ひまわり

在宅時間の長くなった昨今、動画のサブスクリプションを利用して

新しいものや、かつて見たものの見直しなど、

これまでよりも多くの映画を見るようになりました。

中嶋キャスターのお話を聞いて興味を持ち

最近再視聴したのが「ひまわり」1970年 

ソフィア・ローレン主演のイタリア映画です。

ずいぶん前に見た記憶があるものの、今回改めて視聴してみました。

戦争をきっかけに引き裂かれることになった1つの愛。

ソフィア・ローレンはかつての印象よりも力強く目に映り、

一面に広がる美しいひまわり畑の背負った悲しい過去、

そして印象的な主題歌がとにかく胸に響きました。

この地で、2020年代という現代にまたしても悲しい戦争が起こるなんて。

ニュースとして伝わってくる今の映像を信じられない思いで見ています。

KABEATリポート

昨年8月、日本橋兜町の新たなランドマーク「KABUTO ONE」開業!
そして12月から、その1階に飲食店3店舗がオープンしました。
その中で、一番大きなフロアを占めるのが、
「日本の食文化と生産者を応援する食堂KABEAT」です。

チラシやHPを見ても、
・全国のこだわりの生産者から美味しい食材を集めている
・6名若手人気料理人が関わっている
ということくらいしかわからず、全体がつかめない。

これは自分の目で確かめるしかない!と2月吉日、
満を持して潜入して参りました。
今回はランチです。
まだ行った事のない方へ、ご紹介いたします。

入口を入るととても広いフロアに、カウンターやテーブルと
多様なスタイルの席があります。
入口から店員さんに促されるまま、私はコの字型のカウンターテーブルに着席。

まず、特筆すべきは注文システムです。
席においてあるQRコードを読み取るセルフオーダー形式。
特にアプリを取得する必要などなく、QRを読みこむと、
自身のスマホ内にメニューが表示されます。


そして、この画面で食べたいメニューをタップし、
「オーダー」を押すと、注文できます。
店員さんは案内してくれたり、お水や料理を持ってきてくれたりますが、
注文は自分のスマホで行うというシステムです。

フードコートのように、6人のシェフのお店があるのかと思ったら、
そうではなくあくまで一つのレストランで、
それぞれのシェフが考案したレシピ?監修した料理?が
食べられるということみたい。

イタリアン・中華・フレンチ・和食・アメリカンそしてスイーツで
6人の料理人で、この日のランチは、シェフの名前を冠した
「CHEF’S MENU」5つ(スイーツ以外)と
それ以外に「KABEAT MENU」4つの計9つ。
CHEF’S MENUは1000円から1550円。
KABEAT MENUはグラタンや定食など900円から1100円。
食後のドリンクはコーヒー紅茶200円、
ビール・ハイボール・ワイン500円。

かなり迷いましたが、今回はCHEF’S MENUの中から、
米澤文雄シェフの「山利しらすとピスタチオデュカのオイルパスタ 
いり卵とパルミジャーノ」をチョイス!
15分ほどで、きちんと私の元に、注文したメニューが運ばれてきました。

シェフズメニューは、もちろん人気若手料理人本人が
その場にいるわけではなく、そのお店のスタッフがいるわけでもなく、
あくまでそのレシピを元にKABEATのキッチンスタッフが
全て作るということをやっと理解できました。

今回利用してみて良かったことは、新しい食材に出会えたこと。
人気若手シェフさんたちは高いアンテナで、最近人気のメニュー、
新しい食材、話題のレシピなどをキャッチしているはず!
今回私が初めて出会ったのが「デュカ」です。

ネットで調べたところ、ピスタチオデュカの「デュカ」とは、
中東発祥のミックススパイス。
クミンシードやコリアンダーシード、ナッツ、ゴマなどを
炒って、擦って、ローストしてお塩を合わせたもの、らしいです。
ピスタチオデュカはピスタチオが入ってるということね。
はじめてのピスタチオデュカは気に入り、しらすとマッチしていて、
食感が楽しくて美味しかった!

KABEAT、どんなお店か少しイメージできましたでしょうか。
今度は、同じくKABUTO ONE1階にあるカフェKNAG(ナグ)、
モダンスリランカレストランHOPPERS(ホッパーズ)にも行ってみたいです。

ちなみに早速、数日後、輸入食材店でデュカを購入!
パッケージには、オリーブオイルをかけて、
パンにつけて食べることが提案されていましたが、
今回のようにパスタに、お肉・お魚料理に、いろいろ試してみたいと
思っています。

スーパー猫の日

理由づけに翻弄する市場。
「空売り比率が高い。
外国人が買わなければ株は上がらない。
200日線が下向き。
などなど」。
それは結局詭弁のようなもの。
空売り比率が低下して200日線が上向いて外国人が日本株を買えば上がるのは自明。
自明を理由にして株安を説明したところで何の役に立つのでしょうか。
必要なのは、どうすればこれらのファクターがなくなるのかという理由。
米金利、ウクライナ、あるいはコロナ?。
業績なのか、経済対策なのか、需給なのか。
過去から導いた勝手な推論では何の解決にもなりません。
どうするべきなのかが課題。
それでも市場は過去からの類推をありがたがるから不思議な場所。

因みに・・・。
「正しい投資法」とネットで探してみました。
結論は広告ばかり。
欲しいものは何も見つかりませんでした。
詭弁と修辞だけが市場分析だとしたら、悲しいもの。

