バリュー株の復権なるか

年初よりハイテク株(グロース株)比率の高い、ナスダック指数の下落が目立ちます。ナスダックの恐怖指数(VXN)も1月5日以降25以上で高止まっており、又チャート的には200日移動平均を下回るなど、波乱相場を示現しています。米調査会社リッパ―社によると、1月6日までの1週間でバリュー株を代表するエネルギー株、銀行株のETFには、それぞれ11億ドル(約1250億円)の資金が流入した半面、グロース株筆頭のテクノロジー株ETFからは5億ドルの資金が流出したと指摘しています。 

東京市場でも同様の動きを示しています。インフレ懸念は金利上昇を呼び込むことから、バリュー株への期待が膨らんでいるのです。一方金利とグロース株には逆相関の関係があります。金利が上がれば、グロース株の将来の利益を現在価値に割り引く割引率が上がり、グロース株の高いバリュエーションは容認され難くなります。(分かり易い例では、一年後の利益110万円は、金利10%なら現在価値では100万円になりますが、20%では90万円にしかなりません)市場は金利上昇局面では、割高な株価を合理的に説明しにくいグロース株を避け、バリュー株志向を強めることになります。

日本でバリュー株指数が大きく上昇した、2016年後半を参考に見ておきます。

バリュー株指数は2016年7月8日の1316から、12月16日には1836まで半年で4割近い上昇を果たします。市場が意識したのはアメリカ10年債の動向ですが、その利回りは7月4日の1.32%から12月12日には2.64%まで上昇しています。バリュー株復権は、金利動向が大きな鍵を握っていると言えます。

今回アメリカの10年債利回りは、因縁の1.8%の水準を抜いて来ました。FF金利先物市場では、3月の利上げ開始、年内3回の引き上げを織り込んで動いており、当面は2%を目指す動きになります。市場の思惑が2.5%に引き上がればバリュー株復権がより明確になりそうです。

(中嶋)

3か月後の今ごろ、おそらく何か動きがあるはずです

新しい年が始まり、1月も半分が過ぎました。南太平洋の楽園、トンガで巨大な海底火山が爆発するなど、今年は早くも人類の想像などまるで及ばないほど大きな出来事、事件、ニュースが相次ぐような気配が漂っています。

コロナ感染症もなかなか収まらず、人々は外出をためらっています。企業経営者の悩みは尽きません。明日の方向性さえ見とおせない市場環境に直面しても、株式市場からは永遠の成長を要求され、取引先からは継続的・安定した取引の継続を求められ、社員にはできるだけ厚遇と賃上げをしてあげたいと考えています。それがなかなかかないません。

年明け最初の株式マーケットのイベントとして、2月、8月期の小売企業の四半期決算の発表が終わりました。目立っていたのは海外市場の好調ぶりです。

第1四半期の決算を発表したファーストリテイリングは、収益の3割を占める海外部門で売り上げが+15%、営業利益が+45%も増えました。中国・台湾は外出自粛の影響で伸び悩んでいますが、代わって欧州が大きく伸び、米国は黒字に転換しました。今回の決算シーズンで最も大きなサプライズとなりました。

セブン&アイ・ホールディングスは第3四半期の決算発表を終えた段階で、通期の営業利益の見通しを3800億円から4000億円に、+200億円の増額修正を発表しました。買収を完了したばかりの海外コンビニ部門が上乗せの牽引役です。株式市場ではこの増額もプラス方向にとらえています。

コロナ禍に直撃される3~4年前から、セブンイレブンをはじめコンビニ各社は成長戦略の谷間に入っていました。これまでの出店ラッシュによる売り上げ成長がマンパワーやロジスティクス面の限界を迎え、新しい戦略の発見、開発が求められていました。ローソンは「成城石井」を取り込み、ファミリーマートはユニー、ドン・キホーテと組んで、それぞれ異なった路線を歩み始めました。セブンイレブンは海外に活路を求めました。

その間に経営者も資本構成もかなり変わりました。そして現在、各社がそれなりに成果を出し始めた地点でコロナ禍に見舞われました。真価はここから発揮されます。まさに夜明け前。追撃で新たな戦略を打ち出すタイミングに差しかかっているように見えます。2月本決算を締めたあと、3か月後の今ごろにおそらく、何か動きがあるはずです。

出すなら今です。コンビニや小売業界に限らず、そういう大きな変化の時期が到来しているのだと(勝手に)思っています。
(スズカズ)

それが大事

1961年以来の東証市場再編。
世界経済をリードするプライム上場は1840社。
経過措置を受ける銘柄が296社。
スタンダードに移行する銘柄が321社。
事業範囲が国内のためにあえてスタンダードという銘柄が23社。
理想的な市場を目指したいという様々な議論はあるでしょう。
しかし結論は出たということ。
4月4日には実施されることになります。
同時に東証プライム指数、東証スタンダード指数、東証グロース指数も誕生。
とにかく課題は時価総額の増大と成長感の醸成。
東証1部の1銘柄あたりの時価総額446億円。
NYSEはこれが3269億円。
そしてPBR1倍割れが49.0%。
NYSEは11.8%。
PBR1倍割れ企業は企業が投資家の求めるリターンを上回る利益を上げられていないことを意味するもの。
これが正しい理解でしょう。
決して「割安」ということではないと思います。

カタチこだわるのか、実質を成長軌道に変化させるのかが問われた市場再編。
ココをはき違えると大きな誤解と錯覚に陥ってしまいそうです。
気候変動対策も社外取締役や女性役員の数も所詮形式基準。
官僚チックにこだわってもあまり意味はなさげなこと。
課題はどこにどう投資を行い売り上げを伸ばし利益を拡大するのか。
問われているのは本業の成長性の継続に他ならないでしょう。
ココさえしっかりしていれば市場は形式基準には沈黙する筈。
そもそも、英文の決算報告書や事業報告書なんて統合報告が登場するはるか前の90年代から注目ポイントとしてきたシロモノ。
体裁を整えるためではなく、これがないと海外投資家の理解が不可能だからでした。
もっとも・・・。
現場ではなく大本営的に本社が頭で考えると姿勢は高級ながらも成長の芽は摘まれかねません。

東証1部上場のIT企業の創業会長の話が印象に残りました。

創業から長い間。
年始回りというとまずは銀行の支店長のところに行った。
年初の仕事始めは取引先よりも数行の銀行の支店長に「今年もよろしくお願いします」。
成長のための資金繰りこそ優先事項という状況だったからこれが重要な年中行事だった。
そういう企業ばかりだったから銀行支店長のところは門前市をなす状態。
数十社のトップや財務部長が毎年来る風景だった。
なにしろ資金がなければ成長は止まってしまうのだから当然だったろう。
ゴルフや会食の接待も数多く行っていた。
ただ、上場以降はこれに証券会社の事業法人部や引受部が加わった。
当時としては珍しかったことだと思う。
しばらく両方を訪ねる年始がが続いた。
でも銀行の方が用事がなくなってきたのが現実。
「貸し出しはいくらでもします」と言われても、必要資金は潤沢。
売り出しでも債券発行でも何でも可能になったので必要がなくなってきた。
コロナ禍の影響もあってこの3年は銀行へは年始回りに行かなくなった。
証券会社だけは続けている。
というか、証券会社に行くことは銀行にいくよりも意味があるからだ」。
「銀行よサヨウナラ、証券よコンニチワ」と言われたのは1960年代のこと。
それでも肌感覚で感じることはなかったのが現実。
しかも運用中心のリテールの世界での話だった。
事業法人の世界で証券会社の営業マンが年始回りに行くのは当然のこと。
でもプライム市場の上場企業のトップが年始にあいさつに行くのが証券会社。
IPOを控えた会社やIPO直後の会社の話ではない。
プライム市場確定の東証1部上場企業のトップの話。
風景は明らかに変化してきたような印象だ。
おそらく現場の証券マンはこの変化には意外と気が付いていないのかも知れない。
「間接金融の世界から直接金融の世界へ」はお題目ではなくなってきたようだ。
その意味では証券界も媚びることではなく自信を持つことが必要になってこようか。

