「PBR1倍割れ1800社。
東証、改善策の開示要請」との見出し。
資本コストや市場での評価を認識するように要請する方向ということ。
プライム市場とスタンダード市場の約半分の企業への要請となります。
PBR1倍割れ企業については「割安」というのが市場の認識でした。
しかし「PBR1倍割れにはそれなりの理由や瑕疵がある」というのが本来の見解。
ようやくPBR1倍割れが「割安」ではなく「克服すべき課題」となりましたた。
困るのは当該上場企業。
「一体何をどう改善するのか」は悩ましい課題。
大日本印刷のようにROEを高める、自社株買いをするなどと網羅的に発表する銘柄は多いでしょう。
しかし、例えば自社株買いが本当に改善策なのだろうか。
小手先に見れば間違いなく株価と株主対策です。
ただここで登場する疑問は「上場の意味」だ。
資金調達の場としての市場であるのに、利益で自社株を買うというのが果たして成長につながるのでしょうか。
むしろ小手先の対策よりも未来像を明確することが大切だと思います。
時価会計基準の導入で含み益は白日の下にさらされました。
今度は配当などでさらに企業利益を収奪する方向。
必ずしも欧米だけが正しいわけでないでしょう日本的基準が必要だとも言えます。
29日日経朝刊の左肩の特集は「テキサスは訴える」。
登場したのはテキサス州の会計監督官グレン・ハガー氏。
「ESGは庭先をきれいにするだけのウソ。
金融機関は国民に対して正直ではない」。
そして「グリーンハッシング」の言葉。
企業が環境アピールを控え始めた風潮を示しているという指摘でした。
もう一人登場した人物は著名投資家のハワード・マークス氏。
「企業は世界の住民に対して責任がある」。
ROEばかり追いかける株主第一主義との決別を訴えているという話。
「利益を社会や環境へ向かわせるESG主義は、もうけ過ぎにブレーキをかけつつ、
世間にくすぶる不満を鎮める。
そんな深謀遠慮がESGマネーというフェアネス(公正さ)を膨らませる」。
この解釈はすごく首肯できました。
視点をそらせて不満を和らげる手段というのはよくある話。
ESGもさるおkとながら、SDGバッジをつけている海外投資家に出会ったことがないというのも現実です。
以下は今朝の場況。
↓
「原油高を好感しインフレを警戒」
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃ってマチマチの展開。
NYダウとS&P500は4日続伸。
NYダウは約1ヵ月半ぶりの高値水準を回復。
「OPECプラス」が予想外の追加減産を表明したことを受け、エネルギー株が上昇。
ただ、原油価格が押し上げられるとの見方から、インフレを巡る懸念が再燃した格好。
一方、第1四半期のEV世界販売台数が市場予想を下回ったことを受け、テスラが6.1%急落。
マイクロン・テクノロジーも軟調。
NASDAQは4日ぶりに反落。
医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループが4.6%高。
ISM製造業総合指数は46.3。
2020年5月以来、2年10カ月ぶりの低水準となった。
市場予想は47.5。
2月は47.7だった
2月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.1%減少。
住宅ローン金利の上昇を背景に一戸建て住宅への投資が引き続き減少した。
FRBが5月2日─3日FOMC0.25%利上げを行う可能性は31日の48.4%→59.7%に上昇。
年内に利下げが実施される可能性も上昇した。
FF金利先物市場では、5月に同金利が4.973%になることを織り込んでいる。
一方、12月には4.316%までの利下げを織り込んでいる。
10年国債利回りは3.415%。
2年国債利回りは3.969%。
ドル円は132円台前半。
WTI原油先物5月限は前日比4.75ドル(6.3%)高の80.42ドル。
一時2カ月ぶりの高値を付ける場面があった。
SKEW指数は126.31→125.85→126.91。
恐怖と欲望指数は58→61(3月15日が22)。
週明けのNYダウは327ドル(0.98%)高の33601ドルと4日続伸。
高値33632ドル、安値33245ドル。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは125.30%(前日122.32%)。
NASDAQは32ポイント(0.27%)安の12189ポイントと4日ぶりに反落。
高値12196ポイント、安値12086ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは91.42%(前日93.03%)。
S&P500は15ポイント(0.37%)高の4124ポイントと4日続伸。
高値4110ポイント、安値4056ポイント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは112.37%(前日113.99%)。
ダウ輸送株指数は157ポイント(1.019%)安の14281ポイントと7日ぶりに反落。
SOX指数は30ポイント(0.94%)安の3200ポイントと4日ぶりに反落。
VIX指数は18.55と低下。
NYSE出来高は9.95億株(前日12.34億株)。
3市場合算出来高は109億株(前日119.8億株、直近20日平均は127億株)。
シカゴ225先物円建ては大証日中比45円安の28205円。
ドル建ては大証日中比20ポイント高の28270円。
ドル円は132.41円。
10年国債利回りは3.415%。
2年国債利回りは3.969%。
「新高値217銘柄」
週明けの日経平均は寄り付き162円高。
終値は146円(△0.52%)高の28188円と続伸。
日足は2日ぶりに陰線。
TOPIXは14.18ポイント(△0.71%)高の2017ポイントと続伸。
プライム市場指数は7.35ポイント高の1038.16と続伸。
9日連続で1000ポイント超。
東証マザーズ指数は13.33ポイント(△1.78%)高の762.78と4日続伸。
プライム市場の売買代金は2兆8278億円(前日は3兆7422億円)。
値上がり1448銘柄(前日1279銘柄)。
値下がり341銘柄(前日477銘柄)。
新高値217銘柄(前日72銘柄)。
昨年来高値→年初来高値に変更されたことで増加した。
新安値7銘柄(前日5銘柄)。
プライム市場の騰落3シオは122.91(前日121.72)。
NTレシオは13.97倍(前日14.00倍)。
3日ぶりに13倍台。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
TOPIXは7勝5敗で58.33%。