北京五輪のスキー競技を見ていて気が付いたのは解説者の視点の違い。
終始ネガな視点で「あそこが失敗。ここが失敗」との指摘。
これは見たり聞いたりする方が嫌になります。
解説者よりも現役のプレイヤーの方が技術は上。
それでも「あれがダメ。これがダメ。あそこはこうしないと」。
プレイヤー本人が一番よくわかっている傷に塩を塗るようなもの。
あれを聞いたら本人は腐ってしまいそうでした。
一方で別のメダリストの解説は優しいしポジティブ。
ここが良い。あそこが良い。良かった。頑張った、もっとうまくなる」。
こう言われるとプレイヤーはさらに頑張るでしょう。
株の解説だって似たようなものかも知れません。
「オオカミが来る」よりも「あそこに楽天地がある」の方がずっと心地よく響くもの。
「雪が降る」。
と言われて振らなければそれも良しですが、免罪符のような降雪予報ばかり聞かされると信頼感は薄くなります。
やはるネガよりはポジに軍配が上がるようです。

相場は・・・。
仮説→実証→検証→仮説構築の世界。

5日移動平均線=感情線
25日移動平均線=人気線
75日移動平均線=需給線
200日移動平均線=景気線

★株価=材料×心理感応度

★相場=虚飾を廃して本質を求める世界

伊藤忠テクノの興味深い動き。
2月からインターネット上の仮想空間「メタバース」内で生産ラインを構築するシステムの提供を開始。
建設前のラインでの生産量を確認することが可能。
実際のライン構築に必要な調整コストや時間削減出来るそうです。
メタが少し理解できた気がしました。

以下は今朝の場況。

「休場ながら先物安」

週明けのNY株式市場は休場。
週末の主要3指数は続落。
「週明けはプレジデンツデーの休場。
ウクライナ情勢の緊迫化などを背景にリスク資産への売りが強まった」との解釈。
アップル、アマゾン、マイクロソフトなど高グロース株が下落。
「オプション取引の満期日でボラティリティーが高まった可能性」も指摘される。
週間で主要3株価指数は2週連続下落。
S&P500は1.6%、NYダウは1.9%、NASDAQ総合は1.8%下落。
コンファレンス・ボード(CB)景気先行指数は前月比0.3%低下。
低下は2021年2月以来初めて。
市場予想の0.2%上昇に反して低下した。
10年国債利回りは1.926%。
2年国債利回りは1.469%。
ドル円は115円水準。
WTI原油3月物は0.69ドル(0.7 5%)安の1バレル=91.07ドル。
4月物は0.17ドル高の90.21ドル
ビットコインは1.3%安の4万0025ドル
SKEW指数は129.76→132.7→131.31→128.36。
恐怖と欲望指数は38→38。

週末のNYダウは232ドル(0.68%)安の34709ドルと3日続落。
高値34423ドル、安値33976ドル。
NASDAQは168ポイント(1.23%)安の13548ポイントと3日続落。
高値13762ポイント、安値13465ポイント。
S&P500は31ポイント(0.72%)安の4348ポイントと続落。
高値43394ポイント、安値4327ポイント。
ダウ輸送株指数は28ポイント(0.19%)安の14970ポイントと続落。
SOX指数は1.12%安の3384ポイントと続落。
VIX指数は27.75と低下。
3市場の売買高は113億株(過去20日平均は123億株)。
225先物CME円建ては大証日中比245円安の26845円。
ドル建ては大証日中比225円安の26865円。
ドル円は115.00円。
10年国債利回りは1.926%。
2年国債利回りは1.469%。

米国市場は「プレジデントデー」で休場。
GLOBEXの時間外取引でCME日経先物は時間を短縮して取引が行われた(清算値は算出されない)。
米ロ首脳会談が開催される見通しの中で当初は落ち着いた展開。
Eダウ先物ミニNYダウは一時340ドル超上昇し34349ドルまであった。
NBCニュースが「ロシアがウクライナ侵略後に殺害するか拘束するウクライナ人のリストをまとめた信頼できる情報がある」と報道。
欧州の主要指数が下落。
ロシアのRTS指数が一時17%超下落(終値ベースは▲13.21%)。
2020年11月6日以来1年3か月ぶりの安値水準となった。
プーチン大統領がテレビ演説で「親ロシア派が支配するウクライナ東部のドネツク、ルハンスク両州の独立を承認する意向」。
これを受けてCME日経先物の最終約定値は大証日中終値比345円安の26595円。
大証夜間取引は同420円安の26520円。
一時は26490円まで下落した。
一方で「バイデン政権が米国の金融機関がロシアの大手銀行との取引を禁止することを含む、ロシアに対する最初の制裁パッケージを準備した」との報道。
米ロ首脳会談の開催で原則合意の報道もあり右往左往。

「ボリンジャーのマイナス2σが26526円」

週明けの日経平均は寄り付き351円安。
一時570円超安があって終値は211円(▲0.78)安の26910円と3日続落。
日足は2日連続で陽線。
TOPIXは0.71%安と3日続落。
東証マザーズ指数は2.80%安と3日続落。
連日の昨年来安値更新で700ポイント割れ。
日経ジャスダック平均は0.67%安と3日続落。
東証1部の売買代金は2兆3068億円(前日2兆8069億円)。
値上がり621銘柄(前日916銘柄)。
値下がり1466銘柄(前日1166銘柄)。
新高値11銘柄(前日17銘柄)。
新安値99銘柄(前日91銘柄)。
騰落レシオは98.17(前日97.24)。
NTレシオは14.08倍(前日14.09倍)。
サイコロは5勝7敗で41.66%。
下向きの25日線(27309円)からは▲1.46%(前日▲0.86%)。
6日連続で下回った。
下向きの75日線は28355円。
6日連続で下回った。
横這いの200日線(28528円)からは▲5.67%(前日▲4.97%)。
28日連続で下回った。
下向きの5日線は27118円。
3日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.851%(前日▲11.436%)。
買い方▲13.491% (前日▲12.663%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△4.194%(前日△2.861%)。
買い方▲37.464% (前日▲36.567%)。
空売り比率は45.8%(前日44.7%、27日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は8.4%(前日9.5%)。
日経VIは26.02(前日25.35)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.25倍(前日13.35倍)。
前期基準では16.87倍。
EPSは2031円(前日2031円)。
225のPBRは1.20倍。
BPSは22425円(前日22414円)
日経平均の益回りは7.55%。
10年国債利回りは0.205%。
東証1部全銘柄だと予想PERは14.34倍。
前期基準では18.67倍。
PBRは1.21倍。
東証1部単純平均株価は16円安の2231円。
東証1部売買単価は2457円(前日2493円)。
東証1部時価総額は703兆円(前日708兆円)。
ドル建て日経平均は234.11(前日235.48)。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比245円安の26845円。
高値27210円、安値26775円。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比345円安の26595円。
大証先物夜間取引終値は日中比420円安の26520円。
気学では「押し目買いの日なれど上寄り高き時は見送り良し」。
木曜は「不時の高下を見せる日。逆張り方針で駆け引き」。
金曜は「不時の高下を見せる日。押し目買い方針良し。
ボリンジャーのマイナス1σが27209円。
マイナス2σが26526円。
プラス1σは28574円。
プラス2σは29257円。
2022年2月22日は「ニャンが6つ重なり」で「スーパー猫の日」。
次は2222年とのこと。
明日の東京は休場。