そして同会長氏。
「成長と分配は毎年行っています。
5%成長すれば3%の賃上げ。
25%成長だったら20%の賃上げ。
それを実行してきました。
年収600万円→800万円。
年収800万円→1000万円。
年収1000万円→1300万円。
この世界を描いてあげることで社員は成長を目指して動いてくれます」。

つまり鶏と卵の話のようですが成長の絵図を具体的に示し分配の未来像を絵描くこと。
多くの企業がこれを行えばよいだけのこと。
「非正規社員が多いから収入が上がらない」なんてことはなくなります。
加えて、賃上げ企業には税制優遇をするというのが政府の方針。
税務効果だけでも賃上げはできるはずです。
政府は個々人の能力を高める施策に4000億円を投入という話。
勉強して知識をつければ成長するのだろうかという疑問も残ります。
「現場の売り上げと利益が成長すれば分配を増やす」。
単純な方が分かりやすくなります。

《兜町ポエム》

「それが大事」

負けない事、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じぬくこと
ダメになりそうな時 それが一番大事

涙見せてもいいよ
それを忘れなければ
大きな利益は大切だけどし安くても動いている株が素晴らしい

相場にいるだけで傷ついてる人はいるけど
さんざんわがまま言った後
相場への思いは変わらないけど

思わぬいじわる時折負けそうになる
今の相場の下落がさびしいのじゃなくて
株安に嘆いていると思うことがさびしい

負けない事、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じぬくこと
ダメになりそうな時 それが一番大事

以下は今朝の場況、

「FT100は2年ぶりの高値水準」

「NY休場」

週明けのNY株式市場はキング牧師生誕祭で休場。
ロンドン株式市場は反発しFTSE100は約2年ぶりの高値。
製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)などヘルスケア株が上昇。
グレンコア、BP、ロイヤル・ダッチ・シェルが指数を押し上げた。
独クセトラDAX、仏CAC40も上昇。

「25日線(28635円)はまだ遠いか」

週明けの日経平均は寄り付き208円高。
終値は209円(△0.74%)高の28333円と3日ぶりに反発。
週末のマド28444円ー28252円は埋めた。
SQ値28266.57円は上回って1勝1敗。
日足はほぼ十字線ながら3日ぶりに陽線。
TOPIXは0.46%高と3日ぶりに反発。
東証マザーズ指数は1.51%安と3日続落。
日経ジャスダック平均は0.59%安と3日続落。
東証1部の売買代金は2兆3179億円(前日3兆4410億円)。
値上がり962銘柄(前日503銘柄)。
値下がり1120柄(前日1599銘柄)。
新高値29銘柄(前日15銘柄)。
新安値124銘柄(前日192銘柄)。
騰落レシオは90.36(前日91.92)。
NTレシオは14.26倍(前日14.22倍)。
サイコロは5勝7敗で41.67%。
下向きの25日線(28635円)からは▲1.05%(前日▲1.86%)。
3日連続で下回った。
下向きの75日線は28823円。
7日連続で下回った。
下向きの200日線(28783円)からは▲1.56%(前日▲2.30%)。
7日連続で上回った。
下向きの5日線(28387円)から▲0.19%。
松井証券信用評価損益率速報では未着。
週末時点で売り方▲13.411%(前日▲13.411%)。
買い方▲10.575% (前日▲10.575%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△9.399%(前日△9.399%)。
20年3月13日が△14.653%だった。
買い方▲31.314% (前日▲31.314%)。
空売り比率は42.9%(前日50.5%、3日連続で40%超)。
昨年10月28日が54.2%、20年3月6日が52.1%だった。
空売り規制なしの比率は7.1%(前日13.2%)。
19年3月8日が14.6%だった。
日経VIは21.26(前日21.90)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.96倍(前日13.88倍)。
2日連続で13倍台。
前期基準では18.94倍。
EPSは2029円(前日2026円)。
225のPBRは1.28倍。
BPSは22135円(前日22145円)
日経平均の益回りは7.16%。
10年国債利回りは0.140%。
東証1部全銘柄だと予想PERは15.20倍。
前期基準では20.93倍。
PBRは1.28倍。
東証1部単純平均株価は1円高の2306円。
東証1部売買単価は2327円(前日2443円)。
東証1部時価総額は731兆円(前日728兆円)。
ドル建て日経平均は247.52(前日247.31)。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比110円高の28300円。
高値28325円、安値27860円。
週明けの大証先物夜間取引終値は日中比60円高の28400円。
気学では「弱含みの日なれど、後場急伸することあり」。
水曜は「前日来の足取りに変化を見せる日」。
木曜は「戻り売りの日。高値のみ見計り売り方針良し」。
金曜は「戻り売り方針の日」。
ボリンジャーのマイナス1σが28307円。
マイナス2σが27989円。
マイナス3σが27650円。
一目均衡の雲の上限が28854円。
下限が28617円。
3日連続で雲の下。
勝手雲の上限は28780円。
下限が28608円。
2日連続で勝手雲の下。
RSIが43.94(前日44.33)。
RCIが16.48(前日20.60)。
1月14日→2月4日水星逆行。

《今日のポイント1月18日》

(1)週明けのNY株式市場は休場。
   ロンドン株式市場は反発しFTSE100は約2年ぶりの高値。
   独クセトラDAX、仏CAC40も上昇。
   
(2)東証1部の売買代金は2兆3179億円(前日3兆4410億円)。
   新高値29銘柄(前日15銘柄)。
   新安値124銘柄(前日192銘柄)。
   騰落レシオは90.36(前日91.92)。
   NTレシオは14.26倍(前日14.22倍)。

(3)下向きの25日線(28635円)からは▲1.05%(前日▲1.86%)。
   3日連続で下回った。
   下向きの75日線は28823円。
   7日連続で下回った。
   下向きの200日線(28783円)からは▲1.56%(前日▲2.30%)。
   7日連続で上回った。
   下向きの5日線(28387円)から▲0.19%。

(4)松井証券信用評価損益率速報では未着。
   週末時点で売り方▲13.411%(前日▲13.598%)。
   買い方▲10.575% (前日▲10.052%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△9.399%(前日△6.313%)。
   20年3月13日が△14.653%だった。
   買い方▲31.314% (前日▲30.057%)。

