買高は10.77億株(前日11.17億株)。
   3市場の合算売買高は123億株(前日123億株。過去20日平均は115億株)。
   週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比40円高の36650円。
   ドル建ては80円高の36690円。
   ドル円は148.09円。
   10年国債利回りは4.109%。
   2年国債利回りは4.393%。

(3)プライム市場の売買代金は4兆2147億円(前日4兆5010億円)。
   値上がり1472銘柄(前日875銘柄)。
   値下がり166銘柄(前日717銘柄)。
   新高値160銘柄(前日82銘柄)。
   3日ぶりに3ケタ。
   新安値6銘柄(前日16銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは129.04(前日117.65)。
   東証グロース市場の騰落レシオは96.93(前日87.04)。
   NTレシオは14.36倍(前日14.33倍)。
   サイコロは8勝4敗で66.66%。

(4)上向きの25日線(34090円)からは△7.21%(前日△5.95%)。
   17日連続で上回った。
   上向きの75日線は32880円。
   27日連続で上回った。
   上向きの200日線(31975円)からは△14.30%(前日△12.62%)。
   202日連続で上回った。
   上向きの5日線は35814円。
   2日連続で上回った。
   13週線は33733円。
   26週線は32882円。
   いずれも上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.693%(前日▲17.604%)。
   買い方▲3.202%(前日▲4.697%)。
   東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.406%(前日▲7.029%)。
   買い方▲18.963%(前日▲20.803%)。
 
(6)空売り比率は37.5%(前日39.9%、2日連続で40%割れ)。
   空売り規制なしの銘柄の比率は7.8%(前日7.5%)。
   日経VIは21.90(前日20.67)。
 
(7)日経平均採用銘柄のPERは15.99倍(前日15.76倍)。
   10日連続で15倍台。
   9月19日は16.26倍だった。
   前期基準では17.42倍。
   EPSは2285円(前日2281円)。
   直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは12月20日2290円。
   225のPBRは1.41倍(前日1.39倍)。
   BPSは25919円(前日25872円)。
   日経平均の予想益回りは6.25%。
   予想配当り利回りは1.80%。
   指数ベースではPERは21.86倍(前日21.51倍)。
   EPSは1671円(前日1671円)。
   PBRは1.96倍。
   BPSは18646円(前日18633円)。
   10年国債利回りは0.650%(前日0.665%)。

(8)プライム市場の単純平均は41円高の2963円(前日は2921円)。
   プライム市場の時価総額は903兆円(前日891兆円)。
   ドル建て日経平均は246.86(前日241.85)と続伸。

(9)ボリンジャーのプラス1σが35268円。
   プラス2σが36446円。
   プラス3σが37625円。
   週足のボリンジャーのプラス1σが35094円。
   プラス2σが36455円。
   プラス3σが37816円。

今年の曜日別勝敗(1月22日まで)

月曜2勝0敗
火曜1勝1敗
水曜1勝1敗
木曜1勝2敗
金曜3勝0敗
(櫻井)。

【放送後記:2024年1月18日(木)後場】

「日経平均は3日続落、米金利上昇を嫌気、スタンダード市場のみ反発」

◎日経平均(18日大引):35,466.17(▲11.58、▲0.03%)

時価総額:886.4兆円(17日、以下同じ)
PBR:1.38倍
PER:15.67倍
利回り:1.84%

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・日経平均は3日続落となりました。昨日の乱高下(午前中に+620円、その後急落して大引けでは▲282円)という「目先天井を形成した匂い」の影響は少なかったように見えます。

・昨日の相場かく乱要因となった「中国での日本株ETFの取引停止」措置は、今日もそのまま継続されました。ただしそのこと自体が株価に影響することはありませんでした。

・今の中国で日本株投資の人気がそれほどまで盛り上がっていることにかえって驚きます。中国市場が軟調なので(上海総合指数は2020年4月以来の安値まで下落)、その分のエネルギーが日本株ETFに向かっているのでしょうか。

・半導体株が上昇を牽引しました。エヌビディアの上昇はひとまず止まりましたが、日本のアナリストから半導体株に対するレーティング・目標株価の引き上げが相次いでいます。このあとのTSMCの決算発表も刺激材料に。

・米国では12月小売売上高(前月比+0.6%)が市場予想(+0.4%)を上回る好調さを示しました。これで10年国債金利は4.10%に上昇しています。ドル高・円安も進み、1ドル=148円台の円安となりました。

・このような状況では、昨年までであれば日経平均など株価は大きく下落したはずです。それが現在はプラスで安定的に推移しています(大引けでは小幅マイナス)。

・本日はトヨタ自動車(7203)が上場来高値を更新。ブリヂストン(5108)、三菱電機(6503)、黒崎播磨(5352)、高砂熱学工業(1969)、西華産業(8061)、ソフトバンク(9434)も上場来高値です。こういうところに現在の株価の強さが現れているように見えます。

・反対に、小型成長株は依然として軟調な動きを余儀なくされています。ベイカレント・コンサルティング(6532)、Sansan(4443)、ラクスル(4384)、ラクス(3923)が軟調。米国で金利上昇モードが再び強まるようであれば、このあたりから調整モードが広がってゆくことが予想されます。

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<主な値上がり銘柄>

・日本コンクリート工業(5269):震災からの復興支援関連銘柄
・ローツェ(6323):半導体関連銘柄、搬送装置、上場来高値
・エンプラス(6961):生成AI関連銘柄
・ニチレキ(5011):道路舗装資材、震災からの復興支援銘柄
・ホーチキ(6745):火災報知器、震災からの復興支援銘柄

<主な値下がり銘柄>

・さくらインターネット(3778):米金利上昇、昨日までの急騰の反動安
・古野電機(6814):同上
・野村マイクロ・サイエンス(6254):米金利上昇、高止まりから下放れる

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【今日のマル・バツ銘柄(後場)】

マル:コーセル(6905):設備投資関連株。本社が富山県。

バツ:ブレインバッド(3655):小型成長株は下げ基調。押し目狙いが有効か。

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<市場の声>

「日経平均の25日移動平均かい離はいまだ5%台で過熱感があります。押し目は窓埋めまでとなると35,157円、34,539円が当面の下値メドです」

「米国の決算発表、序盤戦を見る限り不振のようですね。景気の先行き、コスト上昇が気になります」

「中国はますます厳しい状況にあるようですね。資生堂、コーセーの株価が下げ続けています」

「日銀の今後の政策運営は、中国の動向、地震の影響、賃上げの動向などで、ますます読みにくくなっています。」

「NISAの口座開設が引き続き活況です」

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以上