《今日のポイント2月22日》

(1)週末のNY株式市場で主要3指数は続落。
   10年国債利回りは1.926%。
   2年国債利回りは1.469%。
   ドル円は115円水準。
   SKEW指数は131.31→128.36。
   恐怖と欲望指数は38→38。

(2)ダウ輸送株指数は28ポイント(0.19%)安の14970ポイントと続落。
   SOX指数は1.12%安の3384ポイントと続落。
   VIX指数は27.75と低下。
   3市場の売買高は113億株(過去20日平均は123億株)。
   週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比245円安の26845円。
   週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比345円安の26595円。
   大証先物夜間取引終値は日中比420円安の26520円。

(3)東証1部の売買代金は2兆3068億円(前日2兆8069億円)。
   新高値11銘柄(前日17銘柄)。
   新安値99銘柄(前日91銘柄)。
   騰落レシオは98.17(前日97.24)。
   NTレシオは14.08倍(前日14.09倍)。
   サイコロは5勝7敗で41.66%。

(4)下向きの25日線(27309円)からは▲1.46%(前日▲0.86%)。
   6日連続で下回った。
   下向きの75日線は28355円。
   6日連続で下回った。
   横這いの200日線(28528円)からは▲5.67%(前日▲4.97%)。
   28日連続で下回った。
   下向きの5日線は27118円。
   3日連続で下回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.851%(前日▲11.436%)。
   買い方▲13.491% (前日▲12.663%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△4.194%(前日△2.861%)。
   買い方▲37.464% (前日▲36.567%)。

(6)空売り比率は45.8%(前日44.7%、27日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は8.4%(前日9.5%)。
   日経VIは26.02(前日25.35)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.25倍(前日13.35倍)。
   EPSは2031円(前日2031円)。
   BPSは22425円(前日22414円)
   日経平均の益回りは7.55%。
   10年国債利回りは0.205%。

(8)東証1部単純平均株価は16円安の2231円。
   東証1部時価総額は703兆円(前日708兆円)。
   ドル建て日経平均は234.11(前日235.48)。

(9)ボリンジャーのマイナス1σが27209円。
   マイナス2σが26526円。
   プラス1σは28574円。
   プラス2σは29257円。
   2022年2月22日は「ニャンが6つ重なり」で「スーパー猫の日」。
   次は2222年とのこと。
   明日の東京は休場。

今年の曜日別勝敗(2月21日まで)

月曜3勝3敗
火曜3勝4敗
水曜5勝2敗
木曜2勝5敗
金曜2勝4敗
(櫻井)。

Stress Baking?

先週日曜の日経新聞でこんな特集を見つけました。

日本でもコロナ禍の巣ごもり生活の中、小麦粉が売れに売れたといいますが、

欧米には元々”Stress Baking""Anxiety Baking"という言葉があるのだと。

ストレスや不安を感じるとパンを焼く、ということなんでしょうか。

ちょっとホッとしました。

私自身、去年はこれまでして来なかったお菓子作りにハマり、

正確に言うとハマったのはシフォンケーキ作りだったのですが、

1年間で50台ほど焼き上げました。

甘いものをあまり食べない私にしてはなかなかのペースです。

そして今年はパン。

20代の頃パン教室に通ってずいぶん色々焼いた時期がありましたが、

実に20年ぶりの挑戦で色々焼いてみています。

無心で生地を捏ね、成形して焼き上げる。

材料の選び方ひとつとってもいろんな選択肢があって、

比較的短期集中のめり込み型としては理論書まで買って読んでいます。

小麦粉、奥が深い。

若手スタッフからは「原材料値上がりの凄いタイミングで始めましたね」と笑われましたが、

自分だけではなかったと安心しました。

どうやら典型的なタイプのよう(笑)

熱しやすく冷めやすい自分の特徴も十分理解しているつもりですが、

さてこのブーム、いつまで続くのか。

興味深く自分を観察しています。

ROEの功罪

日経平均のROEは現在9%前後で、ほぼリーマンショック前の水準に戻っています。 ショック後の2009年3月には0.6%まで下落しており、リーマン前を目標にした経営がなされたのでしょう。 ROEが経営の指針として日本で広く意識され始めたのは、2014年8月6日に発表された「伊藤レポート」からだと言われています。  曰く「ROEを経営の現場に指標として落とし込み、中長期的にROEの向上を目指す高いモチベーションを引き出す」としています。 特にグローバル投資家との対話では、8%を上回るROEを最低ラインとしたいと、数値目標も提示しています。

更に物言う株主の登場は、ROEの向上を経営に迫ります。 その早急な改善にはコスト、費用の削減が効果的として、研究開発費を減らし、人件費を抑えることが経営手法として必ずしも否定されなくなったのです。 こうした「人件費はコスト」の考えはデフレ経済の深まりもあり、結局日本の平均年収は過去30年間横バイを続けることになります(OECD調べ購買力平価実質ベース)。

