白露を通過し重陽の節句も通過。
そして土曜の中秋の満月もきれいでした。
季節感は秋に向かって移動中。
9月は苦月10月は悪魔が棲む月。
そんな記憶は消えて欲しいものです。
9月の金曜ロードショーは「るろうに剣心」と「アダムズファミリー」。
スタジオジブリ特集は8月と1月の風物詩でしかなくなったような印象。
そういえば9月12ー15日がリーマンショックメモリアル。
あれから14年も過ぎました。
場況の奇妙さというのはいろいろあります。
というか面白さとでも言った方が良いかも知れません。
例えば先週水曜の解釈は「SQを控えて売り物優勢」。
しかし木曜は「SQを控えて先物中心に買い物優勢」。
わずか1日で真逆の解釈。
いい加減な解釈の横行でした。
あるいは土曜のNY動向。
「市場参加者が景気見通しへの懸念から目をそらし再び買いを入れた。
あるいはここまのでの過度な売りの反動」。
都合の良い解釈が聞かれました。
過度な売りの反動というならば下落の最中にはどうして「過度な売り」という言葉がなかったでしょう。
それに「目をそらせられるほどの景気見通しへの懸念」だったのかどうか疑問。
高ければ強気、安ければ弱気。
トレンド追随のコメントには辟易することもあります。
そしてその滑稽さが証明されたのは移動平均線の遅行性。
日経平均の5日移動平均は上向きになってきました。
「5日線が上向いたから株高になるのではなく株価が上昇したから上向いた」というのが現実。
「5日線が上向かなければ株価は上がらない」という解説の無意味さはよくわかる状態でした。
日経ヴェリタスの特集は「パーパス経営」。
「志を問う。
企業は何のために存在するのか。
明確なパーパス、理路整然とした戦略、長期的な視点を持つことが今ほど求められていることはない」。
ブラックロックのラリー・フィンクCEOが今年、投資先企業に宛てた書簡の中で言及した言葉。
パーパス経営を実践して成果を挙げることで利益と社会課題の解決を両立できるという願望。
そして中長期で企業価値を大きく高めることができるという幻想。
英日用品大手のユニリーバはパーパス経営に軸足を移し、時価総額をおよそ5年で倍増させました。
ソニーグループは「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というパーパスを発表して以来、時価総額倍増。
本当にパーパスのおかげなのか同課は定かではありません。
しかし幻想チックな言葉で企業の報告書や説明書の多くで「当社のパーパス」のページが増えました。
「仏作って魂入れず」という評価もあります。
そもそもESGなどと一緒で日本企業が江戸時代から「志」をもっていました。
「もったいない」と「世のため」と「志」は西洋のものでなく日本企業の歴史そのもの。
「三方良し」など典型的でしょう。
大学教授が翻訳して紹介すると皆が嬉しがるから不思議なものです。
大福帳の時代に複式簿記を輸入したのとは訳が違う気がします。
「パンパース経営」などと言ったら叱責されそうですが・・・。
反ESGの動きも見え始めました。
例えば・・・。
ESGに批判的な投資家として知られる米物言う株主のビベック・ラマスワミー氏。
石油メジャーのシェブロンに対して今後10年でより多くの化石燃料を生産するように求めたとの報道。
ラマスワミー氏は自身が立ち上げた運用会社ストライブ・アセット・マネジメントのを通じてシェブロンに投資しています。
米原油先物相場は6月前半の直近ピークから3割ほど下落。
にもかかわらず、業種別エネルギー株はここ2カ月ほど上昇基調。
「エネルギー企業には収益の上振れ期待も高まっている」という見方。
二酸化炭素の排出量が多いエネルギー産業や軍事的緊張の高まりが商機につながる防衛産業。
ここ数年、ESGを重視する投資家から敬遠されてきました。
しかし「これらのセクターを保有していないことがESGファンドの成績不振に拍車をかけた」との声。
「投資の理念と運用成績のバランスをどう取るのか」。
妙に響く記事です。
日経平均の除数は28.373(21年10月1日)
日経平均構成銘柄の合計が28円動くと日経平均が1円動きます。
NYダウの除数は0.147(2019年時点)
NYダウ構成銘柄の合計が1ドル動くとNYダウは約7ドル動きます。
因みにTOPIXの基準。
1968年1月4日の東京証券取引所で記録された「時価総額8兆6020億5635万1154円」が基準指数100。
それ以降の東証1部上場企業の全銘柄の時価総額を指数化したもの。
従って現在の指数用時価総額÷1968年の時価総額×100=TOPIX
東証1部の指数用株式=東証1部の各銘柄の指数用上場株式×浮動株比率
固定株を含めた時価総額で計算してしまうと、実際の市場規模よりも過大評価することになってしまいます。
そのため、浮動株比率を乗じて修正されます。
TOPIXは2006年から浮動株のみを基準とする指標となりました。
以下は今朝の場況。