(5)空売り比率は42.9%(前日50.5%、3日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は7.1%(前日13.2%)。
   19年3月8日が14.6%だった。
   日経VIは21.26(前日21.90)。

(6)日経平均採用銘柄の予想PERは13.96倍(前日13.88倍)。
   EPSは2029円(前日2026円)。
   BPSは22135円(前日22145円)
   日経平均の益回りは7.16%。
   10年国債利回りは0.140%。

(7)東証1部単純平均株価は1円高の2306円。
   東証1部時価総額は731兆円(前日728兆円)。
   ドル建て日経平均は247.52(前日247.31)。

(8)ボリンジャーのマイナス1σが28307円。
   マイナス2σが27989円。
   マイナス3σが27650円。
   一目均衡の雲の上限が28854円。
   下限が28617円。
   3日連続で雲の下。
   勝手雲の上限は28780円。
   下限が28608円。
   2日連続で勝手雲の下。
   RSIが43.94(前日44.33)。
   RCIが16.48(前日20.60)。
   1月14日→2月4日水星逆行。

今年の曜日別勝敗(1月17日まで)

月曜1勝0敗
火曜1勝1敗
水曜2勝0敗
木曜0勝2敗
金曜0勝2敗
(櫻井)

シャウエッセン物語

「“シャウエッセン包装 巾着型終了”だって。」


番組前、ふと目にしたネットニュースを口に出すと、
それぞれ忙しく動かしていた準備の手を止めて振り返り、
スタッフ全員が参加してきた今朝のトピックスです。
ファンの多さよ。

いわく、日本ハム(2282)は1985年の発売時から続けてきたシャウエッセンの袋の上部をしばる「巾着型」をやめて、
長方形の袋、いわゆる”普通の形”にする。
これによってプラスチックの使用量を3割削減できるのだと。
一体あの形はなんだったの??
「売り場で目立つから」として、発売当初からずっとあの形を貫いて来たのだそうです。
そうだったのか。


・別に普通の形でいい


とは、そんな開発秘話も知らず好き勝手言う現代の一般消費者
上記スタッフたち(含む私)


・俺は”香燻”派だ
・シャウエッセンはちょっと高めだから類似品に流れちゃう
・でもやっぱりシャウエッセンが好き


忙しい時間帯にもかかわらずこんなにみんなシャウエッセンについて語りたいことがあるとは。
日本ハムのHPを調べてみたら実に面白い情報で溢れていました(以下要約)

シャウエッセンとは・・・
それまで赤ウインナーや魚肉、皮なしが主力だった日本のソーセージ界に革命を起こした商品で、
初めて粗挽き100%の豚肉を羊の腸に詰めた本格的ソーセージ。
1985年発売。
『美味なる物には音がある!』というCMと共に独特のパリッとした食感が人気を呼び、
発売初年度100億円、翌年260億円の大ヒットに。
86年にはヒット商品番付にもランクインした。
ちなみにこの年の番付、他を見ると
・テレホンカード
・日本語ワープロ
・外車 !など。
現在も、時代の遺物ではなく現役として活躍しているのは
ほぼシャウエッセンさんだけという息の長い人気商品です。


さらには日本ハム、ソーセージのパリッとした食感が人の心理に与える影響についてまで
真面目に実験にも取り組んでいます。
面白いHPでした。


この後の自分の消費行動が容易に想像できる、
我ながらすこぶる単純。

「蜜月の100日間」が本日、明けます

1月11日。岸田文雄氏が首相の座について100日の節目を迎えました。米国では大統領就任から100日間は蜜月の期間とされ、日ごろは辛らつな政治メディアも政策運営に関しては静観を決め込みます。日本もいつの頃からかそのような風潮となりました。

岸田首相の掲げる「新しい資本主義」の評判が芳しくありません。その割に内閣支持率はじわじわと上昇しており、昨日(1月11日)に発表された最新のNHKの世論調査では支持率が57%(前回比+7ポイント)と政権発足後の最高値となりました。不支持は20%(▲6ポイント)に低下しています。

支持率の上昇に関しては様々な要素が関係しているに違いありませんが、私個人としては、岸田首相は国民に向けてていねいな説明を行っている点が大きいと思います。ゆっくりと話す、尋ねられたことには可能な限りすべて答える、ポイントをはぐらかさない、オミクロン変異種のように何か新しい事態が起こった時には迅速に行動する。わずか100日間の実績でしか判断できませんが、これらを地道に実行することで、これまでのところ高い支持を得ているのだと考えています。

質問する。質問に答える。簡単なようでいて非常にむずかしいことです。「東京マーケットワイド」では毎日、多くのゲストの方にスタジオまでお越しいただいて、あるいはお電話で、マーケットの動向についてお話をうかがっています。その際に質問を投げかける立場として、これがいつまでたっても慣れることははなく悩みのタネです。

考えれば考えるほど、むずかしさを感じます。自分の出番の日はもちろんですが、出番ではない時でも、いつも次にどなたかに投げかける質問を考え、探しているようなものです。

岸田首相の蜜月の100日間は本日で明けました。これからは辛らつな評価も遠慮なく下されてゆくことになります。「新しい資本主義」という政策が曖昧なままだという批判も政権発足当初から根強くあります。昨年暮れに閣議決定された来年度予算にその一端を盛り込み、また最近発売された「文藝春秋」でも詳しく答えています。具体的な政策への落とし込み、肉付けはここからです。

それまでいかにして国民とマーケットに対して訴えてゆくのか、その点こそが問われます。質問に対する受け答えが今日から延々と続きます。それに比べれば実にささやかなものですが、私も日課として質問事項を考え続けてまいります。
(スズカズ)

ジブリなんて関係ない

大発会の鈴木俊一財務大臣、金融担当大臣のあいさつ。
久々の大発会実況担当だったのでじっくりと聞きました。
感じたのは「資本市場は日本経済の礎」ということ。
新しい資本主義にとって資本市場は必要不可欠。
自立的な経済成長のためにも資本市場は必要不可欠。
脱炭素にしても市場の応援が必要だということ。
そして官民一体となっての経済対策進行も求められています。
その途中にあるのは「Beyondコロナ」。
原稿を見ながらの演説でしたが、何か違いを感じたのは気のせいではないでしょう。
たぶん静かなブレインの変化という地殻変動が起こっているはず。
池田内閣における下村治氏のようなブレないブレインの登場があるべきです。
政商的がマントを纏ったような学術的政策ではなく、本来の学者の理論と政策が欲しいところ。
そういう意味では旧態依然とした政府諮問機関も淘汰の流れ。
新たなものが作られ始めている印象です。

隠れ蓑的に表目上を飾ってきたESGやSDGs。
「今だけ・金だけ・自分だけ」の米国的発想を浄化させたような気もしてきます。
脱炭素も再生エネルギーもその本質は「自分だけ」。
「持続的」の言葉で美化されるから興味深いもの。
学者さんの口車に乗っていれば安心というのが全く逆。
カネの匂いに敏感が学者さんの唱える説を簡単に信じてしまう傾向。
ここに市場と投資家の弱さがあるのでしょう。

