相場の悪い時は思索の時間。
その先の相場の良い時に備える時間。
でも相場の悪い時に相場を考える人は少ないもの。
人が努力していない時に努力することはきっと勝利への道なのですが・・・。
野球の選手だって関取だって毎日練習していないとナマってしまいます。
株も一緒。
NY市場につられて雇用統計やISM製造業景況感で右往左往していたころが懐かしく感じられる今日この頃。
経済指標にも人気の高低や浮沈があるもの。
逆に言えば「絶対の経済指標などない」ということ。
脚光と日陰の繰り返しとでも言えるでしょう。
株価を動かす窮境は「欲望」。
どんなに綺麗ごとを並べてもこれは事実。
経団連は「インパクト投資」促進のための指標をまとめました。
見返りを求めない「寄付」ではなく、配当などで収益を確保するための指標だそうです。
「社会に貢献する企業への投資」。
聞こえは良いですが、逆に考えれば「投資や投機の免罪符」にも思えてきます。
生産性、業務効率、エネルギー効率はまだわかるところ。
雇用の創出やサイバー攻撃予防件数もなんとなくわかります。
労災や交通事故、疾病での死亡者数、健康寿命と平均寿命の差、バリアフリー工事件数。
こうなるとだんだんわからなくなってきます。
34項目の「ヘルスケア」と34項目の「レジリエンス(復元力)」。
ESGとかSDGsの延長線での学問チックな分析指標。
それで本当に日本企業の実力は高まるのでしょうか。
「見知らぬ場所に遭遇したい」というのが「儲けたい」に加えわる市場参加者の思い。
見たことのない世界に行ってみたいということ。
株価が上でも下でも未体験ゾーンが魅力なのでしょう。
実社会ではなかなか体験できないことを株式を通して体験したい感覚。
ある意味人生の代替みたいな部分もあります。
それは株価だけでなく株価材料も同様。
「がんが治る。空飛ぶ自動運転車。宇宙への旅立ち。AIが何でも解決。
そしてVRやARの世界。メタバース」。
相場の歴史はあまたの夢を先取りして実現してきました。
この先もきっとそうでしょう。
そういう実体験や志がないと「株は上がったら売りましょう。下がったら警戒しましょう」。
そんな詭弁チックな解析しか聞こえなくなってくるでしょう。
言い換えれば「相場は欲と志が交錯して形成されている」。
業界の先輩から頂戴したものすごく格好良かったメール。
「来年は古希を迎える節目でもあり、今回卒業することにしました。
メールの配信も、本日を最後にしようと思います。
平均寿命を考えると、後15年ほどありますが、これからは終活を意識して、
穏やかに過ごしたいと考えています」。
去り際の美学満載。
見習いたものですが、まだ世俗の邪念が邪魔するようです。
個人的には「ダミ声になったり声がかすれてきたとき」。
そして「周囲に憐れみを持たれたとき。
僻みっぽくなった時。
頑固になって自説に固執して繰り返すようになった時。
究極は、言っていることに意味不明なことが多くなった時」。
そうなったらスパッと市場関係者を引退しようと思います。
周囲から言ってもらわない限り自分ではわからないのかも知れません。
確かに「花は桜木、人は武士」と言う言葉はありますが・・・。
そういえば、引退を表明した時の加藤一二三・九段の言葉。
「将棋は戦いであると同時に人に感動を与える芸術」。
これは株の世界でも通用するに違いない。
「株は戦いであると同時に人に感動を与える芸術」。
結構シックリします。
その加藤九段。
最終局は負けたましたが枯淡の境地の引退劇ではありませんでした。
「勝つことしか考えないという棋界きっての個性派らしい終局だった」。
「喜寿を過ぎ、尽きぬ勝利への思い。誰が真似できよう」と評されていました。
ある時岡山県津山で出会った当時90代の投資家さん。
「若者が将棋で連勝しているだろ。ワシも今年は連勝記録を目指すんじゃ」。
この言葉が甦ってきました。
以下は今朝の場況。
↓
「年初来安値更新」
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って4日続落で年初来安値を更新。
NYダウは876ドル安。
8日に29ドル安、9日に638ドル安、10日に880ドル安。
3営業日連続で500ドル超下げたのは史上初。
3日間合計の下落幅は2394ドル。
3日間の下落幅としては2020年6月11日までの3日続落(2444ドル)以来2年ぶりの大きさ。
4日間では2663ドル下落となった。
S&Pは過去3カ月で最長の下げ。
1月3日に付けた終値ベースの最高値(4796)から21.8%下落し弱気相場入り。
10年債利回りが2011年以来の高水準を記録。
アップル、マイクロソフト、アマゾンなど大型成長株が売られた。
10年国債利回りは3.361%。
一時3.44%と2011年以来の高水準を付けた。
2年国債利回りは3.366%。
一時は3.41%と07年111月以来の高水準を付けた
10年債利回りを上回る「逆イールド」が再び発生。
発生は4月上旬以来。