研究開発費も大きく削られます。
研究開発費の伸び 2000年―2019年 (文部科学省調べ)
米国・ドイツ     + 70%
韓国         + 4.5倍
中国         + 12.9倍
日本         + 30% 

切り詰めた研究開発費が、新商品開発競争で日本企業が世界の競合に劣後する原因になっていると言えます。

こうした経営姿勢に対し、ESGの広まりは企業財務にも大きな変革を求めます。 非財務に括れていた人件費を、見える化する試みです。 具体的には、人は企業の資産だから人件費も単なる支出ではなく、企業価値の向上に繋がる投資の一つであるとの考え方です。 人件費はコストとして切り詰めるのではなく、企業価値を高め、結果としてROEの向上に繋がるとの考えです。 今まで人件費とROEの関係に、何か釈然としないものを感じていましたが、一つの解答を得た感じがします。

今夜は湯豆腐にしようか

コロナ禍が広がる前と後で変わったことは何か、とよく考えます。「ニューノーマル」を探していますが、なかなかこれだ、というのが見つかりません。

外食をしなくなった、「家飲み」の回数が増えた、働き方がリモートになった、電車が空いている、テイクアウトが増えたのでプラスチックごみが増えた、などなど。身の回りでも小さな変化がたくさん起こっています。

私に関して言えば、近所のスーパーに買い物に行く機会が増えました。以前はカミさんの荷物持ちとして、「金魚の○○」みたいにくっついて行くことがほとんどでした。それコロナ禍からこちら、自分から自発的に、ひとりでスーパーに寄る回数がぐっと増えました。

そして勝手に大根やら、サトイモやら、こんにゃくやら、おでんのタネやら、食べたいものを手当たり次第に買ってしまい、家に持ち帰ります。自分で料理はあまりせず、慣れていないもので、買って帰ったあとはそれらの食材をカミさんに押しつけて、所望する料理を作ってもらいます。

ただし毎度そうだとさすがに怒られるので、時々は私が作ります。あまり美味しくはありませんが、まあごく普通の肉じゃがや鍋物などが食卓に並びます。。

スーパーに寄って気になるのは、商品の品出しをしている店員さんがそろって、かなり高齢の方が多いという点です。皆さん一生懸命に品出しをされていますが、脇に置いてある段ボールがなんとも重たそうです。腰痛は大丈夫ですかといらぬ心配をしてしまいます。

そう思って日々の買い者を続けていたら、先日の新聞に「小売業で労災が増加」という記事を見かけました。なんでも小売業界では年間の死傷事故が1万7000人を超えているそうで、この20年で+4割も増加したらしいです。

高所作業の多い建築業界では、今では安全管理を徹底して、1年間の労災は1万5000人にとどまっています。テクノロジーの発展もあって、この20年で▲46%も減少しました。

記事の中では、原因は小売業の高齢化、そして自動化の遅れだそうです。店内の段差で転んだり、重いものを持って腰痛になったり、というのが多いようです。

製造業と比べて小売業は年間の付加価値(利益)の額が少ないので、ロボットを用いた自動化や合理化が遅れているそうです。小売業界では65歳以上の方がいまや96万人も所属しているそうで、この20年で5割も増加したと書いています。

食品売り場は冷凍・冷蔵の陳列棚が多いので、売り場はさぞ冷えることでしょう。ロボットによる自動化やAIで自動発注すればよいのかもしれませんが、そうなると今度は高齢の方の職場が失われてしまいます。人生100年時代、どうすればよいのでしょうか、知恵を絞ってゆかなくてはなりません。

ということを考えながら、よし今夜はアツアツの湯豆腐にしよう。そうしましょう。
(スズカズ)

通りすがりでなく

文学の世界にあるのが芥川賞と直木賞。
芥川賞は芸術性を踏まえた一片の短編あるいは中編作品に与えられる文学賞。
直木賞は大衆性を押さえた長編小説作品あるいは短編集に与えられる文学賞。
言い換えれば。
芥川賞=純文学=「芸術性」「形式」を重んじる小説。
主に文章の美しさや表現方法の多彩さが評価されます。
大衆小説=「娯楽性」「商業性」を重んじる小説。
「読んで楽しい」と感じるエンターテイメント作品。
芥川賞が形而上的、直木賞が形而下的。
と分類できるかも知れません。
これを踏まえて証券市場を見てみると、実態は直木賞的なのに芥川賞的雰囲気を重んじる傾向。
そもそも相場は欲望のぶつかり合いの世界。
それを隠して高級な学問性を重んじる世界。
そして過去の形式にとらわれがちな世界。
儲かれば楽しいというエンターテイメント性が本質なのに苦吟したような辛い相場観が好まれるようです。
「楽観は愚かで悲観が賢明」。
「本来上か下かの単純な世界なのに、単純は毛嫌いされ複雑怪奇が好まれる。
あまりよく理解できない能狂言よりは吉本新喜劇の方が好きなのですそうは言えない世界。
相場は不可解な「本音と建て前」の世界です。
ESGだ、SDGsだと高級ぶっても所詮丁半博打チックな世界。
証券市場は本来大衆心理学の分野。
高級クラブではなく、居酒屋の分野に他なりません。
だから掲示板などには罵詈雑言が散見されるでしょうか。
所詮企業の盛衰は人間の行動の結果ということ。
これを離れて指数という実態のない普遍チックな物事を論議するからわからなくなるのでしょう。