重要なのは大所高所の視点に煙を巻かれないこと。
曖昧模糊とした国家規模でものごとを論じることを好きな人は多いです。
しかし所詮対抗案のない曖昧模糊とした言葉の遊びみたいなもの。
床屋さんを待ちながら経済や政治を論じた「床屋政談」みたいなもの。
時間と言葉の無駄に付き合わず、具体を求めていく姿勢が欲しくなってきます。
「今、何が起きているのか」。
「その結果何が起きるのか」。
「だったらどう対応すれば良いのか」。
「必要、未来、強さ」の「ヒミツの法則」同様に常に考えたいことです。
そして「わかったつもり」を排除してトコトン「現場を想像し、本質を理解すること」。
これが寅年のテーマと考えています。
そして・・・。
「主人公は変遷しても相場は永遠に続くもの」。
ファウストのように悪魔的に真理を求め続ける存在が相場でもあります。

《大発会ストップ高銘柄》

1439 東証JQS  安江工務店
1789 東証JQS  ETSホールディングス
3189 東証JQS  ANAP
4667 東証JQS  アイサンテクノロジー
4888 マザーズ  ステラファーマ
5704 マザーズ JMC
5817 東証2部  JMACS
5922 東証2部  那須電機鉄工
6265 東証JQS  コンバム
7254 東証2部  ユニバンス
7369 マザーズ  メイホーホールディングス

東京・豊洲市場(江東区)で初競り。
注目の生のホンマグロでは211キロの青森・大間産がキロ当たり最大値の8万円で落札。
1本で1688万円。
昨年12月30日に大間港「第38大運丸」が釣り上げた大物。
競り落としたのは昨年同様に仲卸のやま幸(ゆき)とミシュラン星印「おのでら」でした。

山形県天童市で「サクランボ」の初競りで500グラムの佐藤錦が100万円。
昨年も500グラムが過去最高の100万円でした。
1粒当たり「14706円」。
東京の大田市場では2021年の100万円を上回る500グラムに120万円。
キロ当たりに換算すると240万円。
マグロの初競りはキロ8万円だったからサクランボの勝ちという格好。
因みにズワイガニの最高品質ブランド「五輝星(いつきぼし)」は50万円。
それでもキロ当たりではマグロやさくらんぼよりも高価。
2020年の過去最高値(500万円)の10分の1でした。

《マグロ値の初競り値の推移》

2001年 2020万円(202キロ、キロ10万円)
2002年 280万円(215キロ、キロ1.3万円)
2003年 638万円(228キロ、キロ2.8万円)
2004年 393万円(151キロ、キロ2.6万円)
2005年 585万円(234キロ、キロ2.5万円)   
2006年 469万円(293キロ、キロ1.6万円)
2007年 413万円(207キロ、キロ2万円)
2008年 607万円(276キロ、キロ2.2万円)
2009年 960万円(128キロ、キロ7.5万円)久兵衛
2010年 1628万円(233キロ、キロ7万円) 久兵衛
2011年 3249万円(342キロ、キロ9.5円)久兵衛
2012年 5649万円(269キロ、キロ21万円)喜代村
2013年 1億5540万円(222キロ、キロ70万円)喜代村
2014年 736万円(230キロ、キロ3.2万円)喜代村
2015年 435万円(180キロ、キロ2.4万円)喜代村
2016年 1400万円(200キロ、キロ7万円)喜代村
2017年 7420万円(212キロ、キロ35万円)喜代村
2018年 3645万円(405キロ、キロ9万円)おのでら
2019年 3億3360万円(278キロ、キロ120万円)喜代村(すしざんまい)
2020年 1億9320万円(276キロ、キロ70万円)喜代村(すしざんまい)
2021年 2084万円(208キロ、キロ10万円)やま幸(おのでら)
2022年 1688万円(211キロ キロ8万円) やま幸(おのでら)

TOPIXコア30は14年3か月ぶりの高値水準を回復しました。
以下はTOPIXコア30の構成銘柄。

3382 セブン&アイ・ホールディングス
4063 信越化学工業
4452 花王
4502 武田薬品工業
4503 アステラス製薬
4568 第一三共
6098 リクルートホールディングス
6273 SMC
6367 ダイキン工業
6501 日立製作所
6594 日本電産
6758 ソニーグループ
6861 キーエンス
6954 ファナック
6981 村田製作所
7203 トヨタ自動車
7267 本田技研工業
7741 HOYA
7974 任天堂
8001 伊藤忠商事
8031 三井物産
8035 東京エレクトロン
8058 三菱商事
8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ
8316 三井住友フィナンシャルグループ
8411 みずほフィナンシャルグループ
8766 東京海上ホールディングス
9432 日本電信電話
9433 KDDI
9984 ソフトバンクグループ

報道を見ても・・・。
先日の日経朝刊トップは「インターネット通信の安全を支える暗号方式が初めて大きく変わる」。
米国立標準研究所(NIST)は月内にも新たな方式を選定。
2024年までに企画を固める。
候補はNTT(9432)などが関与する4方式。

あるいはソニーG(6759)。
電気自動車(EV)事業に参入する検討に入った。
新会社「ソニーモビリティ」を設立。

一方でトヨタ(7203)。
米国での新車販売でGMを抜いて初のトップに立った。
しかも車のOSの自社規格を開発の方向。

大きな流れに見えないフリして、些末にこだわってはいけないようです。

週末の金曜ロードショーは「千と千尋の神隠し」。
今週金曜は「紅の豚」。
スタジオジブリが続きます。
21日は大泉・小栗の「新釈三國志」。
さすがスタジオジブリのアノマリーは消えました。

以下は今朝の場況。

「NASADQは反発」

週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
NYダウとS&P500は続落ながら日中安値からは大きく戻す展開。
NASDAQ総合は一時2%超下落。
前回高値から10%以上下落し200移動平均線を割り込んだ。
ただ引け際にプラ転し5日ぶりに小幅反発。
「下落幅を大きく縮小したのは一部の投資家が安値拾いの買いを入れたから」との解釈。
「グロース(成長)株からバリュー株への資産再配分を行ってきた市場の大手プレーヤー。
テクノロジー銘柄にしか興味のない個人投資家の間での綱引きだ」という見方もある。
小型のラッセル2000指数は0.40%安。
ゴールドマン・サックスは「FRBは今年4回利上げ」と予想。
3月、6月、9月の3回の予想に12月を追加し計4回とした。
JPモルガン・チェースのダイモンCEOのコメント。
「米経済は高インフレを引き起こしている。
FRBは今年4回以上の利上げを実施する必要があるかもしれない」。
10年債利回りは7日連続で上昇。
18年4月(8営業日連続)以来の長さ。
先週1週間の上昇は週間の上昇として19年9月以来最大だった。
FRBの利上げペースの見通しが引き上げられたことからドルは主要通貨に対し上昇。
11月の卸売在庫(確定値)は市場予想の1.2%に対し1.4%。
ニューヨーク連銀月次調査で消費者の1年先のインフレ期待中央値が6.0%、3年先は4.0%。
10年国債利回りは1.755%。
一時1.8%台まで上昇した。
2年国債利回りは0.898%。
ドル円は115円台前半。
WTI原油2月物は0.67ドル(0.85%)安の1バレル=78.23ドル。
ビットコインは1.3%安の4万1346.71ドル。
SKEW指数は140.77→139.14→139.24。
恐怖と欲望指数は53→49。