逆イールドは景気後退の予兆とされる。
30年債利回りは3.354%。
ドル円は134円台半ば。
WTI原油7月物は前日比0.26ドル(0.21%)高の1バレル=120.93ドル。
ビットコインは20.0%安の2万3350.5ドル。
一日の下落としては約2年ぶりの大きさ。
SKEW指数は119.13→120.66→121.64→124.14。
恐怖と欲望指数は28→17。
週明けのNYダウは876ドル(2.79%)安の30516ドルと4日続落。
高値31144ドル、安値30373ドル。
下落幅は一位j1000ドルを超えた場面があった。
サイコロは5勝7敗。
NASDAQは530ポイント(3.88%)安の10809ポイントと4日続落。
高値11071ポイント、安値10775ポイント。
サイコロは5勝7敗。
S&P500は151ポイント(3.88%)安の3749ポイントと4日続落。
高値2828ポイント、安値3734ポイント。
サイコロは5勝7敗。
ダウ輸送株指数は405ポイント(3.03%)安の12963ポイントと4日続落。
SOX指数は5.61%安の2673ポイントと4日続落。
VIX指数は34.02。
一時35.05まで上昇し、5月9日以来の高水準を付けた。
3市場の売買高は149.8億株(前日は126.2億株、直近20日平均119.5億株)。
225先物CME円建ては大証日中比465円安の26375円。
ドル建ては大証日中比390円安の276450円。
ドル円は134.40円。
10年国債利回りは3.361%。
2年国債利回りは3.366%。
「マドだらけで2空」
週明けの日経平均は寄り付き455円安。
終値は836円(▲3.01%)安の26887円と大幅続落。
5月27日以来約半月ぶりの安値水準。
下落幅は1月27日(841円03銭安)以来の大きさ。
1月6日(844円)1月27日(841円)に続き今年3度目の下落幅。
円相場は1ドル=135円台前半に下落。
こちらは1998年4月以来の円安・ドル高水準。
日足は2日連続で陰線。
「27795円ー28389円」にマド。
下は「27482円ー27614円」にマド。
下のマドは埋めた。
新たなマドは27795円ー27389円。
これで「2空」
SQ値28122.81円は上回れず「幻」で2敗。
TOPIXは42.03ポイント(▲2.16%)安の1901ポイントと3日続落。
前場のTOPIXは2.01%安の1904.05ポイント。
日銀は701億円のETFを買い入れた。
5月19日以来で今年に入って7回目。
プライム市場指数は21.67ポイント(▲2.17%)安の978.07と3日続落。
東証マザーズ指数は4.83%安の653.98と続落。
プライム市場の売買代金は2兆8955億円(前日は3兆1450億円)。
値上がり332銘柄(前日176銘柄)。
値下がり1457銘柄(前日1634銘柄)。
新高値24銘柄(前日42銘柄)。
新安値79銘柄(前日20銘柄)。
日経平均の騰落レシオは100.76(前日99.58)。
NTレシオは14.20倍(前日14.32倍)。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
上向きの25日線(27042円)から▲0.20%(前日△2.99%)。
21日ぶりに下回った。
横這いの75日線は26856円。
11日連続で上回った。
横這いの200日線(27941円)からは▲3.41%(前日▲0.43%)。
2日連続で下回った。
下向きの5日線は27847円。
2日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.453%(前日▲12.359%)
買い方▲10.804%(前日▲8.551%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.550%(前日▲7,144%)。
買い方▲30.232% (前日▲27.598%)。
空売り比率は46.0%(前日45.2%。3月24日から53日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は9.2%(前日8.9%)。
日経VIは25.79(前日21.27)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.04倍(前日13.35倍)。
11日連続で13倍台。
前期基準では13.14倍。
EPSは2069円(前日2084円)。
225のPBRは1.17倍。
BPSは23066円(前日23186円)
日経平均の益回りは7.67%。
10年国債利回りは0.255%。
プライム市場の予想PERは13.67倍。
前期基準では13.94倍。
PBRは1.18倍。
プライム市場の単純平均は48円安の2391円。
プライム市場の売買単価は2376円(前日2471円)。