今日の延長戦でしか考えない思考法。
換言すれば「通りすがりの相場観」。
日替わりで長期思考は薄い。
これが大半の市場観測でしょう。
あたかも先を見ているように聞こえることもあります。
それでもその日の相場の強弱にされています。
高ければ強気、安ければ弱気。
昨日の弱気も相場の上昇を見れば、なぜか「買うしかない」。
昨日の強気も相場の下落を見れば「待つも相場、見るも相場。調整もある」。
この不思議な傾向は専門家も素人の域を出ないような気がします。
せいぜい「専門家は理路整然と間違える」傾向が強いだけでしょう。
直観を軽視し、適当な数字を持ってきて説明するのが専門家であるにすぎないとも言えます。
ということは、数字を持ち出す術に長けているのが専門家なのかも知れません。
重要なのは通りすがりの相場観ではありません。
保存の効く相場観です。

北京五輪のスキー競技を見ていて気が付いたのは解説者の視点の違い。
終始ネガな視点で「あそこが失敗。ここが失敗」との指摘。
これは見たり聞いたりする方が嫌になります。
解説者よりも現役のプレイヤーの方が技術は上。
それでも「あれがダメ。これがダメ。あそこはこうしないと」。
プレイヤー本人が一番よくわかっている傷に塩を塗るようなもの。
あれを聞いたら本人は腐ってしまいそうでした。
一方で別のメダリストの解説は優しいしポジティブ。
「ここが良い。あそこが良い。良かった。頑張った、もっとうまくなる」。
こう言われるとプレイヤーはさらに頑張るはず。
株の解説だって似たようなものかも知れません。
「オオカミが来る」よりも「あそこに楽天地がある」の方がずっと心地よいもの。
「雪が降る」。
と言われて振らなければそれも良し。
でも免罪符のような降雪予報ばかり聞かされると信頼感は薄くなります。
やはるネガよりはポジに軍配が上がるようです。

以下は今朝の場況。

「3日続落」

週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って小幅に3日続落。
米国がキエフにある大使館を閉鎖するとの発表を受け午後終盤に大きく下落。
NYダウの下落幅は一時400ドルを超えた場面があった。
その後下げ幅を縮小した。
前週後半の2日で1000ドル超の下落となっており下値では押し目買いも入ったとの観測。
セントルイス地区連銀のブラード総裁は「7月1日までに1%の利上げが実施される」との見解。
これも警戒された。
ボーイングやキャタピラー、3Mなど景気敏感株が下落。
一方コカ・コーラやP&Gなどディフェンシブセクターは上昇。
メタプラットフォームズ(旧フェイスブック)が下落。
テスラやアマゾンネットフリックスが上昇。
VIX指数は一時32ポイントまで上昇して28.33。
10年国債利回りは1.985%。
2年国債利回りは1.572%。
ドル円は115円台後半。
WTI原油3月物は2.36ドル(2.5%)高の95.46ドル。
一時2014年9月以来の高値である95.82ドルを付けた。
ビットコインはほぼ横ばいの4万2080ドル水準。
SKEW指数は129.78→128.11→126.81→128.12。
恐怖と欲望指数は34→32。

週明けのNYダウは171ドル(0.49%)安の34566ドルと3日続落。
高値34744ドル、安値34304ドル。
NASDAQは0.24ポイント(0.00%)安の13790ポイントと3日続落。
高値13921ポイント、安値13664ポイント。
S&P500は17.09ポイント(0.39%)安の4401ポイントと3位続落。
高値4426ポイント、安値4364ポイント。
ダウ輸送株指数は119ポイント(0.0%)高の15120ポイントと3日ぶりに反発。
SOX指数は0.15%高の330ポイントと3日ぶりに反発。
VIX指数は28.33と上昇。
3市場の売買高は113.2億株(前日134億株、過去20日平均は126.7億株)。
225先物CME円建ては大証日中比45円安の27055円。
ドル建ては大証日中比35円安の27065円。
ドル円は115.60円。
10年国債利回りは1.985%。
2年国債利回りは1.572%。

「日銀によるJ-REITの買い入れは約11か月ぶり」

週明けの日経平均は寄り付き391円安。
一時27700円を下回って終値は616円(▲2.23%)安の27079円と4日ぶりに反落。
日足は2日連続の陰線。
SQ値27835円を終値で下回っており大きく2敗。
前場のTOPIXの下落率は2.02%。
日銀は今年3回目のETF買い入れ。
TOPIXは1.63%安と4日ぶりに反落。
東証マザーズ指数は4.54%安と3日ぶりに反落。
日経ジャスダック平均は0.97%安と3日ぶりに反落。
東証1部の売買代金は3兆1992億円(前日3兆4508億円)。
値上がり507銘柄(前1447銘柄)。
値下がり1605銘柄(前日536銘柄)。
新高値26銘柄(前日37銘柄)。
新安値52銘柄(前日12銘柄)。
騰落レシオは97.98(前日95.15)。
NTTレシオは14.03倍(前日14.11倍)。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
下向きの25日線(27569円)からは△0.26%(前日▲1.78%)。
2日ぶりに下回った。
下向きの75日線は28474円。
2日ぶりに下回った。
下向きの200日線(28575円)からは▲6.23%(前日▲3.12%)。
23日連続で下回った。
下向きの5日線は27377円。
3日ぶりに下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.373%(前日▲12.231%)。
買い方▲12.216% (前日▲10.775%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△2.965%(前日▲2.795%)。
買い方▲34.760% (前日▲31.914%)。
空売り比率は45.5%(前日44.1%、22日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は8.1%(前日9.5%)。
日経VIは26.63(前日21.97)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.43倍(前日13.70倍)。
前期基準では17.67倍。
EPSは2016円(前日2021円)。
225のPBRは1.22倍。
BPSは22196円(前日22335円)
日経平均の益回りは7.45%。
10年国債利回りは0.215%。
東証1部全銘柄だと予想PERは14.59倍。
前期基準では19.53倍。
PBRは1.23倍。
東証1部単純平均株価は37円安の2246円。
東証1部売買単価は2318円(前日2471円)。
東証1部時価総額は710兆円(前日722兆円)。
ドル建て日経平均は234.56(前日239.52)。
金曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比45円安の27055円。
高値27165円、安値26830円。
大証先物夜間取引終値は日中比40円安の27060円。
気学では「突っ込み買いの日。上放れ高きは売り向かえ」。
水曜は「良く動く日。足取りについて駆け引きせよ」。
木曜は「押し目買いにある時は急伸することあり」。
金曜は「人気に逆行して動き、前後場歩調を変える」。
ボリンジャーのマイナス1σが26960円。
マイナス2σが26851円。
プラス1σは28178円。