週明けのNYダウは162ドル(0.45%)安の36068ドルと4日続落。
高値36175ドル、安値35639ドル。
NASDAQは6ポイント(0.05%)高の14942ポイントと5日ぶりに反発。
高値14953ポイント、安値1430ポイント。
S&P500は6ポイント(0.14%)安の4670ポイントと5日続落。
高値は4707ポイント、安値は4662ポイント。
ダウ輸送株指数は250ポイント(1.54%)安の16018ポイントと続落。
SOX指数は0.24%高の3805ポイントと反発。
VIX指数は19.40と上昇。
3市場の売買高は121.5億株(前日102.1億株、過去20日平均は105.5億株)。
225先物CME円建ては大証日中比265円安の28185円。
ドル建ては大証日中比220円安の28230円。
ドル円は115.20円。
10年国債利回りは1.755%。
一時1.8%台まで上昇した。
2年国債利回りは0.898%。

「10年国債利回りは0.130%」

週末の日経平均は寄り付き224円高。
一時300円超上昇。
終値は9円(▲0.03%)安の28478円と小幅続落。
日中値幅は500円を超えた。
日足は2日連続で陰線。
ファーストリテが11日続落で一時2020年8月以来およそ1年4カ月ぶりの6万円割れ。
PERはなお35倍台。
TOPIXは0.07%安と反落。
東証マザーズ指数は0.14%高と5日ぶりに反発。
4日続落での下落率は12%。
上昇率0.12%ながら長い下ヒゲ。
日経ジャスダック平均は0.22%安と3日続落。
新興市場の昨年来安値は148銘柄。
東証1部(129銘柄)よりも多い。
東証1部の売買代金は3兆128億円(前日3兆1334億円)。
値上がり853銘柄(前日138銘柄)。
値下がり1218銘柄(前日2012銘柄)。
新高値24銘柄(前日20銘柄)。
新安値129銘柄(前日91銘柄)。
騰落レシオは104.84(前日108.833)。
NTレシオは14.27倍(前日14.27倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
上向きの25日線(28599円)からは▲0.42%(前日▲0.31%)。
2日連続で下回った。
下向きの75日線は28937円。
2日連続で下回った。
下向きの200日線(28814円)からは▲1.17%(前日▲1.16%)。
2日連続で上回った。
下向きの5日線(28878円)から▲1.38%。
2日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.803%(前日▲13.356%)。
買い方▲10.514% (前日▲10.632%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△6.589%(前日△6.684%)。
昨年4月21日が△6.830%。
買い方▲30.666% (前日▲30.719%)。
昨年12月17日が▲30.994%。
空売り比率は47.8%(前日45.8%、7日連続で40%台)。
空売り規制なしの比率は9.4%(前日9.7%)。
日経VIは20.13(前日21.00)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.96倍(前日13.94倍)。
2日連続13倍台。
前期基準では19.28倍。
EPSは2040円(前日2043円)。
225のPBRは1.28倍。
BPSは22248円(前日22431円)
日経平均の益回りは7.16%。
10年国債利回りは0.130%。
東証1部全銘柄だと予想PERは13.96倍。
前期基準では18.93倍。
PBRは1.29倍。
東証1部単純平均株価は8円安の2334円。
東証1部売買単価は2337円(前日2487円)。
東証1部時価総額は735兆円(前日736兆円)。
ドル建て日経平均は245.70(前日245.82)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比265円安の28185円。
高値28560円、安値27860円。
週末の大証先物夜間取引終値は日中比40円安の28410円。
気学では「前週来の波動について駆け引きせよ」。
水曜は「人気に逆行して前後場歩調を変える日」。
木曜は「目先転換注意日」。
金曜は「前日来の仕成りに変化を見せることあり」。
ボリンジャーのプラス1σが28990円。
プラス2σが29381円。
マイナス1σが28207円。
マイナス2σが27816円。
一目均衡の雲の上限が28958円。
下限が28738円。
2日連続で雲の下。
勝手雲の上限は28576円。
下限が29329円。
7日連続で勝手雲の上。
RSIが42.96(前日60.29)。
RCIが63.19(前日77.24)。
アノマリー的には「天赦日、一粒万倍日」。

東証投資主体別売買動向(年間)2021年、
海外投資家4年ぶり買い越し(3432億円)
個人10年ぶり買い越し(2811億円)

《今日のポイント1月11日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
   NYダウとS&P500は続落ながら日中安値からは大きく戻す展開。
   NASDAQ総合は引け際にプラ転し5日ぶりに小幅反発。
   10年国債利回りは1.755%。
   一時1.8%台まで上昇した。
   2年国債利回りは0.898%。
   ドル円は115円台前半。
   SKEW指数は140.77→139.14→139.24。
   恐怖と欲望指数は53→49。

(2)ダウ輸送株指数は250ポイント(1.54%)安の16018ポイントと続落。
   SOX指数は0.24%高の3805ポイントと反発。
   VIX指数は19.40と上昇。
   3市場の売買高は121.5億株(前日102.1億株、過去20日平均は105.5億株)。
   225先物CME円建ては大証日中比265円安の28185円。

(3)東証1部の売買代金は3兆128億円(前日3兆1334億円)。
   新高値24銘柄(前日20銘柄)。
   新安値129銘柄(前日91銘柄)。
   騰落レシオは104.84(前日108.833)。
   NTレシオは14.27倍(前日14.27倍)。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。

(4)上向きの25日線(28599円)からは▲0.42%(前日▲0.31%)。
   2日連続で下回った。
   下向きの75日線は28937円。
   2日連続で下回った。
   下向きの200日線(28814円)からは▲1.17%(前日▲1.16%)。
   2日連続で上回った。
   下向きの5日線(28878円)から▲1.38%。
   2日連続で下回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.803%(前日▲13.356%)。
   買い方▲10.514% (前日▲10.632%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△6.589%(前日△6.684%)。
   昨年4月21日が△6.830%。
   買い方▲30.666% (前日▲30.719%)。
   昨年12月17日が▲30.994%。

(6)空売り比率は47.8%(前日45.8%、7日連続で40%台)。
   空売り規制なしの比率は9.4%(前日9.7%)。
   日経VIは20.13(前日21.00)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.96倍(前日13.94倍)。
   EPSは2040円(前日2043円)。
   BPSは22248円(前日22431円)
   日経平均の益回りは7.16%。
   10年国債利回りは0.130%。

(8)東証1部単純平均株価は8円安の2334円。
   東証1部時価総額は735兆円(前日736兆円)。
   ドル建て日経平均は245.70(前日245.82)。

(9)ボリンジャーのプラス1σが28990円。
   プラス2σが29381円。
   マイナス1σが28207円。
   マイナス2σが27816円。
   一目均衡の雲の上限が28958円。
   下限が28738円。
   2日連続で雲の下。
   勝手雲の上限は28576円。
   下限が29329円。
   7日連続で勝手雲の上。
   RSIが42.96(前日60.29)。
   RCIが63.19(前日77.24)。
   アノマリー的には「天赦日、一粒万倍日」。

今年の曜日別勝敗(1月7日まで)