プライム市場の時価総額は689兆円(前日704億円)。
6日ぶりに700兆円割れ。
ドル建て日経平均は200.31(前日207.99)。
5月12日が198.62。
週明けのシカゴ225先物円建て終値は大証日中比465円安の26375円。
高値27280円、安値26310円。
大証先物夜間取引終値は日中比440円安の26400円。
気学では「強象日。押し目買い方針良し」。
水曜は「変化日にして後場にかけ良く動く日」。
木曜は「逆張りの日。前後場仕成を異にする」。
金曜は「押し目買い方針の日。但し急伸高は利入れ良し」。
ボリンジャーのプラス1σが27704円。
マイナス1σが26380円。
マイナス2σが25719円。
一目均衡の雲の上限が26991円。
下限が26510円。
11日ぶりに雲の中。
《今日のポイント6月14日》
(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って4日続落で年初来安値を更新。
10年国債利回りは3.361%。
2年国債利回りは3.366%。
10年債利回りを上回る「逆イールド」が再び発生。
30年債利回りは3.354%。
ドル円は134円台半ば。
SKEW指数は119.13→120.66→121.64→124.14。
恐怖と欲望指数は28→17。
(2)ダウ輸送株指数は405ポイント(3.03%)安の12963ポイントと4日続落。
SOX指数は5.61%安の2673ポイントと4日続落。
VIX指数は34.02。
一時35.05まで上昇し、5月9日以来の高水準を付けた。
3市場の売買高は149.8億株(前日は126.2億株、直近20日平均119.5億株)。
225先物CME円建ては大証日中比465円安の26375円。
(3)プライム市場の売買代金は2兆8955億円(前日は3兆1450億円)。
値上がり332銘柄(前日176銘柄)。
値下がり1457銘柄(前日1634銘柄)。
新高値24銘柄(前日42銘柄)。
新安値79銘柄(前日20銘柄)。
日経平均の騰落レシオは100.76(前日99.58)。
NTレシオは14.20倍(前日14.32倍)。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
(4)上向きの25日線(27042円)から▲0.20%(前日△2.99%)。
21日ぶりに下回った。
横這いの75日線は26856円。
11日連続で上回った。
横這いの200日線(27941円)からは▲3.41%(前日▲0.43%)。
2日連続で下回った。
下向きの5日線は27847円。
2日連続で下回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.453%(前日▲12.359%)
買い方▲10.804%(前日▲8.551%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.550%(前日▲7,144%)。
買い方▲30.232% (前日▲27.598%)。
(6)空売り比率は46.0%(前日45.2%。3月24日から53日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は9.2%(前日8.9%)。
日経VIは25.79(前日21.27)。
(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.04倍(前日13.35倍)。
EPSは2069円(前日2084円)。
225のPBRは1.17倍。
BPSは23066円(前日23186円)
日経平均の益回りは7.67%。
10年国債利回りは0.255%。
(8)プライム市場の単純平均は48円安の2391円。
プライム市場の時価総額は689兆円(前日704億円)。
6日ぶりに700兆円割れ。
ドル建て日経平均は200.31(前日207.99)。
5月12日が198.62。
(9)ボリンジャーのプラス1σが27704円。
マイナス1σが26380円。
マイナス2σが25719円。
一目均衡の雲の上限が26991円。
下限が26510円。
11日ぶりに雲の中。
今年の曜日別勝敗(6月13日まで)
↓
月曜10勝11敗
火曜12勝10敗
水曜13勝8敗
木曜10勝12敗
金曜11勝10敗
今年のFOMC前後の株価。
↓
★1月25ー26日
直前安値 33876ドル(1月25日:6日続落)
FOMC当日 34168ドル
その後の高値 35679ドル(2月2日)35800ドル(2月10日)
★3月15ー16日
直前安値 32828ドル(14日)
FOMC当日 34063ドル
その後の高値 34755ドル(3月18日)35372ドル(3月29日)
★5月3ー4日
直前安値 32449ドル(5月2日)
FOMC当日 34061ドル。
その後の安値 31228ドル(5月12日:6日続落8週連続週足陰線)
(櫻井)。