《今日のポイント2月15日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って小幅に3日続落。
10年国債利回りは1.985%。
2年国債利回りは1.572%。
ドル円は115円台後半。
SKEW指数は129.78→128.11→126.81→128.12。
恐怖と欲望指数は34→32。

(2)ダウ輸送株指数は119ポイント(0.0%)高の15120ポイントと3日ぶりに反発。
SOX指数は0.15%高の330ポイントと3日ぶりに反発。
VIX指数は28.33と上昇。
3市場の売買高は113.2億株(前日134億株、過去20日平均は126.7億株)。
225先物CME円建ては大証日中比45円安の27055円。

(3)東証1部の売買代金は3兆1992億円(前日3兆4508億円)。
新高値26銘柄(前日37銘柄)。
新安値52銘柄(前日12銘柄)。
騰落レシオは97.98(前日95.15)。
NTTレシオは14.03倍(前日14.11倍)。
サイコロは8勝4敗で66.66%。

(4)下向きの25日線(27569円)からは△0.26%(前日▲1.78%)。
2日ぶりに下回った。
下向きの75日線は28474円。
2日ぶりに下回った。
下向きの200日線(28575円)からは▲6.23%(前日▲3.12%)。
23日連続で下回った。
下向きの5日線は27377円。
3日ぶりに下回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.373%(前日▲12.231%)。
買い方▲12.216% (前日▲10.775%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△2.965%(前日▲2.795%)。
買い方▲34.760% (前日▲31.914%)。

(6)空売り比率は45.5%(前日44.1%、22日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は8.1%(前日9.5%)。
日経VIは26.63(前日21.97)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.43倍(前日13.70倍)。
EPSは2016円(前日2021円)。
BPSは22196円(前日22335円)
日経平均の益回りは7.45%。
10年国債利回りは0.215%。

(8)東証1部単純平均株価は37円安の2246円。
東証1部時価総額は710兆円(前日722兆円)。
ドル建て日経平均は234.56(前日239.52)。

(9)ボリンジャーのマイナス1σが26960円。
マイナス2σが26851円。
プラス1σは28178円。

今年の曜日別勝敗(2月14日まで)

月曜3勝2敗
火曜3勝3敗
水曜4勝2敗
木曜2勝4敗
金曜2勝3敗
(櫻井)

嗚呼

雑踏を歩いていてふと、
キュンッと振り返ったことがあります。
高校時代に憧れていた先輩の香水の香りでした。
大分前の話なので今では鼻が覚えているか全くをもって自信ありませんが、
普段もはや頭に浮かべることもなかった人なのに、
鼻とは覚えているものだなぁと驚いた記憶があります。

本当に今日は休みでいいのかと不安を感じながら過ごしていた金曜の朝、
TVから聞こえてきたニュース、というより音楽に、
またしてもキュンッと振り返ってしまいました。
かつて夢中になった韓国ドラマの主題歌でした。
「愛の不時着、主演キャスト同士が結婚!!」
ああ、こんなドラマにハマった時期があったっけ。
一昨年、巣ごもりという前代未聞の生活のごくごく初期段階で大流行した『愛の不時着』
韓国の財閥令嬢が事故で北朝鮮に不時着してしまい、北朝鮮の将校と恋に落ちるというドラマでした。

世の流行に乗って見てみたらすっかりハマり、笑ったり泣いたりしながら見ましたっけ。
結局合計3回(笑)
さらには、主演のヒョンビン作品を色んな媒体で見られる限りすべてチェック。
『私の名前はキム・サムスン』・・・あまり印象に残っていない
『シークレット・ガーデン』・・・なかなか素敵
『ジキルとハイドに恋した私』・・・『不時着』の次に好き
『アルハンブラ宮殿の思い出』・・・辛口評価

『冬ソナ』にハマったわりに、その後の韓流ドラマブームに対しちょっと斜に構えていたのに、
一体私は何時間をヒョンビンに費やしたのか。
それなのにどうしてそんなこと自体も忘れていたのか。
一瞬の音楽ですべて思い出した次第です。
耳の記憶ってすごい。
それから、ことあるごとに『不時着』のサントラを聞いてはキュンキュンしています。

とにもかくにも、ヒョンビンさん、ソン・イェジンさん、ご結婚おめでとうございます。

”福山ロス” ”ガッキーロス”
芸能人の結婚と共に話題に上ってきたこの言葉。
そもそも“得て”いた訳でもないのに”ロス”とは・・・
なーんてこれまた鼻白み気味だったくせに(ファンの皆さんホントーにごめんなさい)
心の中を占めるこの寂しさ。空虚感。
そうか、これが”ロス”というものか。
Netflix、再契約しちゃいそうだな・・・


HPリニューアルに伴ってブログの更新方法が変わりましたよ、と丁寧に説明してくれたスタッフの話をろくに聞いておらず、週末書いたブログをUP出来ませんでした。
とここまではまだいいとして。「詳しいことは次にあった時に説明します。とりあえず僕が代わりにUPしておくので文章を送ってください」
何で今週に限っていつもに輪をかけてくだらないこんな話題を選んでしまったのか。ニヤつく顔が目に浮かぶ。嗚呼。