↓
「4日続伸」
週明けのNY株式市場で主要3指数は大幅に4日続伸。
「ドル高の一服で外需企業の収益悪化懸念が薄れたことを好感。
CPIがインフレピークアウトを示すとの期待が買いを支えた」との解釈。
NYダウは4日続伸で約1240ドル上昇。
8月中旬高値からの下落幅の約4割を戻した。
8月のCPIは市場予想平均で前年同月比8%上昇。
7月(8.5%上昇)から8.1%に鈍化する見込み。
前月比では小幅の低下予想。
アップルが4%高。
シェブロン、キャタピラー、アメリカン・エキスプレスが上昇。
ブリストル・マイヤーズ・スクイブは3.1%高。
国債利回りは小幅上昇。
10年国債利回りは3.357%。
2年国債利回りは3.575%。
ドル円は142円台後半。
WTI原油先物10月限は前日比0.99ドル(1.1%)高の87.78ドル。
ビッドコインは2.69%安の22422ドル。
イーサリアムは2.3%安の1726ドル。
SKEW指数は119.08→119.66→121.06。
恐怖と欲望指数は44→48。
週明けのNYダウは229ドル(0.71%)高の32381ドルと4日続伸。
高値32504ル、安値32159ドル。
サイコロは6勝6敗。
合計1240ドル余りの上昇幅。
NASDAQは154ポイント(1.27%)高の12266ポイントと4日続伸。
高値12270ポイント、安値12169ポイント。
サイコロは5勝7敗。
4日合計721ポイントの上場幅。
その前の7日続落での下落幅は約1095ポイント。
S&P500は43ポイント(1.06%)高の4110ポ゚イントと4日続伸。
高値4076ポイント、安値4022ポイント。
サイコロは6勝6敗。
4日合計の上昇幅は約207ポイント。
ダウ輸送株指数は191ポイント(1.36%)高の14252ポイントと3日続伸。
SOX指数は0.34%高の2731ポイントと4日続伸。
VIX指数は23.87と上昇。
3市場の合算売買高は96.31億株(前日99.1億株。過去20日平均は102.2億株)。
225先物CME円建ては大証日中比70円高の28330円。
ドル建ては大証日中比115円高の28375円。
ドル円は142.84円。
10年国債利回りは3.357%。
2年国債利回りは3.575%。
「空売り比率39.5%で3空」
月曜の日経平均は寄り付き269円高。
終値は327円(△1.16%)高の28542円と3日続伸。
日足は3日連続で陽線。
先週月曜にあけたマドは28608円ー28179円は埋めた。
先週木曜にあけたマド27906円ー27832円は埋めた。
木曜に下であけたマドは27546円ー27718円。
金曜にあけたマドは28083円ー28091円。
月曜にあけたマドは28286円ー28483円。
合わせて3空。
SQ値28253円に対しては1勝1敗。
TOPIXは14.69ポイント(△0.75%)高の1980ポイントと3日続伸。
日銀は6月19日以来59日間ETFを買っていない。
プライム市場指数は7.59ポイント(△0.75%)高の1018.98と3日続伸。
東証マザーズ指数は1.70%高の753.90と3日続伸。
プライム市場の売買代金は2兆1700億円(前日は3兆1436億円)。
値上がり1259銘柄(前日1205銘柄)。
値下がり488柄(前日535銘柄)。
新高値148銘柄(前日116銘柄)。
2日連続で3ケタ。
新安値2銘柄(前日5銘柄)。
日経平均の騰落レシオは101.37(前日102.15)。
NTレシオは14.41倍(前日14.35倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
上向きの25日線(28284円)からは△0.91%(前日▲0.19%)
11日ぶりに上回った。
上向きの75日線は27477円。
40日連続で上回った。
横這いの200日線(27444円)からは△4.00%(前日△2.78%)。
2日連続で上回った。
上向きの5日線は27975円。
5日線が上向いたから株高になるのではなく株価が上昇したから上向いた。
3日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.015%(前日▲13.544%)
買い方▲6.896%(前日▲7.369%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲15.602%(前日▲14.795%)。
買い方▲22.251% (前日▲23.789%)。
空売り比率は39.5%(前日48.4%。18日ぶりで40%割れ)。
空売り規制なしの比率6.3%(前日11.3%)。
今回も10%超はほぼ限界値だった。
日経VIは19.15(前日19.49)。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.92倍(前日12.83倍)。