月曜0勝0敗
火曜1勝0敗
水曜1勝0敗
木曜0勝1敗
金曜0勝1敗(櫻井)。

2022年年頭に

「明けましておめでとう!まあ、俺たちは明けてもないし、暮れてもないけどな、あはは。」

1月3日に先輩がスタッフにかけていた言葉、

妙にツボに入って一緒に笑ってしまいました。

箱根駅伝中継に携わっているため、

暮れから髪を振り乱して中継準備をし、

1月2日3日が駅伝本番。

ああ、無事全チームがフィニッシュできてよかったとほっと息をつきかけたところで大発会。

翌日から自分のストボレギュラー曜日がスタートし・・・

週末の箱根駅伝特番の放送を終えてようやくひと息です。

無事2022年を迎えられました。

今年もよろしくお願いします。

年始に見ていたCMの中で心に残った文言。

「はじめたいのに はじめてないこと ありませんか?」

消費者金融のCMだったかな。

やりたいことにトライしよう、とドラムを始める中年のおじさんが印象的でしたが、

心動かされる文言でした。

私が一昨年の年末から心に刻んでいる言葉「いつかは、ない」

去年は新しいことに色々挑戦できたし、何度も繰り返すことで得意分野に出来たものも。

改めて、今年も頑張ろう。

すでにいくつか挑戦したいことを決めてあるので、

意欲的に楽しく取り組んで行こうと思います。

今年の「東京マーケットワイド」初回は後場だったので、

時間的に大分楽な気持ちで着物出勤できました。

1枚目は水曜後場コンビ。

このアクリル板にサヨナラできるのはいつになるでしょうか。

2枚目は櫻井キャスターが写してくれた写真。

ストボ着物人口が増えてきて嬉しいです。

今年もよろしくお願いいたします。

ニフティ・フィフティ相場を頭の片隅に!

アメリカ株が終始リードして終わった2021年の株式市場でした。事実、MSCI World  index  採用の世界の株式市場の時価総額の61.5%を米国株が占め、2011年の45.7%から大きくシェアーを伸ばしています。更に特徴的なのはSP500の時価総額も、6銘柄(アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、テスラ、メタ)で全体の25%を占める偏りになっており、その偏りから1960年中頃から1972年12月まで市場を席巻したニフティ(輝かしい)フィフティ(50銘柄)相場の再来を指摘する声が聞こえ始めています。

ニフティ・フィフティ相場を牽引したのは機関投資家でした。50年代に6%程度の株式保有比率が70年初頭には15%まで拡大しています。 機関投資家はその調査力を武器に少数の大型株の成長性が高いと判断、市場平均がPERで11倍程度に対しこの50銘柄を中心に40倍程度まで買い上がたのです。調査力もない無い個人はこうした動きに追随出来ず、金融資産に占める株式の比率は60年代の30%から70年半ばには15%迄半減しています。

ニフティ・フィフティ相場の終焉は、インフレによる金利上昇に1973年のオイルショックが追い打ちをかけます。業績の鈍化、悪化を前に市場平均を大きく上回るまで買い上げられた50銘柄は、一気に市場平均まで売られることになります。更に運用の透明性が問題になり、特に年金の運用受託者には、加入者保護の観点から運用の情報開示と責任の明確を定めたエリサ法が1974年に制定されます。
現在は個人を含め全員参加型の相場展開になっており、ニフティ相場に比べ投資家層が厚くなっており下落への耐性も強いものが有ります。しかしそれでも留意すべき点は:

  • 事業規模(分母)が大きくなっており分子の利益が相応でも利益率は落ちる
  • 規制強化の動きが強まっている
  • 主力株のPERはITバブル期と同じ水準

2000年のIT相場の終焉も高いPERに加え、OSを独占するマイクロソフトの分割論議が強く影響しています。こうして過剰までに買い上がられたニフティ相場 IT相場の後はその反省から公共株が買われています。(中嶋)

+510円の大発会、2022年のスタート

年が改まりました。元日の早朝、冷たい大気に触れて気持ちがぴりっと引き締まりました。

今年の年末年始はまったく意外なほど大きな事故、事件、ニュースが起こらなかった年明けでした。世界中を見回してもまるで動きを止めてしまったかのような新年です。コロナウイルスのオミクロン変異種が爆発的に拡大しており、世界中の人々の活動が抑制されているためでしょうか。人類共通の危機に洋の東西はありません。

わずかに旅行者の数は増えているようですが、それも年末の帰省など国内の移動にとどまり、国境をまたぐ人の移動は完全に抑制されています。その点において2021年→2022年への移り変わりは地続きそのもので、変化はほとんど感じられません。

株式市場では年末にいったんキャッシュ化された投資資金が、あらためてポジションを組む動きが強まっているようです。半導体関連株がにぎわっています。これも昨年からの流れそのままです。コロナ危機は3年目に入り、すでに買うべき銘柄は吟味され尽くし選別物色が進んでいます。国境をまたぐ人的な交流が閉ざされているために港湾労働の停滞はまだしばらく続くと見られ、コンテナ船のひっ迫は今まで以上に長期化し、さっそく海運株が買い進まれています。

新しい流れはなかなか生まれませんが、そのような状況だけに大発会での自動車セクターと銀行株の大幅高に引きつけられました。トヨタ自動車が上場来高値を更新して2022年が始まりました。金融政策ががらりと変わり、ドル高・円安が進行しています。変化の少ない年明けのように見えて、新しい流れは着実に始まっています。トヨタばかりではありません。

今年もしっかり目と開き耳を澄まして、市場の小さな動きまでお伝えしてまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(スズカズ)

開幕ベルは厳かに

謹賀新年。

日経新聞元旦朝刊の見出しは「資本主義創り直す。競争→再挑戦→成長の好循環」でした。
経営者アンケートの人気トップは2年連続ソニー。次いで信越、トヨタ。
「今だけ、金だけ、自分だけ」の資本主義だけでは大衆の反逆が起きる可能性大。、
適度な分配という中国式社会主義を加えたものが多分、新資本主義。
そのための原資は市場の活性化で稼ぎましょうと読めば、株高礼賛。
悪くはないと思われます。

「寅千里を走るか」と問われれば「4000キロも走れない」という答え。
でも、悪魔的にも映るデジタル化の波は抑えようがありません。
昨年よりもさらに声高く唱和されることでしょう。
そして表面上は「協調」して「共助」に向かう世界の流れ。
問われるのは「本質は何か」を真摯に考え続けることでしょう。
修辞を取り除いた皮下を探ること。
登場するものと退場するものを峻別すること。
そして「誤解と錯覚」の世界観や相場観を捨て去ること。
ピュアな視点で自由な発想を育むことが大切でしょう。
「見えないフリ」に同調するのではなく、「見えたつもり」のなるのでもなく、
「観察する、想像する、理解する」姿勢が求められています。
企業の現場を想像し、現場の声を大切にすることは特に新興市場では必要最低限の作法でしょう。
加えて・・・。
「コロナに負けず相場に負けず
そして自分に負けず
呪縛の呪文で縛られず」。