「節分底」というよりも「建国記念日@底」

株式相場が少しずつ煮詰まっています。そんな気がします。

マーケットを取り巻く悪材料を数え上げたらきりがありません。米国の政策金利の引き上げ間近、バイデン政権の支持率急低下、ゼロコロナ政策による中国の景気鈍化、オミクロン変異種の感染拡大、原油価格の高騰、ウクライナ国境でのロシア軍の大規模な軍事訓練、ジョンソン首相の進退問題、半導体業界の受注ピークアウト感、企業業績の鈍化懸念、悪い円安論、東証のガバナンス改革に伴う政策保有株への売り圧力、岸田政権への不安・不信。

これだけのネガティブ要因に囲まれる株式市場は、見方によってはよく持ちこたえている方だとも言えます。高配当銘柄を中心にバリュー株がしっかりしているためでしょう。

本物のインフレの時代がやってきたら、対抗できるのは金(ゴールド)などの実物資産しかありません。株式はその代替品でもあります。債券とは違って、株式は実物の裏づけがある「物的証券」としての役割があります。だからこそTOBが横行するのです。

その株式市場が1月相場で激しい乱高下(下げの多い)を演じたのちに、少しずつですが煮詰まり感を増しています。

2月8日(火)の日経平均は始値が27,318円、終値が27,284円でした。ローソク足の実体部分は33円ちょっとの値幅です。これは1月17日の0.80円に次いで、今年に入って2番目に小さな値となりました。いわゆる「寄せ線」の形状です。

寄せ線は、天底に出現すれば「攻防の分岐点」となって相場の天井と底値を示します。1月17日の時はその翌日から株価は大きく下落しました。今年の大発会の翌日、1月5日もやはり始値と終値の差が43円ほどの小さな実体、寄せ線でした。その翌日から相場づきは一変し、グロース株が下落する日が急に増えてゆきました。

年が明けてからは寄せ線のあとに下げが続いたこともあって、今回の寄せ線にも不安が募るのは事実ですが、寄せ線はあくまで「攻防の分岐点」です。それ以後の下げもあれば、反対に上げもあります。

特に今回の相場の流れは日経平均よりも、主役はむしろTOPIXに移っています。当初はトヨタ自動車がリードしましたが、現在ではメガバンクや他の金融機関、キリン、アサヒ、大手ゼネコン、電力、ガス、百貨店などに物色が移っています。バリュー株物色というよりも、こうなると出遅れ銘柄の全面高と言えるかもしれません。

西武ホールディングスが虎の子として温存していたプリンスホテルの売却に踏み切ります。近鉄グループも京都駅前の都ホテルを売却します。かたや海外勢は日本に高級ホテルをどんどん建設しています。こうなるとマネジメントの問題で、日本企業の置かれている経営環境は相当なまでに煮詰まっているはずです。

世界の投資家の合言葉は、今も昔も「日本人が売っているものを買え」と言われます。やはり相場の転機は近いように感じます。あくまで感触なのですが「転機」などではなく、すでにもう始まっているのかもしれません。
(スズカズ)

西向いたら

先週末は今年初の西向きで福岡遠征。
ここ数年「西向くサクライ」で羽田から西に向かうと株高というトレンド。
金曜日も株高でした。
福岡でその話をしたら会場から拍手。
挙句の果てには「東京に帰らない方がよかば」。
不思議なアノマリーです。

2011年の初詣に行った神社のおみくじは大吉。
一昨年は大吉、昨年は吉、そして今年も大吉。
悪くはないのですが・・・。
問題は個別テーマの「商い」の部分。
「買うのは損、控えよ」とあっけない言葉。
しかも個別テーマの「相場」は「売れ、大利益あり」。
ここ数年は「買いに利あり」とか「売らずに持続」などばかりでしたが「売りに利あり」とは心情とは逆のご宣託。
「大吉」ではあったのですが、それこそ「「めでたさも中くらゐなりおらが春(小林一茶)」の印象でした。
おみくじを信じるか、自分の相場観を信じるか。
年を通じての結構悩ましい課題です。

因みに今年の元旦のおみくじも大吉。
そして「相場」は「良い」。
でも「売りが良し」。
相場が良くても売り先行。
途中で下げてまた戻るという解釈。
微妙なご宣託でした。

戦国時代を舞台にした時代小説の中に登場した一節。
「敵というのは不思議なもので、こちらが一番嫌がる方法で、
もっとも嫌な時に、嫌な場所で攻めてくるもの」。
相場も戦いだからこのセオリーが妙に腑に落ちてきました。
売り方にとって買い方は敵。
買い方にとってうりかたは敵。
お互い深海魚のような格好で相手は確認できません。
それでも板を通して敵はわかるもの。
その敵との状況はまさにこんな格好です。

以下は今朝の場況。

「小動き」

週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
新型コロナウイルスの新規感染者数は大きく減少。
経済活動の正常化の恩恵を受けやすい銘柄を中心に上昇。
一方でインフレ加速やFRBによる金融引き締めへの警戒感は継続。
積極的に上値を追う動きは乏しい展開。
アマゾンやメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)の四半期決算を消化中の格好。
ボーイングが3%高。
ウォルト・ディズニー、アメリカン・エキスプレスが上昇。
キャタピラーやハネウェル・インターナショナルなど景気敏感セクターも堅調。
セールスフォース、メルク、P&Gなどが下落。
アルファベット、メタプラットフォームズが大幅安。
4日時点で決算を発表済みのS&P採用企業278社のうち利益が市場予想を上回った割合は78%。
10年国債利回りは4日に1.93%まで上昇。
2年ぶりの高値水準。
2年国債利回りは一時1.33%と20年2月以来の水準まで上昇した。
10年国債利回りは1.919%。
2年国債利回りは1.294%。
3月に0.50%ポイントの利上げが行われる確率は約33%。
木曜に発発表予定の1月CPIは前年同月比7.3%上昇との見通し。
独IFO経済研究所はドイツの今年のインフレ率予想を12月時の3.3%から4.0%に引き上げた。
今後3カ月の物価見通しに関する指標は1月が46.0。
昨年11、12月はそれぞれ45.0、44.7だった。
ラガルド総裁は「大規模な引き締めは必要ない」とコメント。
ドル円は115円台前半。
WTI原油3月物は前日比0.99ドル(1.3%)安の91.32ドル。
一時は92.73ドルに上昇する場面もあった。
ビットコインは8.94%高の4万4279.81ドル。
4週間ぶりの高値水準。
4日は11%上昇していた。
SKEW指数は132.75→129.29→126.25。
恐怖と欲望指数は35→34。