16日連続で12倍台。
前期基準では13.53倍。
EPSは2209円(前日2199円)。
225のPBRは1.17倍。
BPSは24394円(前日24194円)。
10年国債利回りは0.240%。
プライム市場の予想PERは13.86倍。
前期基準では14.55倍。
PBRは1.20倍。
プライム市場の予想益回りは7.21%。
配当り利回り(加重平均)は2.44%。
プライム市場の単純平均は20円高の2531円。
プライム市場の売買単価は2566円(前日2565円)。
プライム市場の時価総額は719兆円(前日714兆円)。
ドル建て日経平均は198.94(前日197.15)と3日続伸。
8日連続200ドル割れ。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比70円高の28330円。
高値28435円、安値27195円。
大証先物夜間取引終値は日中比100円高の2836円。
9月の権利配当落ち分は日経平均で224円。
(TOPIXでは19.6ポイント)。
現物はまだ配当落ちしていないので224円の逆ザヤ。
気学では「初め安いと後高の日。悪目買い方針良し」。
水曜は「下寄り買い。但し突飛高は利入れ方針。飛付警戒」。
木曜は「先日来高かりし時は反落する日」。
金曜は「変化注意日にして不時安を見ることあり」。
ボリンジャーのプラス1σが28772円。
プラス2σが29261円。
先週末から始まった水星の逆行は10月2日に終わる。
今週末のNYはクワドラブルウイッチング(メジャーSQ)。
《今日のポイント9月13日》
(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は大幅に4日続伸。
10年国債利回りは3.357%。
2年国債利回りは3.575%。
ドル円は142円台後半。
SKEW指数は119.08→119.66→121.06。
恐怖と欲望指数は44→48。
(2)ダウ輸送株指数は191ポイント(1.36%)高の14252ポイントと3日続伸。
SOX指数は0.34%高の2731ポイントと4日続伸。
VIX指数は23.87と上昇。
3市場の合算売買高は96.31億株(前日99.1億株。過去20日平均は102.2億株)。
225先物CME円建ては大証日中比70円高の28330円。
(3)プライム市場の売買代金は2兆1700億円(前日は3兆1436億円)。
値上がり1259銘柄(前日1205銘柄)。
値下がり488柄(前日535銘柄)。
新高値148銘柄(前日116銘柄)。
2日連続で3ケタ。
新安値2銘柄(前日5銘柄)。
日経平均の騰落レシオは101.37(前日102.15)。
NTレシオは14.41倍(前日14.35倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
(4)上向きの25日線(28284円)からは△0.91%(前日▲0.19%)
11日ぶりに上回った。
上向きの75日線は27477円。
40日連続で上回った。
横這いの200日線(27444円)からは△4.00%(前日△2.78%)。
2日連続で上回った。
上向きの5日線は27975円。
5日線が上向いたから株高になるのではなく株価が上昇したから上向いた。
3日連続で上回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.015%(前日▲13.544%)
買い方▲6.896%(前日▲7.369%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲15.602%(前日▲14.795%)。
買い方▲22.251% (前日▲23.789%)。
(6)空売り比率は39.5%(前日48.4%。18日ぶりで40%割れ)。
空売り規制なしの比率6.3%(前日11.3%)。
今回も10%超はほぼ限界値だった。
日経VIは19.15(前日19.49)。
(7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.92倍(前日12.83倍)。
EPSは2209円(前日2199円)。
BPSは24394円(前日24194円)。
10年国債利回りは0.240%。
(8)プライム市場の単純平均は20円高の2531円。
プライム市場の時価総額は719兆円(前日714兆円)。
ドル建て日経平均は198.94(前日197.15)と3日続伸。
8日連続200ドル割れ。
(9)ボリンジャーのプラス1σが28772円。
プラス2σが29261円。
先週末から始まった水星の逆行は10月2日に終わる。
今週末のNYはクワドラブルウイッチング(メジャーSQ)。
今年の曜日別勝敗(9月12日まで)
↓
月曜17勝16敗
火曜18勝17敗
水曜18勝16敗
木曜19勝15敗
金曜19勝15敗
(櫻井)。