寅年の株式劇場が開幕します。
「開幕ベルは厳かに、閉幕ベルは華やかに」。
もちろん皆が観客です。
でも戯曲家を目指すことは自由勝手。
相場の1ステージはきっと詩のある作品になることでしょう。
そして・・・。
相場ではいつも主演俳優を演じることは求められません。
渋い脇役だって十分に印象に残るもの。
戦国時代のように自分で自分の主人を選べるのが株式市場です。
どの主人が強いかを選別するのは自分の目。
縁故や土地に縛られることはありません。
今年の相場でのそれぞれの銘柄の演技とそれぞれの投資家さんたちのご活躍をお祈り申し上げまます。

以下は今朝の場況。

「年末続落、年初反発」

年明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反発。
アップルが一時3%上昇し米企業として初めて時価総額3兆ドルを突破。
インテルも大幅高。
長期金利が1.6%台と昨年11月下旬以来の水準に上昇。
利ざや拡大の思惑から金融のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースが上昇。
航空機のボーイングとクレジットカードのアメリカン・エキスプレスも高い。
原油先物の上昇を受け石油のシェブロンも上昇。
一方、ホーム・デポなど消費関連の一角や、日用品のP&Gなどディフェンシブセクターは軟調。
薄商いの中で国債利回りは急上昇。
2年債利回りは2020年3月以来の高水準に急上昇。
10年債利回りは6週間ぶりの高水準に上昇。
11月の建設支出(季節調整済み)が年率換算で前月比0.4%増加。
公共部門が軟調だったものの民間部門の一戸建て住宅建設が活発だった。   
10年国債利回りは1.636%。
2年国債利回りは0.775%。
ドル円は115円台前半。
WTI原油2月物は0.87ドル高の76.08ドル。
ビットコインは1.61%安の46587.63ドル。             
SKEW指数は155.27→154.38→151.49。
恐怖と欲望指数は62→67。

年明けのNYダウは246ドル(0.68%)高の36585ドルと3日ぶりに反発。
高値36595ドル、安値36246ドル。
NASDAQは187ポイント(1.20%)高の15832ポイントと5日ぶりに反発。
高値16832ポイント、安値15644ポイント。
S&P500は30ポイント(0.64%)高の4796ポイントと3日ぶりに反発。
高値は4796ポイント、安値は4758ポイント。
ダウ輸送株指数は175ポイント(1.06%)安の16302ポイントと3日ぶりに反落。
SOX指数は2.05%高の4027ポイントと3日ぶりに反発。
VIX指数は16.60と低下。
225先物CME円建ては大証日中比55円高の28925円。
ドル建ては大証日中比105円高の28975円。
ドル円は115.32円。
10年国債利回りは1.636%。
2年国債利回りは0.775%。

S&P500の2020年3月23日終値から22年1月3日の日中高値までアップルの株価は3.3倍に上昇。
GAFAMでは頭1つ抜けている。

<2020年3月23日以降の株価上昇率>
アップル                3.3倍
アルファベット          2.8倍
マイクロソフト          2.5倍
メタプラットフォームズ  2.3倍
アマゾン・ドット・コム   79%
S&P500種          2.1倍

年末のNY株式市場で主要3指数は続落。
主要3指数は過去最高値水準でともに月間・四半期・年間で上昇。
S&P500は2020年の最終取引日から27%上昇。
終値ベースでの過去最高値を70回更新。
過去2番目に多い回数。
52週高値を47回更新し安値更新はなかった。
NYダウの年間上昇率は18.73%。
NASDAQ総合は21.4%。
52週高値を58回更新、安値は143回更新。
成長株は31%上昇しバリュー株の22%上昇を大きく上回った。
10年債利回りの年間での上昇幅は2013年以来最大。
10年国債利回りは1.511%。
2年国債利回りは0.734%。
ドル円は115円台前半。
WTI原油2月物は1.78ドル(2.31%)安の75.21ドル。
年間では55.5%上昇。
09年以来の上昇率となった。
ビットコインは年初から約65%上昇。
11月に付けた高値の6万9000ドルからは下げて今年の取引を終了。
2021全体では60%値上がり。
ただ12月の下落率は19%。
12月としては2013年以来の大きな下落。         
SKEW指数は156.24→155.27→154.38。
恐怖と欲望指数は62→61。

年末のNYダウは59ドル(0.16%)安の36338ドルと続落。
NASDAQは96ポイント(0.61%)安の15644ポイントと4日続落。
S&P500は12ポイント(0.26%)安の4766ポイントと続落。
高値は4804ポイント、安値は4778ポイント。
昨年1月時点で市場予想は年末水準を平均で4074だった。
ダウ輸送株指数は97ポイント(0.60%)高の16478ポイントと続伸。
SOX指数は0.15%安の3946ポイントと続落。
VIX指数は17.22と低下。
合算売買高は76億株(前日80.8億株、直近20日平均は105億株)。
225先物CME円建ては大証日中比30円安の28840円。
ドル建ては大証日中比20円高の28890円。
ドル円は115.08円。
10年国債利回りは1.511%。
2年国債利回りは0.734%。
国債の年間リターンはマイナス約2.5%。
2013年以来で初めてマイナスを記録した。

主要3指数は過去最高値水準でともに月間・四半期・年間で上昇。
S&P500は2020年の最終取引日から27%上昇。
終値ベースでの過去最高値を70回更新。
過去2番目に多い回数。
52週高値を47回更新し安値更新はなかった。
NYダウの年間上昇率は18.73%。
NASDAQ総合は21.4%。
52週高値を58回更新、安値は143回更新。
成長株は31%上昇しバリュー株の22%上昇を大きく上回った。