週明けのNYダウは1ドル(0.00%)高の35091ドルと3日ぶりに反発。
高値35325ドル、安値34993ドル。
NASDAQは82ポイント(0.58%)安の14015ポイントと反落。
高値14236ポイント、安値13974ポイント。
S&P500は16ポイント(0.37%)安の4483ポイントと反落。
高値4521ポイント、安値4471イント。
ダウ輸送株指数は21ポイント(0.14%)安の15192ポイントと3日続落。
SOX指数は0.02%安の3452と反落。
VIX指数は22.86。
3市場の売買高は102億株(前日110.0億株、過去20日平均は124億株)。
225先物CME円建ては大証日中比20円安の27200円。
ドル建ては大証日中比5円安の27215円。
ドル円は115.10円。
10年国債利回りは1.919%。
2年国債利回りは1.294%。

「新高値新安値銘柄数拮抗」

週明けの日経平均は寄り付き112円安。
9時台に高値と安値を付けた後は日中値幅は284円。
終値は191円(▲0.70%)安の27248円と反落。
日足は2日ぶりに陰線。
TOPIXは0.24%安と反落。
東証マザーズ指数は2.76%安と3日続落。
日経ジャスダック平均は0.59%安と反落。
東証1部の売買代金は3兆1428億円(前日3兆3078億円)。
値上がり783銘柄(前日1482銘柄)。
値下がり1313銘柄(前日619銘柄)。
新高値38銘柄(前日25銘柄)。
新安値34銘柄(前日30銘柄)。
騰落レシオは88.85(前日94.30)。
NTレシオは14.15倍(前日14.21倍)。
サイコロは6勝6敗で50.0%。
下向きの25日線(27820円)からは▲2.1%(前日▲1.6%)。
19日連続で下回った。
下向きの75日線は28559円。
21日連続で下回った。
下向きの200日線(28620円)からは▲4.8%(前日▲4.2%)。
19日連続で下回った。
上向きの5日線は27308円。
6日ぶりに下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.251%(前日▲11.665%)。
買い方▲12.533% (前日▲12.014%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△5.311%(前日△4.793%)。
買い方▲33.596% (前日▲32.264%)。
空売り比率は46.2%(前日44.5%、18日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は7.9%(前日8.6%)。
日経VIは24.20(前日23.08)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.04倍(前日13.11倍)。
前期基準では18.24倍。
EPSは2089円(前日2093円)。
225のPBRは1.23倍。
BPSは22153円(前日22308円)
日経平均の益回りは7.67%。
10年国債利回りは0.195%。
東証1部全銘柄だと予想PERは14.31倍。
前期基準では20.15倍。
PBRは1.23倍。
東証1部単純平均株価は15円安の2233円。
東証1部売買単価は2314円(前日2436円)。
東証1部時価総額は709兆円(前日711兆円)。
ドル建て日経平均は236.33(前日238.73)。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比20円安の27200円。
高値27350円、安値27070円。
大証先物夜間取引終値は日中比20円安の2720円。
気学では「戻り売りの日。但し急落したら利入れのこと」。
水曜は「押し込み買いの日。逆に高きは吹き値売り方針良し」。
木曜は「押し目買いの日」。
ボリンジャーのマイナス1σが27025円。
マイナス2σが26230円。
明日が「変化日」。

《今日のポイント2月8日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
10年国債利回りは1.919%。
2年国債利回りは1.294%。
ドル円は115円台前半。
SKEW指数は132.75→129.29→126.25。
恐怖と欲望指数は35→34。

(2)ダウ輸送株指数は21ポイント(0.14%)安の15192ポイントと3日続落。
SOX指数は0.02%安の3452と反落。
VIX指数は22.86。
3市場の売買高は102億株(前日110.0億株、過去20日平均は124億株)。
225先物CME円建ては大証日中比20円安の27200円。

(3)東証1部の売買代金は3兆1428億円(前日3兆3078億円)。
新高値38銘柄(前日25銘柄)。
新安値34銘柄(前日30銘柄)。
騰落レシオは88.85(前日94.30)。
NTレシオは14.15倍(前日14.21倍)。
サイコロは6勝6敗で50.0%。

(4)下向きの25日線(27820円)からは▲2.1%(前日▲1.6%)。
19日連続で下回った。
下向きの75日線は28559円。
21日連続で下回った。
下向きの200日線(28620円)からは▲4.8%(前日▲4.2%)。
19日連続で下回った。
上向きの5日線は27308円。
6日ぶりに下回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.251%(前日▲11.665%)。
買い方▲12.533% (前日▲12.014%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△5.311%(前日△4.793%)。
買い方▲33.596% (前日▲32.264%)。

(6)空売り比率は46.2%(前日44.5%、18日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は7.9%(前日8.6%)。
日経VIは24.20(前日23.08)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.04倍(前日13.11倍)。
EPSは2089円(前日2093円)。
BPSは22153円(前日22308円)
日経平均の益回りは7.67%。
10年国債利回りは0.195%。

(8)東証1部単純平均株価は15円安の2233円。
東証1部時価総額は709兆円(前日711兆円)。
ドル建て日経平均は236.33(前日238.73)。

(9)ボリンジャーのマイナス1σが27025円。
マイナス2σが26230円。
明日が「変化日」。

今年の曜日別勝敗(2月7日まで)

月曜3勝1敗
火曜2勝3敗
水曜3勝2敗
木曜1勝4敗
金曜2勝3敗
(櫻井)