マザーズ指数は8勝4敗で66.66%。
上向きの25日線(27692円)からは△1.79%(前日△1.37%)。
4日連続で上回った。
上向きの75日線は27221円。
8日連続で上回った。
横這いの200日線(27360円)からは△3.03%(前日△2.49%)。
9日連続で上回った。
上向きの5日線は27882円。
9日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.878%(前日▲11.850%)
買い方▲7.449%(前日▲8.205%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.336%(前日▲6.577%)。
買い方▲21.891% (前日▲22.732%)。
空売り比率は43.4%(前日47.1%、15日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は7.6%(前日9.0%)。
2日連続で1ケタ。
日経VIは17.08(前日16.66)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.53倍(前日13.23倍)。
4日連続で13倍台。
前期基準では14.04倍。
EPSは2083円(前日2119円)。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.21倍(前日1.18)。
BPSは23295円(前日23763円)。
10年国債利回りは0.365%(前々日0.320%)。
日経平均の予想益回りは7.39%。
予想配当り利回りは2.26%。
プライム市場の予想PERは14.23倍。
前期基準では14.26倍。
PBRは1.20倍。
プライム市場の予想益回りは6.97%。
配当利回り加重平均は2.49%。
プライム市場の単純平均は19円高の2435円。
プライム市場の売買単価は2396円(前日2625円)。
プライム市場の時価総額は723兆円(前日718兆円)。
ドル建て日経平均は211.08(前日210.97)と続伸。
58日連続で200ドル台。
週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比45円安の28205円。
高値28275円、安値28040円。
大証先物夜間取引終値は日中比40円安の28210円。
気学では火曜は「戻り売り方針の日」。
水曜は「下げ続けて来た時は底入れとなる」。
木曜は「強象日。押し目買い」。
金曜は「前日来高きは吹き値売り方針が良い」。
ボリンジャーのプラス1σが28134円。
プラス2σが28576円。
プラス3シグマが29018円。
マイナス1σが27250円。
《今日のポイント4月4日》
(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃ってマチマチの展開。
NYダウとS&P500は4日続伸。
NYダウは約1ヵ月半ぶりの高値水準を回復。
NASDAQは4日ぶりに反落。
10年国債利回りは3.415%。
2年国債利回りは3.969%。
ドル円は132円台前半。
WTI原油先物5月限は前日比4.75ドル(6.3%)高の80.42ドル。
一時2カ月ぶりの高値を付ける場面があった。
SKEW指数は126.31→125.85→126.91。
恐怖と欲望指数は58→61(3月15日が22)。
(2)ダウ輸送株指数は157ポイント(1.019%)安の14281ポイントと7日ぶりに反落。
SOX指数は30ポイント(0.94%)安の3200ポイントと4日ぶりに反落。
VIX指数は18.55と低下。
NYSE出来高は9.95億株(前日12.34億株)。
3市場合算出来高は109億株(前日119.8億株、直近20日平均は127億株)。
シカゴ225先物円建ては大証日中比45円安の28205円。
(3)プライム市場の売買代金は2兆8278億円(前日は3兆7422億円)。
値上がり1448銘柄(前日1279銘柄)。
値下がり341銘柄(前日477銘柄)。
新高値217銘柄(前日72銘柄)。
昨年来高値→年初来高値に変更されたことで増加した。
新安値7銘柄(前日5銘柄)。
プライム市場の騰落3シオは122.91(前日121.72)。
NTレシオは13.97倍(前日14.00倍)。
3日ぶりに13倍台。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
(4)上向きの25日線(27692円)からは△1.79%(前日△1.37%)。
4日連続で上回った。
上向きの75日線は27221円。
8日連続で上回った。
横這いの200日線(27360円)からは△3.03%(前日△2.49%)。
9日連続で上回った。
上向きの5日線は27882円。
9日連続で上回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.878%(前日▲11.850%)
買い方▲7.449%(前日▲8.205%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.336%(前日▲6.577%)。
買い方▲21.891% (前日▲22.732%)。
(6)空売り比率は43.4%(前日47.1%、15日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は7.6%(前日9.0%)。
2日連続で1ケタ。
日経VIは17.08(前日16.66)。
2月16日の安値は14.63。
(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.53倍(前日13.23倍)。
4日連続で13倍台。
前期基準では14.04倍。
EPSは2083円(前日2119円)。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.21倍(前日1.18)。
BPSは23295円(前日23763円)。
10年国債利回りは0.365%(前々日0.320%)。
(8)プライム市場の単純平均は19円高の2435円。
プライム市場の時価総額は723兆円(前日718兆円)。
ドル建て日経平均は211.08(前日210.97)と続伸。
58日連続で200ドル台。
(9)ボリンジャーのプラス1σが28134円。
プラス2σが28576円。
プラス3シグマが29018円。
マイナス1σが27250円。
今年の曜日別勝敗(4月3日まで)
↓
月曜7勝5敗
火曜7勝4敗
水曜9勝4敗
木曜5勝7敗
金曜9勝4敗
(櫻井)。