「昨年の大発会は185円安の27258円」

大納会の日経平均は寄り付き112円安。
終値は115円安(▲0.40%)安の28791円と続落。
下落幅は一時300円を超えた場面もあったが下落幅を縮小。
日足は2日連続で陰線。
大納会は6年連続で下落。
ただ年末終値としては1989年のバブル期のピーク以来32年ぶりの高値水準。
日経平均株価の年間騰落は1357円高(4.9%上昇)。
日経平均は年末4営業日で1勝3敗。
週間では9円上昇。
週足は十字に近い形状ながら2週連続で陽線。
月間で969円(3.55)高と3カ月ぶりに上昇。
TOPIXは0.33%安と続落。
年間では10.4%高と日経平均を大きくアウトパフォームした。
東証マザーズ指数は0.99%安と3日ぶりに反落。
日経ジャスダック平均は0.52%高と3日続伸。
東証1部の売買代金は1兆8439億円(前日2兆392億円)。
値上がり735銘柄(前日1587銘柄)。
値下がり1333銘柄(前日540銘柄)。
新高値37銘柄(前日52銘柄)。
新安値15銘柄(前日25銘柄)。
騰落レシオは94.15(前日96.10)。
NTレシオは14.45倍(前日14.46倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
下向きの25日線(28416円)からは△1.07%(前日△1.37%)。
6日連続で上回った。
下向きの75日線は29021円。
2日連続で下回った。
横這いの200日線(28829円)からは▲0.13%(前日△0.26)。
3日ぶりに上回った。
横這いの5日線(28845円)から▲0.19%。
8日ぶりに下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.719%(前日▲15.401%)。
買い方▲9.276% (前日▲9.049%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲1.819%(前日▲2.822%)。
買い方▲25.113% (前日▲24.861%)。
空売り比率は45.9%(前日43.1%、4日連続で40%台)。
空売り規制なしの比率は9.4%(前日7.9%)。
日経VIは19.21(前日19.00)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.80倍(前日13.83倍)。
25日連続で13倍台。
前期基準では18.67倍。
EPSは2086円(前日2090円)。
225のPBRは1.26倍。
BPSは22850円(前日22941円)
日経平均の益回りは7.25%。
10年国債利回りは0.070%。
東証1部全銘柄だと予想PERは15.32倍。
前期基準では21.08倍。
PBRは1.29倍。
東証1部単純平均株価は6円安の2390円。
東証1部売買単価は2526円(前日2391円)。
東証1部時価総額は734兆円(前日737兆円)。
ドル建て日経平均は250.12(前日251.60)。
年末のシカゴ225先物円建ては大証日中比55円高の28925円。
高値29415円、安値28810円。
年末の大証先物夜間取引終値は日中比30円安の28840円。
気学では大発会は「押し込んでも戻す日。悪目買い方針良し」。
水曜は「多いに高いと反落する。逆の時は翌日強し」。
木曜は「相場が分岐する日。足取りに注意肝要」。
金曜は「変化を起こす注意日」。
ボリンジャーのプラス1σが28867円。
プラス2σが29247円。
一目均衡の雲の上限が29401円。
下限が29044円。
2日連続で雲の下。
1月5日に黒くねじれる。
勝手雲の上限は29579円。
下限が28481円。
3日連続で勝手雲の上。
勝手雲は1月5日に白くねじれる。
RSIが54.63(前日52.27)。
RCIが80.77(前日78.85。
昨年の大発会は185円安の27258円。
翌日99円安、3日目の1月6日が102円円安。
4日目434円高、5日目648円高と1月14日まで5日続伸だった。

《今日のポイント1月4日》

(1)年明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反発。
   アップルが一時3%上昇し米企業として初めて時価総額3兆ドルを突破。
   10年国債利回りは1.636%。
   2年国債利回りは0.775%。
   ドル円は115円台前半。
   SKEW指数は155.27→154.38→151.49。
   恐怖と欲望指数は62→67。

(2)ダウ輸送株指数は175ポイント(1.06%)安の16302ポイントと3日ぶりに反落。
   SOX指数は2.05%高の4027ポイントと3日ぶりに反発。
   VIX指数は16.60と低下。
   225先物CME円建ては大証日中比55円高の28925円。

(3)東証1部の売買代金は1兆8439億円(前日2兆392億円)。
   新高値37銘柄(前日52銘柄)。
   新安値15銘柄(前日25銘柄)。
   騰落レシオは94.15(前日96.10)。
   NTレシオは14.45倍(前日14.46倍)。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。

(4)下向きの25日線(28416円)からは△1.07%(前日△1.37%)。
   6日連続で上回った。
   下向きの75日線は29021円。
   2日連続で下回った。
   横這いの200日線(28829円)からは▲0.13%(前日△0.26)。
   3日ぶりに上回った。
   横這いの5日線(28845円)から▲0.19%。
   8日ぶりに下回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.719%(前日▲15.401%)。
   買い方▲9.276% (前日▲9.049%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲1.819%(前日▲2.822%)。
   買い方▲25.113% (前日▲24.861%)。

(6)空売り比率は45.9%(前日43.1%、4日連続で40%台)。
   空売り規制なしの比率は9.4%(前日7.9%)。
   日経VIは19.21(前日19.00)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.80倍(前日13.83倍)。
   EPSは2086円(前日2090円)。
   BPSは22850円(前日22941円)
   日経平均の益回りは7.25%。
   10年国債利回りは0.070%。

(8)東証1部単純平均株価は6円安の2390円。
   東証1部時価総額は734兆円(前日737兆円)。
   ドル建て日経平均は250.12(前日251.60)。

(9)ボリンジャーのプラス1σが28867円。
   プラス2σが29247円。
   一目均衡の雲の上限が29401円。
   下限が29044円。
   2日連続で雲の下。
   1月5日に黒くねじれる。
   勝手雲の上限は29579円。
   下限が28481円。
   3日連続で勝手雲の上。
   勝手雲は1月5日に白くねじれる。
   RSIが54.63(前日52.27)。
   RCIが80.77(前日78.85。
   昨年の大発会は185円安の27258円。
   翌日99円安、3日目の1月6日が102円円安。
   4日目434円高、5日目648円高と1月14日まで5日続伸だった。

今年の曜日別勝敗(12月30日まで)

月曜26勝23敗
火曜27勝22敗
水曜21勝31敗
木曜27勝21敗
金曜25勝25敗

日経元旦朝刊の今年の見出しは「資本主義創り直す。競争→再挑戦→成長の好循環」。
サブタイトルは「フレキシキュリティ」。
柔軟性(フレキシビリティ)と安全性(セキュリティ)を組み合わせた造語。
1990年代にデンマークが導入した政策だそうです。
具体的には柔軟な労働市場と失業給付、実践的な公的職業訓練を組み合わせた政策。
「太平の敗北感を打ち消す政策」になるのかどうか。
負け犬から輝く存在に変身できるのかどうか。
時が煮詰まったのかどうか。
それば相場的にも問われる1年になるのかも知れません。

日経元旦朝刊「見出し」

06年「強い日本の復活」
07年「富が目覚め経済まわす」
08年「沈む国と通貨の物語」
09年「危機が生む未来」
10年「成長へ眠る力引き出す」=基本テーマは変らない
11年「先例なき時代に立つ」
12年「開かれる知、つながる力」の意味=「C世代を駆け抜ける」。
・・・その「C」はComputer、Connected、Community、Change、Create。
13年「5割経済圏:アジアに跳ぶ」
14年「空恐ろしさを豊かさに」。年始恒例の連載テーマ「リアルの逆襲」
15年「変えるのはあなた」
16年「目覚める40億人の力(インド俊英、続々頂点に)」
17年「『当たり前』もうない(逆境を成長の起点に)」
18年「溶けゆく境界、もう戻れない。デジタルの翼に解き放たれ境界を溶かしていく」
19年「つながる100億の脳・・・知の探究。常識通じぬ未来へ」。
20年「さびつく成長の公式・・・競争・革新・新たな挑戦」
21年「脱炭素の主役 世界を競う ・・・日米欧中 動く850兆円」
22年「資本主義創り直す。競争→再挑戦→成長の好循環」。

同様に経営者アンケートのトップ。
1位ソニーは2連連続。
2位信越化学は昨年の3位から上昇。
しかも5年連続ですぐ上にいたトヨタより上位。
3位がトヨタ。昨年はソニーに4年連続していたを首位を奪われ、今年は信越に抜かれました。
4位ダイキン、5位伊藤忠、6位富士フイルム、ルネサス、8位東エレ、9位村田、10位TDK、
11位レノバ。
少数意見ではガイシ、井関、NTT、ARBERT、データホライゾン、
クラウドワークス、THECOOなど。

日経平均見通しは「高値32000円以上」。
信越の金川会長と大和の中田社長の35000円が最高。
安値は25000円。(櫻井)。